岡本太郎展、はじまります。
2013.04.03 10:50
言わずと知れた日本の現代美術のパイオニア、岡本太郎の作品を展示する、その名も「岡本太郎展」がはじまります。
「太陽の塔」は言わずもがなですが、渋谷駅にある巨大な作品「明日の神話」は、一昨年、アーティスト集団Chim↑Pomが、福島原発をイメージさせる絵を付け足した行為が話題になり、若い人にとっても未だ記憶に新しいところではないでしょうか。
絵画、彫刻から、パブリックアート、プロダクトデザイン、文筆業まで、その活躍っぷりが多岐に渡る岡本太郎の創作は、今日も人々に多大な影響を与え続けています。1970年以降、彼の作品には宇宙と人間とを結びつける穴としての顔や眼のモチーフが頻繁に登場し、作品中の眼が岡本太郎自身の眼と一体化して表されるようになったと言われています。
本展ではそんな顔や眼のモチーフを中心に制作した、約30点のリトグラフ、エッチングや復刻家具等を展示。「芸術は大衆のもの」と説く岡本太郎の思想を表したともいえる版画・プロダクト作品。ぜひ会場で確認してください。
Text_Jun Nakada
岡本太郎展
日程:2013年4月10日(水)〜4月29日(月・祝)
場所:8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8階
電話:03-6434-1493
営業時間:11:00ー20:00
展覧会期中無休
入場無料