Creed Weekly Journal #4 COLLECTORS
2013.04.08

革を中心とした素材のクオリティの高さと、シンプルで汎用性の高いデザイン、そして小慣れたプライスと、三拍子揃ったプロダクトブランド〈クリード(Creed)〉。全国各地、数多のショップから支持を受けている中、今季は4つのセレクトショップと特に熱心な取り組みをしています。その中で産まれたアイテムを週替わりで紹介していく本企画。まずは「アメリカンラグ シー(AMERICAN RAG CIE)」からどうぞ!
Photo_Kentaro Oshio
Edit_Ryo Komuta
バイヤーに訊くCreedの魅力とは。
-まず「アメリカンラグ シー」で〈クリード〉を取り扱うようになったのはいつからですか?
バイヤー藤原昌和氏(以下藤原、敬称略): 2012年の秋冬シーズンからですね。まずは財布から取り組みをスタートさせていただきました。
-最初から別注での展開という形だったんですか?
藤原: そうですね。
-〈クリード〉のどのあたりに魅力を感じたのでしょうか?
藤原: とにかく"作り"ですね。それと"素材の良さ"。この二点は、他の色々なブランドを見てきた中でも、率直にかなりいいなという印象を持ちました。あとは、デザインについてなんですが、"寄りすぎてない"んです。
-というと?
藤原: いわゆるアメカジっぽいというか、ちょっと土臭い方向にも寄りすぎてないですし、かといってモードすぎることもない、"ちょうどいいデザイン"だなというのが特に気に入ったポイントですね。ウチで取り扱っている他のプロダクトを見ると、どちらかに寄っているものが多かったので、そんな中〈クリード〉のアイテムは、シンプルで今の気分に合うのかなと思いました。
長財布¥23,100、二つ折り財布 ¥18,900
-今回、コラボレーションしたアイテムについて、それぞれのこだわり、ポイントを教えて下さい。
藤原: まず、財布ですが、元々はウォレットチェーンの金具が付いていたり、あとはライニングにチェックの柄が使われていたりしたんですけど、そのあたりがウチのイメージ的には少しカジュアル過ぎるかなという感じがしました。ですので、〈クリード〉の魅力を活かしつつ、極力シンプルにしようというのがアレンジのポイントです。金具は無くして、ライニングは単色にしています。それと、ジップには上品で風格のある〈YKK〉の「エクセラ(EXCELLA)」のものを使っています。
-お客さんの反応はいかがですか?
藤原: 今までウチで扱ってきた財布が、かなりカジュアルに特化したものが多かった中で、この表革の少しすっきりとした雰囲気は新鮮ですね。あとは、長財布自体を取り扱うのがかなり久しぶりなんです。長財布がトレンドになり始めてからは初めてです。なので、タイミングも良くてすぐにいい反応がありました。
-やっぱり今、長財布はキテるんですね。
藤原: そうですね。長財布で、このラウンドのジップっていうのは、ひとつポイントだと思います。
-「アメリカンラグ シー」だと、若いお客さんも多いかと思いますが、長財布に興味を持たれる方の年齢層ってどれくらいなんでしょう?
藤原: お店のスタッフに聞くと、実際に購入に至るのは20代後半が多いみたいなんですが、でももっと若い子たちも、長財布を探してるっていう話は聞きますね。
-鞄の方はどこをアレンジしているんでしょうか?
藤原: 形自体は変えてないんですけど、素材を載せかえています。通常ですと艶があって、かなりオイルを含んでいるものだったんですが、そこをウチの雰囲気に合うようにマットな質感で小シボの革に変更することで、カジュアル感を演出しています。あとは、中のパッドケースも無地だったんですが、今のトレンドであるバイカラーに変更しています。大人のお客様にも受け入れてもらえるように、あえて落ち着いた配色にしています。
-かなりお得な鞄ですよね、これは。
藤原: そうですね。3WAYで使えて、パッドケースも付いてこの値段っていうのは、すごく魅力的だと思います。黒に関しては、もうかなり品薄になってしまっていますね。
-バッグは今季はどんなテイストのものをプッシュしているんですか?
藤原: しばらくトート全盛だったのが、最近はデイパックとかショルダーあたりに人気が移ってきてるのかな、という印象です。あと全体的に少し小型化してきているのかなというのもありますね。
-なるほど。確かにこのショルダーも少し小さめですもんね。それでは最後に、今季のメンズの「アメリカンラグ シー」のテイスト、テーマを教えて下さい。それに付随して、こうしたスタイルであれば、こんな小物を持てばよいのでは、というような提案をいただけたらと。
藤原: はい。まず、今季は2つほどテーマを設けておりまして、まず一つ目は「アーバンエスニック」です。ここ最近アフリカンバティックの柄だったり、ハワイアンのネイティブ柄など、柄がトレンドになってきています。それをドンピシャの雰囲気で着るのではなくて、あくまでも都会的に取り入れるイメージですね。柄のショーツを着るんだったら、トップスにはジャケットを羽織ったりするというような感じです。
-ちょっと上品なイメージですね。もう一つはいかがでしょう?
藤原: もう一つは「1950年代のモダンユーススタイル」というのを掲げています。当時のアメリカの若者が着ていたような、半袖のシャツに白のボリュームあるショーツを合わせて、ビットモカシンみたいなスタイルを今風にモダンにアレンジしています。そういったクラシックなスタイルに、この〈クリード〉のようなレザーバッグをサラッと持つのはどうかなと。
-なるほど。重苦しすぎず、いい感じでヌケ感があるスタイリングになりそうですね。とにかくかなりのスピードで売れているみたいなので、気になる方はお店に急いだ方が良さそうですね。今日はどうもありがとうございました!
AMERICAN RAG CIE 渋谷店
住所:東京都渋谷区神南1-5-4
電話:03-5459-7300
営業:12:00 - 20:00
Creedプレスルーム
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