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秘蔵だったアダム キメルの映像作品がついに公開です!

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2011.10.20 14:40

ak-Dressed for Dinner.jpg


ことあるごとにピックアップしている、イチ推しブランドのひとつ〈アダム キメル(ADAM KIMMEL)〉。豪華な生地や生産背景を持ちながらストリートともシンクロ、アートシーンとも密接な各種表現方法で多くのファンを魅了している彼の、新たな映像作品が公開されました。


この作品は 2009年春夏シーズンに撮影されたもので、かつて話題をさらったスケボーで滑走したダウンヒル作品「CLAREMONT」にも引けを取らないクレイジーな仕上がり。


なんと、セントラルパークにて披露した宙づり耐久スタント「DIVE FOR DEATH」で注目を集めたマジシャン デヴィッド・ブレインが ホホジロザメと遊泳しているんです。


Dressed for Dinner from adam kimmel on Vimeo.


科学者のグループや、友人のフリーダイバーが一緒とは言いながらも、タンクもケージも身につけず、しかも〈アダム キメル〉のタキシードを着た状態で...。たとえ空腹でない限りは襲わず、危害を加えなければ安全とされているホホジロザメでも、一歩間違えれば食べられてもおかしくない状況。それを楽しんで、映像作品にしてしまう辺り、驚愕ですよね。


いままで諸事情で公開されなかった作品が 先日公開され、フイナムでも紹介できることになりましたので、ぜひお楽しみいただければと思います。


そして最後に、アダム キメル本人からのコメントも記載しておきますので、そちらも併せて どうぞ。

Text_Ryutaro Yanaka


「僕がスケートボードやロデオの映像作品を制作した背景には、自分の服を動作の中で見せたい、という思いがあったからです。


この試みを継続するための次なるアイデアを模索していたときに、以前セントラルパークで見たデヴィッド・ブレインの「DIVE FOR DEATH」(驚異的なスタント実験で知られるマジシャン、デヴィッド・ブレインによる、宙づり耐久スタント)を思い出しました。かねてから、デヴィッド・ブレインの数々の偉業は知っていたので、彼となら、何か面白いことができるかもしれないと、デヴィッドに映像制作の企画を持ちかけました。互いにさまざまなアイデアを出し合った中でもっとも際立っていたのが、デヴィッドが単独でホホジロザメと遊泳する、というもの。そして昨年、デヴィッドが科学者のグループとともにグアダルペ島を訪れた際に、撮影が実現しました。


科学者たちがホホジロザメのリサーチをしている傍らで、デヴィッドはタンクもケージも身につけずに海に飛び込んだのです。デヴィッドはかつて、オプラ・ウィンフリー・ショウの生中継で、どれだけ息を止めていられるかという実験を行い、17.5 分という世界記録を打ち立てています。彼はそれを、水中でもやってのけたというわけです。しかも、僕のタキシードを着て、ホホジロザメが傍で泳ぐ海の中で。


デヴィッドは1 週間かけて、友人のフリーダイバー、カーク・クラックのタンクからときどき酸素を得ながら、深度35 フィートの位置で、毎日4 時間の潜水/息止めスタントを行いました。その様子をカメラに収めたのは、命知らずな水中カメラマン、ボブ・タルボットです。サメはデヴィッドが何をしているのかなど意に介さぬ様子で、彼の周囲をぐるぐる泳いでいました。結果的にこの映像は、これまでで最高のホホジロザメの記録映像になりました。


デヴィッドは、彼が地球上で最も愛する生き物であるサメとともに泳げたことを、とても喜んでいました。そして僕にとって本作は、人間の忍耐力に対する飽くなき挑戦と、その美しさを捉えたパフォーマンスアートの一つとなったのです。


僕のブランドへの認知が高まっているタイミングで、この短編映像を太平洋のど真ん中でデヴィッドとともに作ることができたことは、僕の人生においてもっともスリリングな経験のひとつとなりました」

ADAM KIMMEL

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