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Shopping Addict 2025 Oct. 〜編集部員のお気に入り〜 前編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2025 Oct.
〜編集部員のお気に入り〜 前編

なんでもChatGPTが答えをくれる今日この頃。でも、お買い物のヒントなら「ショッピングアディクト」にお任せあれ。今月も実際に見て触って感じたことを、リアルな視点でお届けします。

村松諒
鈴木悠介
常重直也
竹田崇真
安田天音
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01 20
村松諒

喜多由

先日、連れて行ってもらったのは、壁に有名人のサインが並ぶ、自由が丘の老舗。油混じりの煙を浴びながら、鉄板を囲んで食べるお好み焼き&もんじゃ焼きが最高でした。2軒目のスナックも味わい深くてよかったな(笑)。

WOOLRICH OUTDOOR LABEL

ウールリッチ アウトドア レーベルのジャケット

頼りになるやつ。

朝晩の気温が下がり、季節はいよいよ秋本番。10月も中旬に差し掛かり、うかうかしていると、残り2ヵ月ちょっとの今年は一瞬で終わりそうです。そんなことを思いつつ、迫る冬に備えて、防寒ジャケットをリサーチ中に出会ったのがこの一着でした。セージグリーンのミリタリージャケットと見紛うこちら、実はフィッシングジャケットをベースにしたつくり。だから身幅は広く、着丈は短め。中綿入りのサテンのボディに付く、小ぶりなコーデュロイの襟がアクセントになっています。フードは取り外せるのでお好みでという感じですが、チンストラップを留めて、襟を立てて着てもカッコよさそうです。ボトムはカジュアルに振るならスエットパンツ、品よくするならスラックスかな。フロントには大きなポケットが4つもあるし、これは頼りになるやつです。
¥69,300

ウールリッチ アウトドア レーベル 代官山店
03-6416-5196
www.woolrich.jp/outdoor

VEILANCE

ヴェイランスのニット

上も下も!

〈ヴェイランス〉といえば、アウトドア由来のテクニックを駆使したタウンユース向けの服づくりで知られています。機能素材を使った、ソリッドなルックスの品々はいつ見てもカッコよく、つい先日は「コーベルパンツ」を購入しました。昨年、売り切れで買えず…、今年やっと手に入れることができたんです。それで次に狙っているのが、この秋冬シーズン、〈ヴェイランス〉に新たに仲間入りしたニットです。これがまた非常によく出来ていました。というのも、パッと見のフォルムは普遍的ですが、温度調節機能を持つ、メリノウールとナイロンの混紡糸で編まれています。チクチクしない、とろんとした滑らかな生地感で、薄すぎず、厚すぎないから着心地が抜群にいい。しかも、天然の消臭効果があり、毛玉になりにくく、耐摩擦性に優れるとか。多分、クローゼットにあったら、ずっと着ちゃうやつです(笑)。一般的なニットと比べると値が張りますが、払う価値は十分にあるし、余裕があれば、カラバリを揃えたいくらい。秋のスタイルは上も下も〈ヴェイランス〉かな。
各¥59,400

アークテリクス カスタマーサポートセンター
arcteryx.jp

PUEBCO

プエブコのラップトップケース

実は繁盛店?

9月末の午前11時半、このラップトップケースを借りるために「プエブコ 三軒茶屋店」に行ってきました。そこで驚いたのが、引っ切りなしにお客さんがやってくること。もちろん店内が一杯になるほどではないけど、火曜の昼前で、正直、駅近でもないのに。別にこっそりランチなんて出してないですよ。みんな気の利いた雑貨を求めに、わざわざ〈プエブコ〉めがけてやってくるんです。確かに店内を見回すと、そこにはちょっと行かないうちに、見たことのないモノがたくさん並んでいました。そのひとつがラップトップケースというわけです。そもそもPCケースって量販店にあるのは黒っぽい色の似たようなものばかりだけど、〈プエブコ〉の手に掛かれば、ご覧のとおり、ミリタリーライクなデザインになって登場。このステンシルとキルティングが妙に男心をくすぐります。サイズは13インチ用と15インチ用の2つ。しかも、値付けが絶妙なんだよな(笑)。
各¥3,300

プエブコ
090-9140-0579
puebco.com

SPINGLE

スピングルのシューズ

履いて驚いた!

最近のお気に入りといえば、〈スピングル〉のサイドゴアシューズです。クセの無いシルエットに惹かれて手に取ったのですが、履いてみたら驚きました。何がいいって、足なじみのよさです。ぼくの場合、大体はじめて足を通す靴って靴擦れするんですが、これはまったくしませんでした。割と細めのラストがぼくの足に合ったからなのか、天然ゴムでつくられたアウトソールの屈曲がいいからなのか。答えは分からないけど、ずっと履いていても疲れません。しかも、アッパーに使われているのは、超撥水レザー。革をなめす段階から撥水材を染み込ませているから、一般的な革よりも撥水効果が長持ちし、水滴を弾くとか。そして、スリップオンで脱ぎ履きもラクラク。これは創業90年を超える自社工場生産ならではの名作だと思います。
¥22,000

スピングルカンパニー東京支店
03-3871-2171
www.spingle.jp

鈴木悠介

待望すぎる。

自分の生活圏にないもののひとつである、ミスドこと「ミスタードーナツ」。ある日呑みの席で「11月ごろ恵比寿にできるみたいですよ」と、2025年でベスト10に入るビッグニュースを教えていただきました。少し帰り道から遠回りにはなりますが、恵比寿は会社から徒歩圏内だし、太らないように気をつけながら通います。

CABARET POVAL

キャバレーポバールのポロシャツ

気分はダニエル・ブレイク的な。

100%暑いより寒い季節が好き派です。食べるもののバリエーションが増える気がするし、暗い時間が長いほうがなんとなく落ち着きます。ただ、季節感が好きなだけで寒さにはあまり強くないのと、ちゃんとした人間に見える気がするので、スエットやパーカよりも断然ニット派。これまではカーディガンばかりだったのが去年からなんとなくクルーネックの出番が多くなり、そうなるとポロシャツタイプも気になるように。そんな時に展示会で目にした〈キャバレーポバール〉のスキッパータイプのニットポロは、ボタンもなくシンプルで、袖のリブラインがさりげないアクセント。チャコールとベージュの2色展開で、手洗い可能なのも助かります。若者や女性がスマートに着てもかっこいいと思いますし、おじさんがおじさんらしくスラックスなんかと合わせるのも悪くない気がして、気分はダニエル・ブレイクな感じ。デザインのポイントであるスポンディッシュな膨らみは、ダイエットをしなくなったお腹回りに対してやさしさしかありませんでした。
¥37,400

キャバレーポバール
Instagram:@cabaretpoval

KIM’S VIDEO

キムズビデオのTシャツ

まだまだ劇場公開中。

荒川区の町屋で〈マーファ バイ カズヒコ フジタ〉の藤田さんと呑みながら、最近聴いた音楽や読んだ本に近況を話しつつ、「おもしろかったですよ」と教えてもらった『キムズビデオ』。1987年から2008年までNYのイーストビレッジに実在したレンタルビデオショップの、55,000本にも上るレアなビデオコレクションの行方に迫ったドキュメンタリー映画で、監督は元会員のデイヴィッド・レッドモンド。前半はドキュメンタリーで、途中からの展開や細部のディテールなど見どころ万歳だし、オフィシャルサイトもグッときます。映画を観終わり購入したTシャツは、ビデオテープのラベルに「キムズビデオ」のオーナーであるキム・ヨンマンが描かれたデザイン。ハットの被り方などから、ぱっと見だと麻生太郎さんに見えなくもない気が。そして映画を観てからおよそ一ヶ月後、ODD JOBのシンゴスターさんと呑む機会があり、1990年代に「キムズビデオ」に何度も行ったことがあるという話に。びっくりな気持ちと共にとても納得です。
¥4,500

ラビットハウス
Instagram:@usaginoie_film

KANGOL

カンゴールのハンチング

音楽が鳴る場所で。

自分にとってのファッションは、基本的にどこかのだれかの真似。クラブやライブハウスや街中でふと気になったひとだったり、CDやレコードジャケットに写っているひと、写真集やzineなどで目にしたひとからの影響しかほぼありません。その象徴のひとつがハンチング。The PoguesやDropkick Murphysなどのケルティック・パンクバンドから、Murphy’s Lawなどのニューヨーク・ハードコアバンド、そして普段お会いするDJの方々など、音楽の鳴る場所でかっこいいひと(お客さん含む)が被ってらっしゃるイメージ。そのなかでも〈カンゴール〉は特別で、英国生まれのブランドという時点で理屈抜きにかっこいい。『504』は春夏にトロピック糸を使用したモデル、秋冬はファーゴラ素材とこちらのウール素材のモデルが定番です。カラーも毎シーズン定番+αのがリリースされるなか、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドをイメージさせるバーガンディが最高で、やっぱりMA-1か短丈のアウターと合わせるのがマナーでしょうか?
¥9,130

カンゴールヘッドウェアジャパン
Instagram:@kangol_headwear_japan

『Tシャツの日本史』

高畑鍬名の本

出すか出さないか。

表参道近辺へ行く用事があるときは、多少忙しくても時間をつくって「青山ブックセンター」へ寄りたいところ。ある日の打ち合わせ帰りにお邪魔し、平積みされていたなかから手に取ったのが『Tシャツの日本史』。タイトルが示すように、Tシャツをいつだれがファッションとして着はじめたかという原点的な話から、タックイン or タックアウトの価値観がいかに変化したのかを、『美味しんぼ』『スラムダンク』『幽☆遊☆白書』などの登場人物を通して分析している視点などにとても驚きました。248~253ページに記載された膨大な量の参考文献からもその分析力のすごさが窺えながら、それよりも自分にとってはなにを見るかも大事だけど、それをどの角度から見るかがもっと大事だということを再確認させてくれるような一冊。“なにかを見つけるためには、雑踏が必要だ” “路上にこないと、現場のことはわからない” “街を挑発する前に、自分を挑発する”など、ユースカルチャーの素晴らしさを表現した数々のパンチラインにも痺れました。
¥2,200

中央公論新社
www.chuko.co.jp

常重直也

スポーツの秋

日本のプロ野球もアメリカのメジャーリーグもいよいよ佳境。サッカーでは先日、日本代表がブラジル相手に歴史的勝利を収めました。スポーツの秋とも言いますし、この盛り上がりに便乗して自分もなにかやりたい…。草野球誘ってください。自分、まだまだ動けます。

Lamrof

ラムロフのニット

好物マシマシ。

つい最近まで半袖で外を歩いていたのに、気付いたらシャツでも寒いくらいの気候に。そうなると活躍してくれるのがニットです。長い毛足、ダメージ、大胆な柄…、そんな要素がひとつでも入っているニットに惹かれがちなのですが、この〈ラムロフ〉の一着はそのすべてを網羅。買わない理由がありませんでした。柄はミッドセンチュリー期のアートがモチーフ。波状の特徴的な編み方でギザギザの柄を表現し、モヘア混の糸で立体感もプラスされています。そんな計算された柄とは裏腹に、襟と袖と裾には大胆に施されたダメージが。この静と動の絶妙なバランス感覚こそ〈ラムロフ〉の強みであり、この一着にはブランドのデザインの美学が詰め込まれている気がするのです。個人的に、このニットのインナーに着るものは首が詰まったものは絶対にNG。首元が開いてた方が絶対にイケてるし、おそらくブランドの美学ともリンクするはず。
¥52,800

ラムロフ
Instagram:@lamrof_official

Hanes for BIOTOP

ヘインズ フォー ビオトープのTシャツ

大人のパックT。

なぜだかついつい手が伸びてしまうパックTシャツ。この売り方って世紀の大発明ですよね(笑)。お土産感覚でいつも買ってしまう…。でも、このパックTはいつものやつとは一味違うんです。素材は少し聞きなじみのない“スエードニット”。天竺Tシャツ以上、裏毛スエット未満のほどよい厚みとハリが特徴で、柔らかな肌触りと優れた保温性を兼ね備えています。そしてもちろんデザインにもこだわりが。袖口にはサムホール、シャープに決まるネックラインやドロップショルダー、前身頃よりも後ろ身頃をやや長く設定した着丈など、ミリ単位で微調整が加えられているんです。それを成し遂げたのが「ビオトープ」。抜け目がないというか、異常なこだわりというか、「いま大人が欲しい無地Tシャツってこういうことでしょ」というメッセージがひしひしと伝わってくるような、渾身の別注パックTというわけです。
¥6,930

ビオトープ
www.junonline.jp

PHENIX by TKMT

フェニックス バイ ティーケイエムティーのジャケット

新たな一歩。

スキーブランドとして名高い〈フェニックス〉が新領域へ。ファッションフリークのみなさんならご存じの方も多いと思いますが、今シーズンより源馬大輔さんがディレクションを手がけるコレクションラインがスタートしました。雪山で培ったアイデアを街着に落とし込んだインラインのアイテムはどれも抜群にかっこいいのですが、ぼくが注目したのはコラボライン。そのラインには”TKMT”の文字が…。そう、宮下貴裕さんとのコラボラインなんです。なかでもグッときたのが、こちらの3レイヤー加工が施された透湿機能付きのベロアジャケット。シルエット、表面のツヤ感、ディテールワーク、どれを取っても素晴らしく、着るだけで背筋がシャンとするような凛としたたたずまいはさすがの一言です。そして裏面にもご注目。ジップやポケットがたくさん配されているのですが、これはフィッシングベストのそれを再現したんだとか。この遊び心もたまりませんよね。
¥143,000

フェニックス
phenixstore.com

ENGINEERED GARMENTS x CHROME

エンジニアド ガーメンツ × クロームのメッセンジャーバッグ

魅惑のクロコダイル。

〈クローム〉といえばやはりメッセンジャーバッグでしょう。学生時代には自転車通学していたこともあり、毎日お世話になっていたのを思い出します。大人になり、しばらくこの手のバッグから離れていましたが、メッセンジャーバッグ熱を再燃させてくれたのがこちらのアイテム。〈エンジニアド ガーメンツ〉とのコラボによって生まれた、クロコダイルボディのメッセンジャーバッグです。まずはこのインパクト抜群の見た目に一目惚れ。でもそれだけじゃありません。容量は24L、そして防水、さらにPCスリーブ付きと、機能面だって申し分なし。毎日の通勤はもちろん、この前は2泊の出張でも活躍してくれました。こんなに尖った見た目なのに、ユーザーの痒いところに手が届く機能性が備わっているなんて、最高のツンデレですよね。
¥36,300

クローム
www.chromeindustries.jp

竹田崇真

歴史的一勝。

サッカー日本代表のブラジル戦を初めて見たのは、2006年のドイツW杯。試合後の中田ヒデの涙に落ち込んだあれから19年後、勝利を目にする日が来るなんて。浮かれすぎだとは分かりつつも、来年、優勝を期待してしまいます。

Riprap

リップラップのパンツ

2025年ベストパンツ。

近頃、一週間のうち5日はグレーのパンツ(3本)をローテーションで穿いています。黒ほど印象が重すぎないし、合わせるトップスを選ぶわけでもない。いまの自分の手持ちの服にはいちばんしっくりくる色味なんだと思います。そのラインナップに最近加わったのが、〈リップラップ〉のチノパン。個人的にツボな深めの股上&ワイドストレートのシルエットで仕立てられていて、なおかつ品よく見えるのがこのパンツのいいところ。それはチノクロスの光沢感はもちろん、お尻が吊り上がっているように見せるヒップポケット上の2本のダーツのおかげでもあります。腰裏のマーベルト仕様を見ても分かるように、構造はスラックスのそれ。〈リップラップ〉が得意とするベーシック同士の掛け合わせというやつです。さらに、肝心の色味も魅力的で、深めのチャコールグレーは落ち着きがありながら、自然光に当たるとほんのりパープルっぽく見えることも。そんな奥行きのある表情も相まって、飽きのこないマイ定番パンツになる予感がしています。
¥35,200

リップラップ
Instagram:@r-i-p-r-a-p

BAL × BARACUTA

バル × バラクータのジャケット

G9をもう一着。

首に寒い風が当たる感覚が苦手だから、これからの季節はスイングトップに袖を通すことが多くなります。その原点である〈バラクータ〉のG9。古着で買ったオリジナルもかれこれ3年ほど愛用していますが、軽やかにアレンジされた〈バル〉との共作ならもう一着迎え入れてもいいかも、と思えました。素材は撥水性のあるコットンポリエステル・バラクータクロス、裏地はおなじみのタータンチェック、そして丈が短いボクシーシルエット。ここまではオリジナルと変わりありませんが、〈バル〉はフロントに走る曲線の切り替えに沿って計4つのポケットを隠すように配すことで、クラシックなアウターに新しい風を吹かせました。G9のスポーティーで端正なルックスを損なうことなく、機能性をつけ加える主張しない捻り。オリジナルに敬意を払っているからこそできる、〈バル〉のいぶし銀な仕事です。
¥85,800

バル
baloriginal.com

UMBRO × Slam Jam

アンブロ × スラムジャムのジャケット

文化にリスペクトを。

会場で相手チームのサポーターや警備隊と衝突する熱狂的なフットボールファン、通称フーリガン。荒くれ者な彼らは、自身のアイデンティティを表現するためにお決まりのブランドを身に包み、ときには身分を特定されないように素顔を隠しました。そんなフーリガンたちから愛されたブランドといえば、〈アンブロ〉。「スラムジャム」とのチームアップで生まれたこのジャケットには、フーリガン、ひいてはUKストリートカルチャーへのリスペクトが詰まっています。それを象徴するのが、フードの内側に忍ばせたマスク。顔を覆い隠せる仕様は、日常では寒さをしのぐ機能ですが、上述の通り、自身を匿名化する覆面というカルチャー的なディテールでもあります。〈アンブロ〉のロゴひとつとっても、あえて90年代当時のものを使っているあたり、完全に“分かっている”ひとがつくっているなと。〈アンブロ〉のコラボレーションが乱立するなかで、これは間違いなく他とは一線を画す一着です。
¥59,950

エリミネイター
eliminator.co.jp

SUNDAYS BEST

サンデイズベストのロンT

こんなボーダーを待っていた。

個人的な好みですが、カジュアルに映るボーダー柄はロングスリーブ一択。カジュアル×カジュアルにしたくないというか、ショーツを穿くならその分トップスは長袖にする感覚と同じかもしれません。そんな観点でいえば、「サンデイズベスト」がつくったロンTは自分の好みにどんぴしゃな仕上がりでした。生地から製作したというオリジナルのマルチボーダーは、いい意味でのいなたさがありながら、大人でも気負わず着られる広すぎないピッチ。色味はネイティブアメリカンのつくる伝統的な陶器をイメージしたものだそうです。落ち着いたアースカラーなので、日本人の肌色にもすんなりなじむし、意外とどんなパンツと相性よし。着丈短め、身幅とアームホールは広めというグッドバランスなシルエットも、これまた着やすくて最高なんです。
各¥11,000

サンデイズベスト
shop.thesundaysbest.com

安田天音

初のハーフマラソン。

今週末、東京レガシーハーフマラソンに出ます。21kmなんて長い距離はこれまでに走ったことないし、未知の世界なので完走できるか不安ですが。レース自体は超楽しみ! ま、とりあえずやってみよー!

NOTE DE BAS DE PAJE

ノート・ドゥ・バ・ドゥ・パージュのフレグランス

ノートに綴る香り。

フレグランスは好みのものをリピートすることが多いのですが、これは新たなお気に入り。元弁護士のカップルが手がける〈ノート・ドゥ・バ・ドゥ・パージュ〉の一本です。彼らは人生を“note(本)”として捉え、2人がともに紡ぐ物語こそが“香り”であり、香りを楽しむことは人生への理解を深める“脚注”に値すると話します。いやはや、到底凡人には思いつかないロマンチックで知的な発想に脱帽です。現在展開されている3種類のなかでも、甘い香りが特徴の「トゥウェデ」が好み。成分には、シナモン、アンバー、レザー、サンダルウッドが含まれています。このフレグランスにかなう洒落た人物とは程遠いけど、この香りによって少しは理想の自分に近づけるような気がします。それに、装いやムードを整えるという意味では、目に見えないアクセサリーとしての役割を十分果たしてくれるでしょう。
¥37,400

ノート・ドゥ・バ・ドゥ・パージュ
notesdebasdepaje.co.jp

TIE A KNOT

タイ ア ノットのリング

つながりを大切に。

アクセサリーは直接肌に触れる時間が長いから、自分の中で身に着ける理由をしっかり持ちたい。そういう意味では、あるひととのご縁がきっかけで出合ったアイテムを身に着けるというのは、ストーリーがあっていいと思うのです。そこで最近選んだのは、いつもお世話になっている〈hobo〉の朝倉秀樹さんが手がけるジュエリーブランド〈タイ ア ノット〉のリング。クリスタルのような輝きを放つ所以は、カッティングにこだわったオーストリア製のビーズでつくられていているから。ブランド名が刻まれたシルバー925のパーツもいいアクセントになっています。それに、一点一点手作業でつくられているってのも素敵。ていねいにつくられたアイテムを身に着けていると、不思議とパワーがみなぎるような気がします。
¥27,500

タイ ア ノット
tieaknot.net

Cear pavé

シーイヤーパヴェのスピーカー

臨場感抜群。

最近、ポータブルのスピーカーが欲しくてお迎えしたのがこちら。決め手となったのは、わずか9.5cm角のスピーカーなのにパワフルな立体音響が楽しめること。音に包まれているような感覚が手のひらサイズのスピーカーで楽しめるというのは新しい発見でした。ヘッドホンや映画館の音響機材のように、音がする方向や距離感をとてもリアルに感じられるんです。しかも防水なので、水回りでも壊れる心配なし。音楽を聴くにはもちろんいいけれど、映画なんかこれで観れば没入感が得られて楽しいかも。つい先日オープンした、京都の「VISIT JOURNAL STANDARD」の音響でも使われているそう。〈シーイヤーパヴェ〉、まだまだ日本での知名度は低いかもしれませんが、愛用者であるわたしがここで太鼓判を押させていただきます。
¥44,000

シーイヤーパヴェ
cear.tokyo

Dill Pickle Club

ディル ピックル クラブのランプ

灯していなくても。

将来こんな家に住んだら、あんなインテリアが欲しいなとぼんやり考えることはあるけれど、引っ越しのタイミング以外で家具を購入することはほとんどありません。そんな自分がいますぐにでも欲しいのは「ディル ピックル クラブ」がオリジナルで手がけているランプです。白い光が苦手で、ほとんどの時間を陽の光と間接照明に頼っているからこういう類のアイテムはマスト。それに、灯していなくてもオブジェとして置いておくだけでサマになるのがいいんです。 個人的には、マルチカラーのものが好きですが、どんなお世話にもなじんでくれるモノトーンもいいな。鳥越にある「ディルピックルクラブ」は自宅からすこし離れているので足を運ぶ機会は少ないけれど、行けば必ず欲しいものがある。居心地がいい上にグッドバイブスで、信頼の置けるお店です。
L:¥49,500、M:¥39,600

ディル ピックル クラブ
dpcuj.thebase.in

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