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石井陽介
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山本博史
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脇山修平
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加藤誓也
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須藤結理
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阪口和暉
バクモン再び!
昨年ぶり2回目となる釣り大会「ブギウギ 爆釣問題!」(略してバクモン)が無事終了。お集まりいただいた皆さま、早朝からありがとうございました。雨が降ったりと厳しいコンディションでしたが、大人数で自然のなかで全力で遊ぶってやっぱり楽しい! 当日のにぎにぎしい様子はこちらの記事からどうぞ。
MODMNT
モドメントのスモック
レイヤードを楽しんで。
ギアウェアが大好物な自分にとって、いまいちばん注目しているブランドが〈モドメント〉です。今シーズンデビューの新鋭で、デザイン提供を務めるのはネペンテスアメリカ代表の鈴木大器さん。ご存知の通りミリタリーやアウトドアウェアに対する造詣が深く、この手のギアウェアを手掛けたら天下一品。〈モドメント〉では、服をパーツのように捉えて、それらを構築的に組み合わせることで独自のレイヤードスタイルを打ち出します。写真はロイヤルネイビーのベンタイルスモックをベースに、フィッシングジャケットの要素をプラスしてショート丈にアレンジしたもの。インナーに着丈の長いライナーやシャツなどを着込むことで、ギア的要素を背景にしたレイヤードスタイルが完成します。シェルは防水性・透湿性を備えた3レイヤー。フードまわりの複雑なディテールワークや、複数設けた機能ポケットなど細部に至るまで抜かりなし。重ね着が楽しい、モダンなギアウェアというわけです。
¥74,800
モドメント
Instagram:@modmnt_official
modmnt.jp
CHASSE
チェイスのスエット
きちんとしたスエット。
着ていてラクなものが好きだから、この時期になると自然とスエットに手が伸びます。ただ、あまりにスポーティ過ぎるものだと仕事で着るには躊躇するし、年齢的にもしっくりこない。個人的には、ある程度“きちんと感”があるスエットが好み。たとえば〈チェイス〉のスエットは、Vネックとハイネックを重ねたデザインで、まるでアンサンブルを着ているような雰囲気に。首元はハーフジップで処理されているので、上まで閉めてハイネックとして着てもいいし、ジップを開けて襟付きとしても着用可能。どちらで着ても、どことなく“きちんと”したたたずまいになります。スラックスや革靴などと合わせて、あくまでキレイめに着るのが気分です。サイズ感はゆったりとしており、裾はドローコードで調整できるので、写真のように丸いシルエットをつくって着てもかわいいかと。
¥38,500
チェイス
Instagram:@_chasse__
chase-2022.com
DAIWA PIER39
ダイワ ピア39のセットアップ
こちらシンセティックスキンです。
展示会で見たときに「これは絶対にセットアップで着たい!」と思わせてくれたのが、ご覧の〈ダイワ
ピア39〉の逸品です。これまでテック素材のイメージが強かった同ブランドから、まさかレザー製品がリリースとはと驚きましたが、確認すると、動物に由来しない環境に配慮した合成皮革素材とのこと。とはいえ、見た目の印象や質感は本レザーそのものでしっかりとした存在感があり、着てみたときのフィーリングも申し分なし。クラシカルなウィンドブレーカーのデザインを踏襲していて、ジャケットのインナーには大小様々なポケットを設けたり、パンツの裾には調整用のドローコードを配すなど、〈ダイワ
ピア39〉らしい実用的なギミックが随所に施されます。RUN-D.M.C.よろしくセットアップの着用を楽しみつつ、それぞれ単体でもスタイリングのいいスパイス役として活躍してくれそう。
ジャケット ¥49,500、パンツ ¥33,000
グローブライド
0120-506-204
Instagram:@daiwapier39_official
daiwapier39.jp
The Smashing Pumpkins
スマッシング・パンプキンズのTシャツ
一周まわってアリ。
オアシス来日の熱気冷めやらぬ今日この頃ですが、自分はというとチケット争奪戦にあえなく惨敗。でもいいんです。先月スマッシング・パンプキンズ(以下、スマパン)の素晴らしいライブを武道館で観れたから! 個人的には15年振りのスマパンで、復帰したオリジナルメンバーのジェームス(G)とジミー (Ds)を観るのははじめて。それだけでも十分なのに、あの頃よく聴いていた『Today』や『1979』、『Tonight, Tonight』といった名曲たちをひと通り聴けて大満足。ビリーとジミーの絡みも、微笑ましくてよかったなあ。物販では写真のTシャツを購入。毎回、キワどいデザインでおなじみのスマパンのツアーTシャツですが、今回も例外ではありません。絶妙にデフォルメされたマンガタッチのメンバー画に、メタル調のロゴ。ほかのバンドならスルーするデザインですが、スマパンなら一周まわってアリと思えるから不思議。Tシャツのデザインにも、独自のオルタナティブなセンスを感じます。
日光とFTR100。
さて、今年もこの季節が。「日光国立公園マウンテンランニング大会」と「FunTrails Round 秩父&奧武蔵(100km)」、今年も出場させていただきます。例年以上に寒いのかな。二日酔い、気をつけないと…。
MERRELL
メレルのシューズ
コロッとしたフォルムのベアフット。
近年、トレイルランニングシーンもさることながら、ファッションシーンにおいても着実にステータスを高めているブランドと言えば〈メレル〉です。実際、フィールドでは多くのランナーが着用し、日本のスカイランニングシーンにおいては圧倒的な認知度を誇っています。そんな〈メレル〉を語るうえで欠かせないのが、ベアフットシューズの存在です。アウトドアでも対応可能な「トレイル
グローブ」や「ベイパー
グローブ」は、多くのベアフットラバーから支持を集めています。なかでも隠れた名品として知られるのが、今シーズン待望の復刻を遂げた「ムートピアレース」です。自然に足を動かしやすいオブリークトゥ形状となり、アッパーには撥水性の高いレザーを採用。ミッドソール構造ながらも厚手のインソールが快適な歩行を約束してくれます。それでいてコロっと愛らしいフォルムも印象的。普段使いもさることながら、レースのアフターシューズとしても重宝しそうです。
¥18,700
MERRELL
merrell.jp
TANNUKI
タヌキのナップサックとスタッフサック
地球に優しい名小物。
近年のランニングシーンにおいて重要な役割を担っているのが、インディペンデントなランニングブランドの存在です。大手スポーツメーカーでは成し得ないスタイリッシュでユニークなデザインのパフォーマンスウェアは、走ることのスタイルに大きな変革をもたらしました。なかでも〈タヌキ〉は、文化服装学院ランニング部と製品開発や、マーケットイベントを主催するなど、自由な発想でブランドを拡張し続けています。そんな〈タヌキ〉が〈パーゴワークス〉とのコラボレーションの際に使った強度の高い撥水ナイロン素材を、アップサイクルして製作したのが、こちらの2品。ナップサックはトートとしても使える2WAY仕様で、内部のポケットにコンパクトに収納できるポケッタブル構造を採用。一方のスタップサックは、「Rush10」がきれいに収まる絶妙なサイズ感に加え、ハリの素材感により型崩れを防いでくれるのも魅力的。しかも、シーンを問わずに使える、カプチーノカラーというのも好印象。あると便利で、地球に優しい名小物。〈タヌキ〉らしい目の付け所の面白さが際立つアイテムかなと。
ナップサック ¥9,900、スタッフサック ¥3,850
TANUKI
tannuki.jp
MILLET
ミレーのアンダーウェア
衝撃のレイヤリングテク。
トレイルランナーにとって、〈ミレー〉のなかでももっともメジャーな製品が「あみあみ」こと「ドライナミック
メッシュ」でしょう。疎水性に優れたポリプロピレンを使用したアンダーウェアは、肌面の汗を素早く吸収し、上位のベースレイヤーへスピーディに拡散。結果、肌をドライに保ち、汗冷えを防いでくれるんです。そんな「ドライナミック
メッシュ」を、意外な方法で活用していたのが、所属アスリートの竹村直太さんです。トレイルランニング専門サイト『Trail
Runner.JP』のインタビューでは「マイナス5度くらいまでなら、ドライナミック メッシュの3/4
スリーブの上に直接ウインドシェルを着るだけで対応できます。(中略)上に何か羽織ればすぐに暖かくなります。暑くなったらファスナーを開けて一気に熱を逃がすこともできるので、体温調整がしやすいんです。ちょっと教科書とは違うレイヤリングになりますが(笑)」とコメント。目から鱗なんだけど、言われてみれば理に適ってる衝撃のレイヤリングテクニック。これは、ぜひとも試してみたいとこです。
各¥7,040
MILLET
www.millet.jp
MIZUNO
ミズノのランニングシューズ
ぼくにはオーバスペックだけど、履いてみたい。
トレンド感のある目新しいランニングブランドの動向に一喜一憂する一方で、なんだかんだ古豪がつくり出すテクニカルな名品にも食指が動きます。なかでも個人的に最近気になっているのが、9月には東京都内だけで4つの新店舗をオープンし、これまでとは明らかに異なる勢いを感じさせる、日本が世界に誇るスポーツメーカー〈ミズノ〉です。そんな〈ミズノ〉がサブ3.5及びポイント練習をターゲットに製作したのが、こちらの「ウエーブリベリオンフラッシュ
3」です。ソールの形状は効率的な足運びをサポートしながら足への負担を防ぐ「スムーズスピードアシスト」となり、接地の衝撃を推進力に変える2層の高反発フォームをミッドソールに採用。ランニングシューズ然としたホワイトをベースにカラーコンビネーションも好印象。めっきりサブ3.5から遠ざかっているし、そのために追い込んだ練習なんてやろうとも思わないからこそ、履いてみたいオーバースペックシューズ。カラダやモチベーションに、どんな変化が起こるのか。個人的にも楽しみです。
¥20,900
MIZUNO
jpn.mizuno.com
雪に囲まれて。
久しぶりに「Apple Vision Pro」を使っているのですが、やはりすごいのひと言。もう少し軽くなってくれたらいいのにと思いながら、この原稿はMacbook Proの画面をミラーリングして書いています。いま、あたり一面雪景色です。
SEVEN BY SEVEN
セブンバイセブンのアウター
大人のダービー。
少し前に岩手出張へ行ったんですが、薄手のダウンを持って行ってもとても寒かったです。最低気温が一桁だったのでそりゃそうかとも思ったんですが、裏地のないアウターを着れる期間って本当に短くなったように感じます。秋は短しということで、これから使えるという観点で選ぶなら、裏地付きで暖かいアウター一択です。このダービージャケットは〈セブンバイセブン〉のもの。デザイナーの川上さんが以前住まれていたサンフランシスコらしいデザインのジャケットですが、そこにしっかりいまのムードも入っています。それは、素材と形。5種の異なるウールをブレンドして織り上げられたメルトンは、しっかりとしていて、色に深みがあり上質さを感じます。そこにゆとりのあるシルエットが相まり、とても大人な雰囲気なのです。
¥104,500
セブンバイセブン
seven-by-seven.com
MOUNTAIN HARDWEAR
マウンテンハードウェアのフリース
名作フリースがリニューアル。
フリースの名作はいくつかありますが、これもそのひとつといってもいいでしょう。〈マウンテンハードウェア〉の「エアメッシュ」シリーズです。「帝人フロンティア」のオクタCPCPを用いて、暖かいのに軽量、そして抜群の通気性で蒸れづらいというのがポイント。しかも、お求めやすい価格というのもあって、かなり人気のあるイメージです。それこそ、デスクが隣の某先輩もよく着ています。いままでも好評だったわけですが、これまであった抗菌効果に加えて、新たに消臭効果が加わりリニューアルしました。通気性がよくても汗はかいてしまうのでうれしいアップデート。フード渋滞が嫌いであまり選ばないんですが、これに限ってはフードありが好きです。
※製品とは一部仕様が異なります。
各¥13,200
コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803(平日10:00〜18:00)
www.mountainhardwear.jp
LEMS
レムズのシューズ
新たなベアフットシューズの選択肢。
ここ最近、ベアフットシューズが異様な盛り上がりを見せています。約10年前くらいにも日本で注目を浴びていたので、今回で二度目の波。いままで見られなかったブランドもいくつか日本に上陸していて、2011年に誕生した〈レムズ〉もそういったブランドのひとつです。左は定番の「Primal
3」というモデルで、コルク製のインソールというのが珍しいつくり。右は「Trail
Blazer」という名の通りトレイルモデルで、フルラバーソールで比べるとしっかりした着地感に。どちらもゼロドロップで足型に近いフットシェイプ、薄めのソールといった特徴は捉えながらも、日常的に使いやすいつくりです。ベアフットのハードコアな面は控えめで、ソフトで優しい感じといいますか…。アメリカらしいレトロなデザインと相まり、なんだか愛着が湧きます。サンダル系よりもクッションもあるので、まずはこんなシューズからベアフットシューズを試してみて欲しいのです。
左:¥20,900、右:¥26,400
ストライド
lemsshoes.jp
Futo
フトのロンT
新定番へ。
個人的に一番難しいアイテムがロンT。なんだかうまくまとまらないんです。寒い時期のインナーとしては使うんですが、一枚で着るとしっくりこない気がしてしまいます。でも、〈キントー〉のサブブランドとして誕生した〈フト〉のものは、なんだか自分でもいけそうだと思ったんです。ちょっぴり太めなリブに、広めの身幅と気持ち眺めの丈というリラックス感のあるバランス感。そこに、和歌山にある旧式の吊り編み機で編まれた生地が、上質さをプラスしてくれます。色は3色で〈キントー〉らしいベーシックなカラー展開。ブラウンが一番グッときます。この何気ないんだけど、いいかんじというのが、とてもうれしいのです。
各¥16,500
キントー
kinto.co.jp
念願の。
つい先日、”やりたいことリスト”の上位にランクインしていた釣りに連れていってもらいました。車で平塚へ。平塚から船に乗って広大な海へ。楽しすぎました。最高でした。ご一緒させてくれた皆さん、ありがとうございました!
MAGIC NUMBER®︎ × NANGA®︎
マジックナンバー × ナンガのダウンジャケット
総重量430gの“雲のように軽いダウン”。
今回で通算3度目のコラボレーションとなる〈マジックナンバー〉と〈ナンガ〉から誕生したのが、着ていることを忘れてしまうほど軽くしなやかなこちらのダウンジャケット。ただ軽量化だけを追求したのではなく、15デニールの超極細ナイロンリップストップが表地に採用されているので、タウンユースはもちろんアウトドアフィールドにも対応する高い耐久性が確保されています。必要な機能だけを残したタイムレスなデザインながら、フロントに配置された独特な形状のポケットなどでアクセントを加えているのも好印象。カラーはベージュとブラックの2色展開です。
¥79,200
MAGIC NUMBER®︎
Instagram:@magicnumberjp
SNEAK PEEK
スニークピークのアイウェア
“めがねのまち”で生まれた新鋭ブランド。
〈ネイティブ サンズ〉や〈サヴァージュ〉を展開するアイウェアカンパニー「The
Light」で経験を積んだ森智宏さんによる鯖江発の新ブランド〈スニークピーク〉。音楽や映画を背景にもつこのブランドの最大の特徴は、じつに複雑で緻密な構造のアイウェアをほとんど自身で手がけていることです。つまり、どんなに特殊なフレームでも自由自在につくることができるというわけ。実際にプロダクトを見てみると、フレームごとに削りの角度が微妙に変更されているではありませんか。素人からすると考えただけで気の遠くなる作業に思えますが、それすらも楽しみながらものづくりと日々向き合っているんだとか。レンズを変えればサングラスとしても着用できるよう設計されているので、ぜひ実物を手に取ってクラフトマンシップを感じてみてください。
上から「Little Wing」¥59,400、「The End」¥59,400、「Taxman」¥57,200
SNEAK PEEK
Instagram:@sneak_peek_eyewear
BEORMA
べオーマのウォレット
おかえり、名財布。
惜しまれつつも2022年に147年の歴史に幕を下ろした、イギリスのレザーブランド〈ホワイトハウスコックス〉。愛用していた時期もあっただけに結構な衝撃を受けたのを、いまでも覚えています。しかし、長年にわたり製造に携わっていた25人以上の熟練職人が集い、現在も新たな工場でその伝統が受け継いでいるそう。それが、〈べオーマレザーカンパニー〉です。卓越した職人技とレザーへの深い情熱が融合したプロダクトは使い込むほど風合いを増し、なじみもどんどんよくなっていくので育て甲斐があります。来たるホリデーシーズンに備えて、ギフトの候補にいかがでしょうか。
各 ¥38,500
BEORMA
Instagram:@beormaleather
AOYAMAYAMADA FC × SUICOKE
アオヤマヤマダエフシー × スイコックのシューズホルダー
コラボレーションの醍醐味。
サッカーからランニングまで、さまざまなシューズを携帯するのに便利なシューズホルダーが、〈スイコック〉とあるフットボールクラブのタッグによって誕生しました。そのクラブというのが、楽しむことをモットーに活動する「アオヤマヤマダエフシー」。シューズとスポーツ、それぞれが大事にしているものを尊重し合っているのがデザインにも表れていて、コラボレーションの面白さを改めて感じました。
¥9,900
AOYAMAYAMADA FC
aoyamayamadafc.stores.jp
青春デンデケデケデケ。
という映画を観ました。巨匠・大林宣彦監督の作品です。少年たちがバンドを始めてから解散するまでを描いていて、青春そのもの。個人的にはあいだに差し込まれる女の子とのささやかなシーンにグッときました。本筋とは関係ないし、キスもハグも何もない、本当になんてことないシーン。最近の映画はなんで伏線ばかりはるのだ……と思ってしまうのは老害なのかしら。
NOAH
ノアのセーター
ドネガルヤーンの、いいボーダー。
機械で量産はあたりまえ、3Dプリンタも定着して素人でも服づくりができる時代になりました。ロボットやchatGPTが人間の仕事を奪うだなんてよく聞きますが、それでもなくならないものはある気がするんです。今回紹介する〈ノア〉のセーターは、「ドネガルヤーン」で編まれた一着。ドネガルヤーンは、アイルランドのドネガル地方で伝統的につくられているウール素材のツイード糸で、なんとその工場は1800年代初頭から動いています。染色、ブレンディング、撚りなどの工程を熟練の職人がおこないますが、時には羊が運んできた植物が混ざったり、異なる色のネップが混ざったりと、手作業でゼロウェイストな考え方だからこその趣も。今作はそれを十二分に感じられる一枚で、〈ノア〉らしいボーダーパターンもニクい。渋い配色ですが、正直今季見たセーターのなかでダントツで好みです。やはりいいものは時代が巡っても語り継がれていくし、〈ノア〉のようなブランドが取り入れることはとても意義がありますね。
¥44,000
ノア クラブハウス
03-5423-5030
BEAMS BOY
ビームス ボーイのボストンバッグ
懐かしい、けど新しい。
個人的に、ボストンバッグは青春懐古のトリガーです。合宿所の体育館の景色が浮かんでくるし、早朝のシャトルランの苦い思い出とともに、青春の汗がむんむんと香ってきます。そんな体育会系のエモーショナルアイテムですが、〈ビームス
ボーイ〉の手にかかれば、ファッションに昇華することができます。アメリカのスリフトに置かれてそうなヴィンテージライクな風合いもありつつ、古臭くない絶妙な塩梅だから気負わずに使えます。ミニマムながら、裏地もジップポケットも付いていて、荷物を入れなくてもサマになります。そしてなんと言っても色がいい。秋が似合うブラウン×マスタードイエローと、キリッと爽やかなブルー×ベージュ。クローゼットと相談するのが吉ですね。まさかあの頃のボストンと大人になってからこんな形で出会うとは……。さすがビームス
ボーイの目の付け所には感服です。
¥6,600
ビームス ボーイ 原宿
03-5770-5550
POST OʼALLS
ポストオーバーオールズのカバーオール
先達に倣って。
アウター選びが気まぐれな私です。パリッとしたいかにも新品顔は違うし、ラギッドなこてこて古着も違う。となると〈ポストオーバーオールズ〉はちょうどいいのです。今季は大戦カバーオールをモチーフにした新モデルを製作したそうです。アメリカのワークウェアの進化が著しかった1930年代のムードを取り入れ、フロント4ボタン&チンストラップ付きなどディテールも忠実に再現しています。カラーリングはいろいろありましたが、個人的にはブラウンとマルチストライプが好み。前者は汎用性が高く、後者は一見トリッキーにも思えますが、ブラウンとは違いライニングと表地を同時に巻き込む独特な製法を採用しているから、着込むほどに味が出るそう。いずれにしても育てがいのある2つです。先達に倣いながら時代に合わせてプロダクトをつくる〈ポストオーバーオールズ〉。まるで背中を追いたくなるかっこいい先輩みたいだなあ。
写真左から¥66,000、¥77,000
Post O’Alls NAKAMEGURO
東京都目黒区上目黒1-5-10 中目黒マンション 105
03-6303-2160
Hender Scheme
エンダースキーマのチロリアンシューズ
くたっと、もこっと。
ちょっと抜け感のあるチロリアンシューズ、つくったのは〈エンダースキーマ〉です。抜け感の正体は2つあって、まずは全体を覆う一枚革。イギリスのチャールズステッドのスエードを採用しています。くたっと柔らかいから、履きやすいのはもちろん、見た目も朗らかです。あとはモカ部分にボディとトーン違いのムートンを配したおかげで、表情豊かかつあたたかな印象です。ラウンドトゥでどんなスタイリングにもなじみそうですが、ふしぎと存在感もあります。あれこれ靴を揃えてみても、結局は使いやすいベーシックな2,3足を順ぐりまわすのがあるある。着心地も存在感も色もちょうどいいこの一足は、そんなルーティンの中に違和感溶け込みつつ、ほかと違った楽しみ方ができそうです。
¥53,900
エンダースキーマ
henderscheme.com
キャンパーへの道。
今月は3回テント泊で音楽イベントへ遊びに行きました。ぼくは最低限寝るために必要なテント、マット、寝袋しか持っていなかったのですが、会場にはリビングのような空間をつくりあげているキャンプ上級者たちがちらほら。音楽だけでなく、自然のなかでゆったり過ごすことを楽しんでいる彼らを見て羨ましくなりました。ぼくも少しずつキャンプグッズを揃えようと思います。まずはタープかな。
THE DUFFER N NEPHEWS
ザ・ダファー・アンド・ネフューズのコート
実質1/3。
かっこいいアウターはどうしても値が張るもの。でも3waysで使えれば、実質1/3の価格で購入したも同然ってわけです。そんな金欠の言い訳のような方程式を自分に言い聞かせ手に取ったのが〈ザ・ダファー・アンド・ネフューズ〉のコート。ゆとりのあるシルエットやフィッシュテールなど「M-65
パーカ」のディテールを踏襲した一着です。表地には2浴染めしたコットンナイロンクロスを採用しヴィンテージミリタリーウェアの生地感を再現。ウッドランドカモのライナーと、北米産のコヨーテファーを使用したフードは取り外し可能で、気温に合わせて暖かさを調整することができます。秋口や春先に本体のみでサラッと、寒くなってきたらライナーを付けて、さらに寒さが厳しい日にはフードをオン。というように3シーズンにわたって楽しめるのが魅力的。ダークトーンばかりのクローゼットに新たな風を吹き込むべく、ビビッドな朱色をチョイスしました。
¥121,000
ELIGHT
www.elight.jp
TANAKA
タナカのフレアデニム
武器ではなく、花を。
2つもの大きな戦争が勃発しているいま。常に一刻も早く収束することを願っています。でも、ぼくは直接的に自分の主張を表明するのが不得意。そんなとき、言葉を介さずとも自分のスタンスを表す手段のひとつがファッションではないでしょうか。そこでフレアデニムの出番です。フレアデニムは、ベトナム戦争の時代に反対運動を起こしたヒッピーと結びつけられ、愛と平和の象徴になっています。なかでも気になったのは、昨シーズンからランウェイショーで反戦のメッセージを打ち出している〈タナカ〉の一着。脇線が後ろへ流れるようなカッティングが特徴で、どの角度から見ても綺麗なシルエットを生み出しています。カイハラのプレミアムデニムが使用され、物自体のよさも間違いなし。花柄のトップスと合わせたいです。
¥45,100
タナカ
tanakanytyo.com
GB KENT
GBケントの洋服ブラシ
ウール製品、お手入れしてますか?
暖かいだけでなく、吸放湿性に優れ衣服内の蒸れを防いでくれる優秀な素材ウール。ぼく自身も、ウールのスラックス、セーター、コートを秋冬に重宝しています。そんな素材の唯一の難点が、洗濯のしづらさ。汚れてしまったときか、シーズン終わりしかケアする機会がないのが現状でした。ただ、着ているうちに、目には見えない埃や花粉が繊維に付着しています。そこで手に取ったのが〈GBケント〉の最高級豚毛を使用した洋服ブラシ。硬めでコシがある豚毛は、ウールのような織り目が詰まった生地の手入れにぴったりなんです。ブラッシングをすることで、汚れを落とすだけでなく、繊維の間に空気を含ませ本来の風合いを取り戻してくれます。毛羽立った生地の目が整えられるので毛玉予防にもなるんだそう。このブラシで手持ちの服を大切にケアしながら、長く愛用していこうと思います。
¥11,800
オックスフォードタイム
kentbrushes.jp
NANGA
ナンガの寝袋
寝袋の正解、見つけました。
Rare
Groove、ishinoko、朝霧JAMと3週連続でテント泊の音楽イベントが続いた10月。しっかり身体を休めて次の日も万全な状態で遊ぶために、ちゃんとした寝袋を買おうと決意しました。そこで目をつけたのが〈ナンガ〉の「オーロラテックス
ライト350DX」。素材には独自に開発した防水透湿素材「AURORA TEX
LIGHT」を使用し、蒸れにくく濡れにも強い優れもの。雨の日の運搬時や、雨に降られて服が濡れたままの状態でテントに戻るときにデリケートにならなくていいのはうれしいポイントです。暑ければサイドのジップを開いて、敷布団や掛け布団のように使える汎用性も◎。そしてなにより、760FPでありながらわずか730gと軽く、コンパクトで持ち運びやすい点が決め手になりました。
¥47,300
ナンガ
store.nanga.jp