PROFILE
1977年生まれ。東京都出身。2009年に池ノ上で「ミンナノ」をオープンし、2015年には原宿に「TOXGO」も開店。ファッション、自転車、音楽など、さまざまなカルチャーに精通。国内外のインディペンデントなブランドに注目し、買い付けをおこなっている。みんなからは「ゴローさん」という愛称で親しまれている。
Instagram:@minnano_official
PROFILE
1974年生まれ。東京都出身。ドローイングや彫刻などの作品をリリースし、国内外問わず多数の美術展に出展。アパレルブランドとのコラボレートも積極的に行ない、自身が運営する代官山の「ストレンジストア」では、自作のTシャツなどグッズ類を展開。2022年より自身がディレクターを務めるブランド〈セパレート
バス&トイレット〉をスタート。ブランド名は「セパバス」という愛称で親しまれている。
Instagram:@kenkagami
前回がボロだったので、今回はボロボロで!
ー〈セパバス〉と「ミンナノ」のコラボ第2弾ということで、まずは前回のコラボの反響からお聞きしたいなと。
加賀美: すごかったよ。
中津川: みなさんよろこんでくれましたよね。
加賀美: ゴローさんのおかげだよ。
中津川: ポップアップでも、ぼくらのことを知らないひとが手に取ってくれて。「いいね!」といった感じのリアクションでしたね。
加賀美: あんなに加工を入れたのに、価格も手頃だったしね。フェードしたパーカとか、クッションも大人気だった。
中津川: スエットも用意した在庫がなくなっちゃって、急遽店頭に追加したりしたんです。
加賀美: 「ドーバー(ストリートマーケットギンザ)」とゴローさんだから。やっぱりすごいよね。
ーそれで第2弾もやりましょうとなったわけですね。
加賀美: そう! 「またお願いします!」って感じで頼みました(笑)。そしたら「前回がボロだったので、今回はボロボロでいきましょう!」って返事をしてくれて。
中津川: 前回の加工がいい感じだったので、今回はもっとエスカレートさせて、ボロボロにしたらおもしろいんじゃないかと思ったんです。だけど、それだけだとありきたりになるので、逆に時間を巻き戻して新品の状態も用意したらコントラストが効いていいんじゃないかなって。
BORO JKT ¥18,700
BORO BORO JKT ¥19,800
SHINPIN L/S TEE ¥8,800
ーカバーオールとか、めちゃくちゃボロボロですよね。
中津川: カバーオールは〈セパバス〉のインラインでもリリースしていて、ぼくの友達も着ていたんですよ。それがすごくいい感じだったのと、ジャスティン・ビーバーのパートナーのヘイリー・ボールドウィンがボロボロのカバーオールを着てる写真があったので、それをリファレンスにしました。
加賀美: その着こなしがめちゃくちゃかっこよかったんだよね。
SHINPIN HOODIE ¥11,000
KAGAMI HOODIE pt.2 ¥16,500
SHINPIN SWEAT ¥9,900
KAGAMI SWEAT pt.2 ¥15,400
ーそれにしても、すごい加工技術ですね。
中津川: 自分も小規模ながら服をつくるので、なんとなくのコストがわかるんですけど、これはスケールメリットが働かないとできない加工ですね。
加賀美: 次はもっとボロくしちゃおうよ。着れないくらい(笑)。
中津川: ボロキレとかどうですかね?
加賀美: そんなの売れないよ(笑)。
一同: (笑)
MINNANO BIG DOG ¥7,700、MINNANO SMALL DOG ¥4,400
ーあと、今回はクッションじゃなくて、ぬいぐるみなんですね。
中津川: 加賀美さんがむかし描いた犬が可愛くて、ぬいぐるみにしたらいいんじゃないかって思ったんです。
加賀美: 色は黄色くして「ミンナノ」のカラーにしたの。これ、スイカを入れられるようになってるんだよ。
ースイカってカードのスイカですか?
中津川: そうですね。企画会議をしているときに、機能性を足したいってなったんです(笑)。
加賀美: 斬新だよね。これを持って、改札でピッてやってたらおもしろくない? 女の子がそんなことしてたらキュンってなるよね。会社のカードキーを入れてもいいし。