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FEATURE|小規模高品質というザ・ブラウン・バッファローの哲学。

小規模高品質というザ・ブラウン・バッファローの哲学。

Hello,Japan!

小規模高品質というザ・ブラウン・バッファローの哲学。

〈ナイキ(Nike)〉や〈アディダス(adidas)〉、〈イーストパック(Eastpak)〉に〈ザ・ノース・フェイス(The North Face)〉など、数々のブランドのデザインに携わってきたダグラス・デヴィッドソン。同氏が2005年に立ち上げたバッグブランド〈ザ・ブラウン・バッファロー(The Brown Buffalo)〉は、これまでアメリカはコスタメサのファクトリー兼事務所に併設されたショップとECのみで展開されてきました。そして2018年秋、待望の日本上陸が決定。果たして、〈ザ・ブラウン・バッファロー〉とはどんなブランドで、創設者であるダグラス・デヴィッドソンとは何者なのか。今回のためにピックアップした5つのモデルとインタビューから紐解きます。

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名だたるメジャーブランドでの仕事。

〈ザ・ブラウン・バッファロー〉ファウンダー ダグラス・デヴィッドソン

育った環境など、これまでのキャリアを教えてください。

ダグラスわたしの家族は平均的な労働者階級の仕事をしていて、母親は教師でした。また、旅を大事にしていました。それは近所の美術館であったり、もっと遠い場所──イタリアや南アフリカ──であったり。旅の間中、常にバッグといっしょでした。そんな記憶があります。その後、バックやアクセサリーのデザインに関わるようになったのは、少年時代からの自然な流れだと思います。19歳の時に家族を失い、バッグをデザインすることが失った家族の近くにいる方法だったのかもしれません。

2005年に自身のブランド〈ザ・ブラウン・バッファロー〉をスタートさせました。

ダグラスわたしの使命は、バッグのデザインをより前へと推し進めることです。これまでに、バックバッグ、トラベルバッグ、アクセサリーを20年近くデザインしていますが、アメリカのバッグデザインに物足りなさを感じ、もっといい物がつくれると思いました。ひとつのフィールドを極める事、またそのフィールドから常に学び続けることも好きなんです。

CONCEAL PACK

ミニマルながらも、アイコニックなデザインに仕上げられたバックパック。メインファブリックには耐水性に優れた420Dのナイロンを採用し、バッグの必須条件であるタフであることをクリア。程よい容量のメインコンパートメントには、PCやタブレットの収納に最適なスリーブと細々としたアイテムを分類できるスペースを装備。取り外してサコッシュのように使えるポーチや背面パットにキャリーケースを固定する用のテープや隠しポケットを搭載するなど気の利いたギミックは、様々なブランドに関わってきたからこそたどり着いた結果と言えます。使い続けるほどに新たな発見を楽しめるパックです。 ¥14,800+TAX

ブランド設立と同じタイミングでデザインスタジオを立ち上げ、世界的にも有名なブランドにユニークな観点やデザインを提供されていますね。

ダグラス携わったブランドは、〈ナイキ〉、〈アディダス〉、〈ヘッド・ポーター〉、〈バートン スノーボード〉、〈ポール・スミス〉〈グラビス〉、〈フィルソン〉、〈Y-3〉、〈ザ・ノース・フェイス〉、〈バンズ〉、〈イーストパック〉、〈ニクソン〉など。だいたい、50〜60くらいだと思います。

そこでは、様々なアイテム──アウターウェア、スノーボードブーツ、シューズ、バックパック、アパレル、キャップ、財布、ベルト、モトクロスギア、アイウェア、ゴーグル、パッケージ、スーツケース、家具、ストーブ、寝袋、テント、スノーグローブ──のデザイン、また、ビジネスオペレーションやマテリアルのリサーチ、チーム管理などを学びました。そうしたいままでの経験と師匠からの教えをすべて、自分のブランドで活用しています。

過去のインタビューでは、「中規模または大規模なビジネスを目指しているわけではなく、ビジネスを小さく保ちたい」とも語っています。これまでに関わってきたような大手のブランドを目指さない理由はなぜでしょう?

ダグラスこれはわたしの個人的な考えですが、大きなことがすばらしいとは思いません。スタッフたちのため、ブランドのメッセージを伝えるためにも、小さいままでいる方がいいと思います。コスタメサのオフィス兼ファクトリーで製作するのも、そのためです。仕事をうみだすことでローカルに貢献できますし、大きい工場ではできないスピード感と面白い商品をつくる柔軟性を持ち合わせています。なによりもブランドのDNAと常に隣り合わせでいられますからね。

STANDARD ISSUE BACKPACK

一見するとオーセンティックなデザインでありながらも、さまざまなギミックを随所に盛り込まれたデイパック。メインコンパートメントには、PC用のスリーブにApple Pencilなどスタイラスペンにも最適なペンポケット、小物入れという基本的な機能を配置。マチを設けたサブコンパートメントにも2つのポケットを完備し、フロントポケットや両サイドのドリンクホルダー、背面に隠しポケットとキャリーケースに固定する用のテープなど、必要最低限+αの充実した機能が備わっています。¥11,800+TAX

インスピレーションの源。

あなたにインスピレーションを与えるものやひとはなんですか?

ダグラスメキシコです。メキシコはすごく綺麗だし旅をするには最高の海岸線があり、山と内陸部もすごく記憶に残ります。そして、マヤのピラミッドにはいつも魅了される。人物でいえば、〈ACW(A-COLD-WALL)〉のサミュエル・ロスにもいつも刺激をもらってますね。彼のブランドが、それを物語っています。あとは、現在のUSラップミュージックも面白い時期にあると思います。80年代のパンクを思い起こさせてくれる。パッションを追い求め、チャンスをものにする人々を見ていると、いつもインスパイアされる──この気持ちは変わらないですね。

あなたに深い影響を与えたデザイナーやブランドを教えてください。

ダグラス藤原ヒロシ、高橋盾、中村ヒロキ、ラフ・シモンズ, ヘルムート・ラング、ショーン・ステューシー、Tetです。それから、〈グラビス〉と〈バートン スノーボード〉では、スノーボード以外の様々な面白い商品の開発に携わることができました。ジェイクとドナ・カーペンターには、本当に感謝しています。

あなたのパーソナリティを一言で表すとすれば、どんな言葉が思いつきますか?

ダグラス「共感」。これは、デザインをする上で心がけていることでもあります。

SPECIAL DELIVERY

野外フェスやライブ会場など、必要最低限のアイテムだけを持って身軽に動きたいシュチュエーションに最適なショルダーポーチ。内ポケットにはソフトな素材を用いることで、スマートフォンやカメラといったガジェット類をキズから守ってくれます。また、アクセスしやすいベルクロポケットを前後に配置。頻繁に出し入れする財布は外側に、パスポートや鍵などより大事なものは内側に入れるなど、アイテムの入れ分けが可能です。¥5,200+TAX

BEYONDSLING

ウエストバッグのシルエットを採用したボディバッグ。メインコンパートメントの容量は、サイドのストラップで調整可能。容量を小さくすることで、小型カメラなどがバッグ内部で動かないようにできます。こちらも、外側のポケットにソフト素材を採用することで、大切なデジタルガジェットをしっかりと守ってくれます。¥5,800+TAX

SUPPLYSLING

BEYONDSLINGよりもこぶりなサイズのボディバッグ。財布とスマートフォン、コンデジといった必要最小限のアイテムが収まります。こちらもメインコンパートメントの調整が可能で、よりアクティブな動きにも対応してくれそうです。¥4,800+TAX

日本のユーザーに向けて。

2017年8月22日のブログに、浅草・浅草寺を訪れた際に撮影した写真をアップしています。あなたにとって“旅”とは何を指しますか?

ダグラス旅とは、色々なことを学び、環境に耳を傾け、人の話を聞くことです。わたしは音と視覚を意識しながら成長してきました。ときには、自分の写真を通してそれらを感じ取り、デザインにも反映させています。

最後に、日本のユーザーに向けてメッセージをお願いします。

ダグラスこれからも沢山色んな方の経験から学びたいと思っています。是非〈ザ・ブラウン・バッファロー〉の商品と一緒に撮った写真をこちらのメールに送ってください!

CANVAS CO., LTD.

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