昔何かで読んだ記事に、音楽の好みはティーンズのときに聞いたものにものすごく影響されるというのがある。つまり若い頃に好きだった曲、あるいはジャンルがずっと好きということだ。確かにこれはものすごく説得力がある。
ボヘミアン・ラプソディがいろんな賞を席巻し、大ヒットしたが、まさにクイーンなんてドンピシャ世代。イーグルスと同時にLP盤を買ったような記憶がある。定かではないが。
テクノやヒップホップなんてのは大人になってから。別に嫌いではないけど、やはり70Sから80Sのクラシックロックというジャンルを聴く機会が多い。
これをファッションやブランドに置き換えても同じようなことがいえるのではないか。三つ子の魂百までというやつである。
たぶんぼくを昔から知っているひとは、ぼくのスタイルの変わらなさというか頑なさに呆れてると思う。とにかく身に付けるものの方向性がまったく変わらない。よく言えばブレない。
そんなもんだから新しいブランドなどには少しアレルギーとは言わないまでも抵抗がある。一部では新しもの好きな部分もあるんだけどね。
スポーツシューズ、つまりスニーカーというとこちらにしてみれば〈ナイキ〉か〈アディダス〉しかないわけである。広義のスニーカーとなると〈コンバース〉やらのクラシックモデルも含まれるが、新参ものにはあまり興味がないというスタンスである。
しかし近年、このスポーツシューズのカテゴリーにいろんなメーカーが参入してきた。マラソンやトレイル大会などではみんな三々五々なシューズを履いている。あらゆる面において多様化が叫ばれている時代、ちょうどいいのかもしれない。
その新参もののスタイルがちょっとカッコ良かったりするのは承知している。しかし〈サロモン〉くらいまでが横道にそれる限度と思っていたが、むしろ最近ではオールドスクールな大手ブランドものの方がイケてないように思えてきた。
むしろこの〈ホカ オネオネ〉とか〈オン〉とか。まだ履いたことはないけど、いわゆるいまマラソン界を席巻している厚底の元祖らしい。
このところケガやら腰痛やらで走れてないが、こういう新しいものを手に入れるとモティベーション上がるかもしれないね。