PROFILE
1982年生まれ、愛知県出身。スタイリストのアシスタントを経て、2009年に独立。メンズファッション誌を主戦場に、カタログや広告など八面六臂の活躍をみせる人気スタイリスト。
Style 01
硬派なダブルのジャケットを
ラフに調理。
ー 普段セットアップは着られますか?
あまり着ないんですよ。いつもは動きやすい服を選ぶことが多くて、セットアップは堅苦しさや動きづらいイメージがありました。だけど、これはかなり動きやすくて良いですね。袖を通してみると、ゆとりのある着心地で細部に至るまでつくり込まれているんだなと感じました。しかもハイクオリティで、この手頃な価格は反則です(笑)。
ー ほかのライナップはいかがでしたか?
「ロロ・ピアーナ」や「リモンタ」といった上質な素材だけでなく、シングルやダブル、ノーカラーだったりシルエットもかなりバリエーション豊富に揃ってました。これだけ多いと選ぶのが大変でした。
ー 着こなしのポイントを教えてください。
白Tやレザーシューズといったシンプルなアイテムを合わせて、セットアップが引き立つようにしています。ダブルのジャケットはクラシックな印象があるので、丈感で遊びを加えています。ダブルは着こなすのが難しいアイテムですが、シルエットが良いからこれくらいシンプルにまとめてもすんなり馴染む気がします。
Style 02
シンプルなネイビーは
小物でスパイスを。
ー どういった部分に気をつけてスタイリングしましたか?
ネイビーのセットアップはスーツのような見え方になってしまうので、キャップやネックポーチでハズしています。ただし、だらしなく見えないように足元はレザーシューズを合わせて硬派にまとめました。
ー スタイリングのマイルールはありますか?
シンプルかつクリーンであること。個人的にパンツの裾を引きずるようなスタイルはしたことがなくて、ジャスト丈かクロップド丈の細いパンツしか穿かないです。ワイドパンツも穿いたことがないかも。〈メゾンスペシャル〉のパンツは、細身のものでも伸縮性に優れているのでストレスなく穿けました。
Style 03
シャツ感覚で着る
ベージュのセットアップ。
ー ダークトーンのセットアップと打って変わって、ベージュのセットアップですね。選んだ理由はなんだったんですか?
色味に惹かれました、ベージュが好きなんですよ。黒やネイビーと比べると、ベージュはカジュアルな印象があるので、上品なノーカラーシャツを合わせました。それでも堅苦しい雰囲気にはしたくないので、キャップとスニーカーを取り入れました。軽やかな生地感なので、気軽に羽織れるのが良いですね。
ー 今回の中では一番ストリートテイストですね。セットアップだけれど、スケートボードなどのスポーツシーンにもハマりそうです。
個人的にはこれで野球観戦に行ったりしても良いかなと。セットアップできっちりまとめて勝利の願掛け的な気分。このセットアップも伸縮性に優れているので、アクティブな動きでも全く問題ないですね。個人的にはパンツのウエストがゴム仕様になっているのが助かります。
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