FEATURE
賢人たちによる、至高の普段着。
good tune & the conspires

賢人たちによる、至高の普段着。

人通りが穏やかで、たくさんのレストランがひしめき合い、近くには大学があって若い人たちの行き交いも活発。渋谷2丁目はそんな気持ちのいい空気が流れる町です。そんな場所に約10年近く拠点を構えながら、東京のファッションシーンをつぶさに眺めてきたお店を知っていますか? 「グッドチューン(good tune)」というこのお店には、自店でプロデュースするブランドのアイテムが数多く並んでいます。とくに注目したいのが今季よりスタートした〈ザ・コンスパイアーズ(the conspires)〉です。デザイナーを務めるのは「ネペンテス(NEPENTHES)」の代表である清水慶三さん、そして〈エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)〉の鈴木大器さん。今回はお店の代表である中平 誠さんに、この新しいブランドのこと、そしてショップのことについて語ってもらいました。

  • Photo_Shinji Serizawa
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Komuta

PROFILE

中平 誠

「ユニオンスクエア」にて務めたのち独立。「グッドチューン」を立ち上げ、さまざまなブランドの代理店として営業。一方、自身が運営するショップを2011年、渋谷2丁目に設立。2019年10月よりショップの屋号を社名と同じに変更し営業している。

洗練性と落ち着きが同居した渋谷2丁目のグッドチューン。

渋谷区渋谷2丁目。表参道と渋谷の中間にあるその町には穏やかな空気が流れ、平日はスーツ姿の人たちや学生が行き交い、週末になるとより落ち着いた街の景色が現れます。

国道246号線の一本裏側の道に面するお店。付近に服屋はなく、レストランや美容院が並ぶ。

「グッドチューン」は古くからこの町に拠点を構え、ブランドの代理店やショップの運営をしている会社です。

「ここらへんは服屋は少ないけどレストランが多くて、なんか雰囲気がすごくいいんです。人通りもすごい多いわけじゃなくて、落ち着いているし、ぼくはここが好きなんですよ」

そう語るのはこのお店のオーナーである中平 誠さん。老舗インポートカンパニーでの経験を経て独立し、自身の会社を設立。2011年からこのショップをオープンし、今年の10月よりショップの屋号を「グッドチューン」に変更したそうです。

〈グッド&ウーレン(good&woolen)〉のカットソーは「スーパー・ファインメリノ」と呼ばれる極細繊維を使用。
カシミヤのような肌触りが特徴だ。

浅草でつくっているという靴。
「アイルランドの靴が好きだったんだけど、ボロボロになってしまったので、自分でデザインしました」とのこと。

いくつかの額装した写真が飾ってある白い壁、重厚な木の什器やテーブルなど、服屋としての洗練性と落ち着きが同居した店内には、服が心地よく配置されています。

「〈グッド&ウーレン〉というメリノウールを使ったオリジナルのカットソーブランドをやっているのと、アメリカのブランドもインポートしています。あとは今シーズンから〈ザ・コンスパイアーズ〉というブランドもスタートさせました」

今期からスタートした〈ザ・コンスパイアーズ〉。ブランド名には「共謀する」という意味がある。

INFORMATION

グッドチューン

住所:東京都渋谷区渋谷2-8-3
電話:03-3406-6606
営業:12:00~19:00(不定休)
goodtune.jp