about ALLIED Feather + Down

〈アライド フェザー&ダウン(ALLIED Feather + Down)〉は、世界最高峰のダウンサプライヤーとして注目されてきた同社が、2021FWより満を持してスタートさせたダウンプロダクトブランドです。ウェアのクオリティは上述の通りで、使用されるダウンにもこだわりが詰まっています。
アメリカ・カリフォルニア州に構えるアライド社のダウンは、ハイブランドやテクニカルアパレルで使用され、そのクオリティは寝具においても世界中のホテルなどで高い評価を得ているほど。もちろん、ダウンへのこだわりは他の追随を許しません。使用しているダウンは健全な飼育環境と化学物質の管理を徹底した契約農場から調達。ダウンの処理に使用される水もリサイクルし、処理する工程で使用する化学物質もブルーサインによって認証されています。またダウンの産地や品質を追跡できるトレーサビリティシステムを導入することで、信頼のおける素材のみを扱っていることも特筆すべきポイントです。
アライド社は、ダウン業界全体の約90~95%を占めるバージンダウンだけを供給するだけでなく、リサイクルダウンにも注力しています。なぜなら適切な方法で処理されたリサイクルダウンは、半永久的に本来の保温力と美しさを味わうことができるから。ダウンのリサイクルプログラムもアライド社が考案したサスティナブルなもので、我々だけでなく地球にも優しいのです。
環境負荷の大きいフルオロカーボンとパーム油を含まない洗浄剤のみを使用し、業界をリードする環境への影響を考えたダウンの精製方法を開発したのも、実は同社なのです。廃棄されるはずだった衣類や寝具から出たダウンを同社が蘇らせ、高品質なダウンとして供給することは、画期的な取り組みなのです。
1987年に誕生し、現在はカリフォルニア州のモンテベロに拠点を置く「アライド フェザー&ダウン社」。どうして温暖なカリフォルニアにダウンの工場があるかというと、乾燥した気候がダウンを保管するのに適しているからです。ヨーロッパのダウンを中心にストックされている本社工場には、最先端の技術を駆使した機械が並びます。工場ではバージンダウン、リサイクルダウン問わず、徹底した品質管理が行われています。ゴミや不純物を取り除く作業は全工程の中で7回も行われるのだとか。

アライドフェザー&ダウン社は素材の品質はもちろん、羽毛採取や強制的な餌付けなどがされていないことを保証するResponsible Down Standard(RDS)という国際基準の認定を受けているのも忘れてはいけません。工場で一度に洗うダウンの量は500パウンド(約226kg)。汚れを落とす仮洗いに始まり、乾燥のあとの寝かせ。その後、かくはん機で膨らませて、50パウンド(約22kg)ずつ小分けにして乾かされます。効率を優先せず、丁寧に乾かすのがアライド社のこだわり。同社の工場で熱風乾燥が行われたリサイクルダウンはダウン本来の保温力を取り戻し、ウェアや寝具として我々ユーザーの元へ還ってくるのです。