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平野歩夢が出会う新しき世界。Vol.2 レコードと服の話。
with UNIQLO , without board

平野歩夢が出会う新しき世界。
Vol.2 レコードと服の話。

2022年北京冬季オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプで念願の金メダルを獲得した平野歩夢選手。人生そのものをかけて挑んだといえるほど、全精力と時間を注ぎ込んできた平野さんは、ふっと一息つくように、競技の外側にも目を向けはじめました。その好奇心が向かう先はどこなのか。〈ユニクロ〉の服をまとった平野さんとともに、フイナムはラーメン、コーヒー、レコードをキーワードに新しい世界へと足を踏み入れます。2軒目は、ビギナーにも優しいレコード店です。

  • Direction&Styling_Akio Hasegawa
  • Photo_Seishi Shirakawa
  • Hair&Make_Kenshin
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Shun Koda

人生を彩る音楽との付き合い方。

これまで父親や先輩が、家や車中で何気なく流していた音楽のなかから、自分とマッチする曲をピックアップして、「飽きても繰り返し聴き込んできた」のが平野さん流の音楽との付き合い方だったそう。

「そこからちょっと広げたいなと。とはいえ、ジャンルを定めて聴いてきたわけでもないから、掘り下げるにしてもどこから手をつけていいんだろう? と。まずは関さんの一番好きなアーティストを聴いてみたいです」

「いろいろなアーティストがいて、これが一番好きとは言えないんですが、例えばヒップホップを聴かれているようなので、こんなのはどうでしょう?」と関さんが取り出したのが、A Tribe Called Questのアルバム『The Love Movement』。

「僕は世代としてヒップホップ黎明期だし、以前渋谷のレコード屋で働いていたこともあって、90年代前半ぐらいのアーティストが好きで、思い入れも強いんです」とレコード盤に針をのせると、スピーカーから曲が流れました。

「A Tribe Called Questは初めて聴きました。自分の好みの曲ばかりで狭い範囲しか聴いてこなかったからすごく新鮮です。いい感じですね。歌詞を聴きたいので邦楽を聴くことが多いんですが、歌詞も聴き込みすぎるとノリで聴けなくなっちゃうから、JAY-ZとかDR.Dreとか洋楽も聴きます」

「ノリだけ…であれば」と関さんが音楽の具体的な掘り下げ方へとつなげます。

「たとえば音の気持ちよさや曲調だけで選んでみたらおもしろいと思いますよ。結局、音楽は感覚なんでね。あとは、好きなアーティストが影響を受けた時代の曲を聴いてみるといいかもしれませんね。それだけでも自分の好きな曲調にぐっと近づけると思います」

〈UNIQLO〉フランネルチェックシャツ/SIZE:XXL ¥2,990 , ストレッチフリースモックネックT/SIZE:XL ¥1,990
体をふんわりと包み込む、両面起毛のフランネルシャツ。細番手の糸で表現された繊細な色柄は、インナーとして、アウターとしても活躍してくれる。中に着たモックネックTは、滑らかなフリース素材。これからの季節、縁の下の力持ちとして活躍するに違いない。

そして、人生を彩ってくれる音楽との付き合い方まで話は広がります。

「音楽は音を楽しむだけだと思われがちですが、風景を思い出すこともあるんですよね。生活に根付いた音楽を聴く環境があれば、いろいろなものにつながって、ああ、こんなときにこんな曲がかかっていたなあ、とか思い出せると豊かですよね」と関さん。

このアドバイスは、音楽の新しい楽しみ方を模索する平野さんにとって、すごく納得のいった様子でうなずきながら話を聞きます。ひとしきりオススメの曲を聴いてお店を後にして平野さんは、楽しそうに、そして名残惜しそうに、このひと時を振り返ります。

「僕が知らないだけかもしれないけど、こういうレコード屋が地元にあったらいいなと。好きな曲を切り口にジャンルや時代をもう少し掘り下げてみたいときに、店員さんに質問したりオススメを聴かせてもらったりと、お店がそういう入り口になっていったらいいですよね」

INFORMATION

ユニクロ グローバルブランドアンバサダー サイト

www.uniqlo.com

GINZA RECORDS & AUDIO KURAMAE

住所:東京都台東区蔵前2-1-23 K2B 3F
時間:12:00〜20:00 月曜定休
Instagram:@ginzarecords_kuramae

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