PROFILE
1998年にセレクトショップ「ビームス」に入社。店舗スタッフとして勤務後、VMDとして店舗の内装やディスプレイ、「ピルグリム サーフ+サプライ」のMDなどを担当。趣味である釣りを通じて「ネペンテス」が美瑛に構えた拠点を何度も訪れ、その縁がきっかけで転職。「花、太陽、雨」のプロジェクトに携わり、ビールづくりからお店のディレクションに至るまで、八面六臂の活躍をしている。
PROFILE
『フイナム』の編集長。ヒップな記事制作のために脳内をフル回転させながら媒体を運営。一方で「フイナム フィッシング クラブ」の部長も務め、仕事と同様に釣りにも本気で取り組んでいる。仕事や釣りの後、居酒屋でオーダーする一杯目はもちろんビール。そして〈ニードルズ〉のトラックパンツをはじめ、各ブランドのアイテムを毎シーズン何着も購入するほどの「ネペンテス」ファンでもある。
食べるのも好きだし、飲むのも好き。それを共有したい。
石井: 今日は宜しくお願いします。さっそくですが横溝さんは「花、太陽、雨」のプロジェクトの初期から関わっていると聞きました。
横溝: そうなんです。去年の6月にこのプロジェクトを一緒にやってみないか? と誘っていただき、「ネペンテス」に入社しました。もともと別のセレクトショップで働いていたんですが、昔から釣りが好きで、前職時代にも「ネペンテス」が美瑛に構えた拠点に毎年夏お邪魔していたんです。それでこの土地のことを知っていたというのも大きなきっかけだったんだと思います。

石井: 「ネペンテス」がクラフトビールをつくったというニュースを聞いたとき、すごく驚いたんですよ。どうしてつくることになったんですか?
横溝: 飲食業をやりたいという構想はずっとあったそうなんです。美瑛でのくらしのなかで、この場所に出会い、規模感もちょうど良くて、ここで「なにかやろう」ということになりました。
石井: すごく広いですよね。
横溝: そうなんです。代表の清水と一緒に初めてこの施設の中を見たときに、広々としたスペースを活かして、アパレルショップにビアホールを併設するという構想が閃きました。そして、それならオリジナルのクラフトビールもつくっちゃおうということになりました。

石井: ビールからはじまったわけではなく、この場所から発想が膨らんでいったわけですね。
横溝: やるならオリジナルをつくろうということで。
石井: それがこのビール。とりあえず乾杯しましょうか。

横溝&石井: 乾杯!
石井: うん、美味い!
横溝: ありがとうございます。石井さんが飲まれているのは、「花、太陽、雨」のオリジナルですね。他に〈ニードルズ〉、〈サウス2 ウエスト8〉、〈エンジニアド ガーメンツ〉それぞれのブランドをイメージしてつくったビールも揃えています。

NEPENTHES オリジナルクラフトビール
販売種類:NEEDLES、ENGINEERED GARMENTS、SOUTH2 WEST8、花、太陽、雨 それぞれ6缶セット ¥5,940、12缶バラエティセット(4種類 x
3缶)¥11,880、24缶バラエティセット(4種類 x 6缶)¥23,760
*2月1日(土)〜2月14日(金)までオンラインでご購入のかたすべてに「Happy Valentine’s Day」のメッセージカードを添えて配送いたします。
石井: 横溝さんはビール党ですか?
横溝: はい。ですが、ビールに限らずお酒は大好きですね。クラフトビールも結構飲んでます。ブルワリーを訪ねて、そこでつくっているビールをいただいたりとか。とにかくビールはめちゃくちゃ好きですね。
とくに北海道で飲むビールってなぜか美味しいんです。気候に合わせて冬に飲むビール、夏に飲むビールとか、いろいろとスタイルがあって。札幌にもいくつか醸造所があって、そうした親和性も感じていました。
石井: そもそも飲食業の構想はいつ頃からあったんですか?
横溝: コロナ禍前からですね。当初はフードトラックをやろうと計画していたんですが、その後にパンデミックが起こってしまって話が進まずにいたんです。しばらくしてこの場所に出会い、ようやくプロジェクトが進行していきました。
石井: ファッションだけでなく、ライフスタイル全般を提案していこうという想いがあったと。

横溝: そうした想いもありますし、単純にみんな食べるのも好きだし、飲むのも好きなんですよ。だから自分たちの好きなものをお客さんと共有したいというのが根本としてあるんです。
石井: 〈サウス2 ウエスト8〉は釣りが好きではじめたブランドだし、〈紫電〉もバイク好きが高じてスタートしたブランドですよね。このクラフトビールもそれと同じということですね。
横溝: そうですね。「ネペンテス」ってもともと海外で買い付けてきたものをお店で販売していましたが、既製品に対して「もっと自分たちらしくできるんじゃないか?」という気持ちがあって、オリジナルブランドの設立へとつながっていきました。それがいまも変わらず続いていて、ビールも同じなんです。
石井: 自分たちが飲みたいビールをつくりたいっていうことですよね。
横溝: 自分たちの好きなものにオリジナリティを加えてブラッシュアップする。そうした思考を、清水をはじめとしたスタッフみんなが持っているんです。