インターネット・アニメ・漫画・ゲーム等のギークカルチャーの文脈をファッションに持ち込み、新たなスタイルの形成を試みるブランドが2025AWから始動します。その名も〈リトル ベッドルーム(LITTLE BEDROOM)〉。
コンセプトは、“GEEKCULTURESTRIKE!(オタク文化の逆襲)”。デザイナーが幼少期に遊んでいたゲーム「MOTHER2 ギーグの逆襲」をパロディし、オタク文化をファッションに昇華させるという志が表されています。
まずは、ルックからご覧ください。
デザイナーは、VANTANデザイン研究所出身の国分寺大空。在学中に、アジアの若手ファッションデザイナーを発掘するプロジェクト「Asia Fashion Collection」でグランプリを受賞している実力者です。
そんな〈リトル ベッドルーム〉の今季のテーマは、”FOUNDATION”。SF作家アイザック・アシモフの小説『FOUNDATION』から着想を得ています。作中に登場する「銀河全体の知識をまとめたデータベース」を再解釈し、「多岐にわたる現代のギークカルチャーをまとめて、コレクションに落とし込む」という想いが込められているそう。また、ファーストコレクションであるため、基礎や土台としての意味合いも。
コレクションには、SFの世界観で描かれた独自のストーリーを持つ服がラインナップしています。
damage alert knit
遥か未来のロボット視点で見たダメージニット。グランジの概念を理解していないロボットが、穴の空いている箇所を指摘してきている様子を表現。
damage alert cardigan
遥か未来のロボット視点で見たダメージカーディガン。どのような経緯でボロボロになったのか、その理由を瞬時に読み取り特定している様子を表現。
warp hole denim
ワープホールを意識してつくられた丸型ポケットが特徴のデニム。
warp hole denim moss Ver.
遥か未来の宇宙人が、太古から放置されていた地球産のデニムを発見した姿を表現。ボロボロに朽ち、苔が生えている。
warp hole zip hoodie
ワープホールを意識してつくられた丸型のポケットのジップフーディー。すべてのポケットの穴が、ワームホールのようになかで繋がっている。
anorak tech shirt
遥か遠くの未来で宇宙人や未来人が、過去の地球産シャツを参考に見様見真似で製作したシャツ。一見再現出来ているように見えるが、細部は全然違うものになっている。
astraw pants
膝のシャーリングなど、宇宙服を意識してつくられたパンツ。某機関のロゴをパロディした刺繍には、紙ストローへのヘイトが綴られている。
western tech tailored jacket
遥か遠くの未来で宇宙人や未来人が、過去の地球産ウエスタンテーラードを参考に見様見真似で製作したジャケット。一見再現出来ているように見えるが、細部は全然違うものになっている。
western tech tailored jacket moss Ver.
遥か遠くの未来で宇宙人や未来人が、長らく放置され苔が生えた地球産ウエスタンテーラードを参考に見様見真似で製作したジャケット。苔さえもディティールの一部だと勘違いしてしまっている。
western tech slacks
遥か遠くの未来で宇宙人や未来人が、過去の地球産ウエスタンスラックスを参考に見様見真似で製作したジャケット。一見再現出来ているように見えるが、細部は全然違うものになっている。
western tech slacks moss Ver.
遥か遠くの未来で宇宙人や未来人が、長らく放置され苔が生えた地球産ウエスタンスラックスを参考に見様見真似で製作したジャケット。苔さえもディティールの一部だと勘違いしてしまっている。
オタク文化という日本らしいバックグラウンドを持つ〈リトル ベッドルーム〉。これからどんなクリエイションを見せ、世界でどう評価されていくのか、今後に注目です。