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連載「憧れの逸品」No.416 ミニマルアートの極北にたどり着いたロエベの財布。

モダンアートとの融合を図り、ファッションの新たな可能性を見出したジョナサン・アンダーソン。彼が〈ロエベ(LOEWE)〉のファイナルコレクションで白羽の矢を立てたのはジョセフ・アルバースだった。

バウハウスで学び、晩年、人生の集大成としてものしたのが『Homage to the Square (正方形讃歌)』だ。その名のとおり正方形をテーマに、移ろいやすい色彩を探求した。


Wallet ¥88,000(予価)

ジョナサンは〈ロエベ〉のウォレットを代表する「バイフォールド コインウォレット」をキャンバスにして、その絵画を描写した。カットしたレザーを組み合わせ、アイロンがけで滑らかな一枚に仕立てる技法はご存じ、レザー インターシャである。

絵の具はなるべく薄く、フラットに――そんなジョセフの美意識が極めて正しく再現されている。

素材はナパカーフ。コンパートメントはカードスロット8、紙幣用ラージポケット2のつくり。

財布を開くと、左下に “LOEWE” のロゴとアルバースの名前のサインが並ぶ。

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

ロエベ ジャパン クライアントサービス

電話:03-6215-6116
オフィシャルサイト

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