〈ロエベ（LOEWE）〉の秋の新作、トラペーズジャケットがまとったのは滑らかな手触りがあり、肉厚で丈夫なコットンドリル。しっかりと打ち込んだ太綾の織物で、ワークウェアなどに選ばれる。
インスピレーション源としたのはハンティングジャケット。いわれてみればなるほど、コントラストを利かせたコーデュロイの襟はハンティングジャケットのそれだ。
見どころはモデル名に冠した “トラペーズ”。台形シルエットの意で、すらりとしたシルエットを特徴とする。メンズウェアでこのシルエットを採用したのははじめてのことという。着丈の長いリラックスフィットと相まって、この上なく優雅である。
スペックはフロントスナップボタン留め、ジッパークロージャー、ウェルトポケット、ボタン留めガセットポケット。
〈ロエベ〉のアナグラムのレザーパッチがカーキグリーンのボディのさりげないアクセントに。
Jacket ¥412,500（予価）
襟裏はジグザグステッチで補強されている。その下にはアナグラムのレザーパッチが付く。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
