ナナミカとリーガルが、ゴアテックス®のチャッカブーツを制作。本質は目に見えないから良いのです。

このコラボに際して思い出されたいのは、星の王子さまの一節。“いちばん大切なことは目に見えない”。意外と人間も服も同じなのかもしれません。

〈ナナミカ（nanamica）〉と〈リーガル（REGAL）〉のコラボは、今回で3回目。お互いのクセや得意分野も熟知したうえで、なにをつくるのかが気になるところです。

ベースにしたのは〈リーガル〉の定番のサドルシューズ。ラストをそのままに形成したオリジナルのチャッカブーツは、アッパーに国内有力タンナー「山陽」で鞣された牛革を採用し、履き込むほどに足に馴染みます。

また、ブーツの中にはブーティ形状の「GORE-TEX® メンブレン」が隠されていて、これにより外からの水を通さず、内側の蒸れも解消されます。世界的にも生産できる工場が限られているそうで、この貴重な構造はまさに縁の下の力持ちです。

ソールまわりにも秘密がいろいろ。インソールとミッドソールのあいだの中物には、アメリカのインソールブランド「オーソライト（Ortholite®）」素材を使用。まるでランニングシューズを履いているかのような、高いクッション性を感じることができます。さらに、ベロ部分にも厚めのスポンジを配しているので、足当たりも快適です。

アウトソールには軽量かつ耐久性に優れた「Vibram」社のクリスティーニューフレックスソールを採用。グッドイヤーウエルト製法により、ソール交換も可能で、長く愛用できます。替え紐も付属しているので、気分やシーンで使い分けられるのも嬉しいものです。

ベーシックななかに機能性を潜ませるのが〈ナナミカ〉の魅力。今回はそんな〈ナナミカ〉らしさと、〈リーガル〉の靴の技術を生かしてつくった、まさにコラボならではの一足でしょう。

発売は10月10日（金）より。色は定番カラーのチャコールと、新色のサンドベージュ。ぜひ秋の足元にどうぞ。