100年以上にわたり日本のファッション産業を支えてきた、ニットの生産地をご存知でしょうか? 答えは和歌山県。
そんな和歌山県を中心に「WAKAYAMA KNIT PROJECT」というプロジェクトが立ち上がっていて、この週末「代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY」にて展示販売イベントを開催するとか。
以下にてご紹介しましょう。
和歌山県は、国内最大の丸編みニット生地の産地として、100年以上にわたり世界のラグジュアリーブランドへ高品質な素材を提供してきました。しかし、近年、国内アパレル市場における国産品の比率はわずか1.4%までに低下しています。
長年培われた職人の技術や文化の継承が危ぶまれる中、2023年に「WAKAYAMA KNIT PROJECT」は立ち上がりました。単なる産業支援にとどまらず、文化・クリエイション・産地再生を目指す挑戦として、国内外のメディア・デザイナー・バイヤー・そして生活者へ、新たな価値を提案していきます。
10月31日(金)から11月3日(月・祝)の4日間で行われる展示販売イベントは、今回で第3弾。和歌山にあるファクトリー数十社がそれぞれ開発した生地をもとに商品づくりをしているわけですが、各社が共通材料として採用しているものがあります。それは85年以上続く老舗ファクトリー「A-Girls」が開発したオリジナル素材「LOTUS」。究極の着心地の良さが魅力です。
本イベントでは、そんなニット商品の展示販売に加え、ニットの良さをより体験できるワークショップもあるそう。詳細はインフォメーションをご確認ください。
最後に、プロジェクトと「A-Girls」の代表を務める山下智広さんのメッセージをどうぞ。
和歌山ニット産地をブランディング化し、地場産業を盛り上げたい。100年以上続く編みの技術や独自の加工技術は、簡単に真似できない日本の財産です。このプロジェクトを通して、職人の知識や技を次世代にどう伝え、どう進化させていくか、産地として未来への責任と希望を発信していきます。
— WAKAYAMA KNIT PROJECT / A-GIRLS 代表 山下 智広
WAKAYAMA KNIT PROJECT
会期:2025年10月31日(金)〜11月3日(月・祝)
営業時間:10:00〜20:00(最終日は19:00終了)
会場:代官山 蔦屋書店 DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY
住所:東京都渋谷区猿楽町16−15
入場:無料
参加企業(11社):エーベル鈴木、株式会社エイガールズ、フジボウテキスタイル株式会社、阪和株式会社、風 神莫大小株式会社、有限会社紀南莫大小工場、美和繊維工業株式会社、株式会社オカザキ ニット、有限会社オランジェ、株式会社ヤマヨジャージィ、豊染工株式会社
体験プログラム:KIDS T-SHIRT WORKSHOP(予約不要) 、来場者向け体験プログラム(ワークショップ)
【KIDS アイロンプリントTシャツ ワークショップ】
概要:オリジナルTシャツをつくるワークショップ。Tシャツの色と形を選び、切り抜き、組み合わせ、最後にアイロンで仕上げる。 和歌山ニット素材「LOTUSコットン」を使用した、贅沢な素材のTシャツづくりを体験できる。
日時:2025年10月31日(金)〜11月3日(月・祝)
営業時間:10:00〜17:00
所要時間:約30分
対象:3歳〜(保護者同伴)
参加費:3,300円
サイズ:100〜120、130〜150 (混雑時はお待ちいただく場合あり)
※Tシャツがなくなり次第終了

