独特のタッチで人物を描き下ろし、さまざまな企業やブランド、メディアへのビジュアル提供・プロダクトデザインまで手がけるアーティストのAZUSA IIDAさん。ファッションの視点を大切にしているというその表現方法は個性的かつ実験的で、ファンを飽きさせないスタイルこそが国内外で人気を獲得している大きな理由の一つです。
そんなAZUSA IIDAさんによる新たなプロジェクト「OURS(ウルス)」が、ついに今週末から始動。記念すべき第一歩として、「東急プラザ表参道原宿」内のアートギャラリー「LOVUS gallery」にてエキシビションが開催されます。
今後も長く続いていく「OURS」の物語の第一歩として、本展では人々にそっと寄り添うぬいぐるみが多彩な顔ぶれで登場します。
改めて説明すると、本プロジェクトは自身の幼少期から現在までの記憶と感情を起点に、その内面世界を作品で具現化するという内容のもの。その作品に登場するいきものたちは記憶に潜む象徴として立ち上がり、誰しもが持つ“心の居場所”や“大切なもの”といった普遍的な感覚へと訴えかけます。
開催日初日の12月6日(土)はAZUSA IIDAさんも会場に在廊し、ぬいぐるみを購入した方にその場でキャラクターのドローイングを描いてくれるというまたとないコンテンツも用意されているんだとか。まずはご本人から届いているコメントをチェックして、当日を楽しみに待つこととしましょう。
“OURS(ウルス)”
– 心に宿る不思議ないきものたち –
“OURS” の物語をずっと心の中で温めてきました。
小さかった頃の記憶。
大好きだったタオルやぬいぐるみ。
眠る前に読んでもらった絵本。
それらは、まるでお守りやおまじないのようで、いつも良い夢を見て眠ることができました。
そんな記憶や、いつも大切にしていた自分だけの宝物がみなさんにもあったのではないでしょうか。
私は、大人になってからもその温かい部分をずっと大切にしてきたのですが、その心が、“OURS” を生み出したのだと思っています。
“OURS” は、私にとってとても大切なプロジェクトです。
LOVUS gallery をお借りして、いよいよスタートします。
“OURS” が皆さんの心に寄り添う家族になることを願って。
これから、長い物語が始まります。
AZUSA IIDA
AZUSA IIDA「OURS」
会期:12月6日(土)〜12月28日(日)
場所:LOVUS gallery
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿 SHEL’TTER The SHEL’TTER TOKYO B1F

