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西日本最大規模のデサント直営店が神戸にオープン! モノづくりに強くこだわる、ブランドの世界観が集約されています。

神戸の中心地、三宮。駅周辺はひとで賑わい、活気にあふれていますが、10分ほど歩くと風景がガラリと変わり、西洋風の建物が続く小洒落た街並みに。そこは、鎖国が終わり、開港したばかりの明治初期から外国人が住んでいた「旧居留地」で、いまではハイブランドからアウトドアブランドまでが集まっているショッピング街でもあるんです。

そんな駅前とは異なる表情を見せる「旧居留地」に、〈デサント(DESCENTE)〉の直営店「DESCENTE KOBE」が11月23日(日)にオープンしました。その広さは西日本で最大規模。ブランドのアイデンティティを反映した店内では、すべてのカテゴリーを取り揃えています。

お店に入ると出迎えてくれるのは、特注で製作したというスキーヤーのマネキン。ブランドのルーツであるスキーが、躍動感のある演出で表現されています。1階にはスキーとゴルフ、ランニングなどのパフォーマンスウエアを展開。世界トップレベルのアスリートも着用するウエア類から、〈デサント〉の開発力の高さを感じられます。

キャッシャーの前にはシューズがずらり。その取り扱い数は全国最大級で、スポーツやアウトドア、そして街にいたるまで、さまざまなシチュエーションに対応するモデルがラインナップしています。ソファを設置したゆとりのあるラウンジスペースも、他の直営店にはない「DESCENTE KOBE」の特徴。ゆったりとショッピングを楽しめるその気遣いは、「旧居留地」という落ち着いた大人の街にぴったりです。

店内のデザインは、プロダクトを開発する“ラボ”とスキー場の“ロッジ”を連想させる、無機質なステンレスの什器と木目の床で、ブランドの背景を表現しています。ヘリンボーンの床は、ブランドのスピリットマークである3本の矢印ロゴをイメージ。山の雪原にも見える壁の斜め模様もスピリットマークが由来となり、左官職人が手作業で施したそう。そこからも〈デサント〉のモノづくりに対するこだわりを感じます。

2階に並ぶのは、〈デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)〉。壁の一角には〈デサント オルテライン〉を代表するダウンジャケット・水沢ダウンのアイコニックなモデル「MOUNTAINEER(マウンテニア)」のパーツがデザインされ、163のパーツと94の素材を使った280の工程で、1着を50人でつくり上げる、と記されています。水沢ダウンのクオリティの高さは承知の上ですが、それだけの労力がかかっていることを知ると、アイテムにより愛着が湧いてきます。

そういった店内のデザインから、〈デサント〉のモノづくりにかける情熱がひしひしと伝わってきますが、それをダイレクトに感じられるのは、やっぱりプロダクトに直接触れること。スポーツからデイリーまでを快適に、ひいてはかっこよく着こなせるウエアには、こだわりが満載です。

まず知ってもらいたいのは、来年2月に開催される4年に1度のウィンタースポーツの国際大会で、〈デサント〉は4カ国にウエアをサプライしているということ。その顔ぶれは、スイスアルペンナショナルチーム、カナダスキークロスナショナルチーム、ドイツボブスレー・リュージュ・スケルトンナショナルチーム、スペインアルペンナショナルチームにナショナルチームウェアおよびレーシングスーツ、と強豪国ばかり。そんな実力者たちが〈デサント〉を着用するのは、〈デサント〉の品質を認めている証拠と言えるはず。

1階にはスイスアルペンナショナルチームが着用するスキージャケットとスキーパンツが展示されています。スキージャケットは、ハードシェルジャケットとミドルレイヤージャケットに分かれていて、気温や使用状況に応じて、それぞれ単体で着用することもできる3in1仕様です。

AEROSTREAM SCHEMATECH SKI 3in1 JACKET
¥275,000

そして、スイス・カナダ・ドイツチームのデザインをベースにしたレプリカモデルをリリース。デザインは異なりますが、素材と機能は代表選手が着用するものと変わりません。このレプリカモデルがラインナップするカテゴリーは、トップアスリートとともに課題を解決しながら開発する〈デサント プロ(DESCENTE PRO)〉。

0.01秒を競うなか、ストレスを少しも感じないよう工夫を凝らした機能を搭載しています。特に注目したいのは、ミドルレイヤージャケットの「スマートパディング」と、ハードシェルジャケットの「エアロストリーム」。保温性の担保とウエア内の蒸れの解消が選手から届いた課題であり、それを解決する機能です。

ミドルレイヤージャケットの背中には、温かさを感じやすい部分にだけ中綿を配置した「スマートパディング」を搭載。効率よく保温する〈デサント〉独自の機能設計です。大阪にある〈デサント〉の研究開発拠点「DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX(DISC)OSAKA」が文化学園大学と共同研究し、温かさを感じやすい部位を特定した「温覚マッピング理論」と、発汗量の多い部位を特定した「スウェットマッピング理論」を確立し誕生しました。

ハードシェルジャケットの背中に立体成型パーツを搭載し、蒸れで不快を感じる箇所に空気の流れを促す「エアロストリーム」。この機能はバックパックなどにも採用されています。「スマートパディング」と組み合わせれば保温性と通気性の相反する機能が同時に叶い、極寒の雪山でも快適に動けるわけです。

生地をよく見ると、部位によって柄が異なっています。これは「スキーマテック」という特殊技術。いくつもの生地を切り替え、ストレッチ性や耐久性や通気性などを高めるのではなく、1枚の生地のなかで糸の織り方や編み方を変えることで異なる機能性を付与するのです。生地の切り替えと縫製が減った結果、より快適なフィット感と軽量化を実現しました。だから、この柄は機能美というわけ。

胸ポケットはベンチレーションとしても機能。ボタンのフラップで外気を取り込みやすくなる工夫は気が利いています。

ゲレンデやバックカントリーを快適するスキージャケットの機能にワクワクしますが、デイリーに活躍する水沢ダウンの新モデルも気になるところ。まず紹介したいのが「DESCENTE KOBE」限定色のネイビーがラインナップしている「MERGE(マージ)」。

MERGE
¥220,000

最大の特徴は、メリノウールとリサイクルポリエステルを50%ずつ混紡した防水透湿素材が採用されていること。水沢ダウンのアイコニックモデルの「MOUNTAINEER(マウンテニア)」からインスパイアされたデザインで、丸みを帯びたシルエットはコーディネートを楽しめそう。

上品な光沢感のあるメインの生地は風合いが美しく、他のモデルとひと味違う印象。摩耗しやすいポケット周りや脇下にはポリエステルを使用し、耐久性を高めています。2つの生地を使っているから、“融合”を意味する「MERGE」というモデル名に。

フードはファスナーで取り外せるデタッチャブル仕様。フードの有無でイメージが変わり、着こなしの幅も広がります。

2列あるフロントファスナーの間にはメッシュ生地が施され、外気を取り込んでジャケット内にこもりやすい不快な熱や湿気を逃がします。この「デュアルジップベンチレーション」は、水沢ダウンの特徴のひとつ。

「TRIDENT(トライデント)」も今季デビューした新モデル。首元から裾まで八の字に配したファスナーが印象的で、フロントファスナーを含めた3本で〈デサント〉のブランドロゴであるスピリットマークを表現しています。

TRIDENT
¥198,000

ちなみに、モデル名の「TRIDENT」は“三つ又の槍(ヤスや矛)”という意味で、スピリットマークの3本の矢印から連想して名付けられました。

象徴的な八の字のファスナーは、一見すると1本のファスナーですが、ベンチレーション・ハンドウォーマー・ポケットの3分割になっているユニークなつくり。

フードに水や雪だまりを防ぐ〈デサント〉独自のパラフードシステムに、「クイックバースト®」を新たに採用してアップデート。ファスナーは閉めた状態でも少し開いていて、ループを引っ張るだけでファスナーが開き、ワンタッチでフードを開放できる仕組み。実はこのファスナー、救命胴衣に使用されているもの。一般的にウエアには使われていないものを落とし込み、実生活を便利で快適にしようとする発想に〈デサント〉らしさを感じます。

「TRIDENT」にも「デュアルジップベンチレーション」を搭載。八の字のベンチレーションとあわせて使用すれば、ジャケット内の熱や湿気が一気に放出されます。

そして、フォーカスしたい水沢ダウンがもうひとつ。水沢ダウンを生み出している岩手県奥州市(旧水沢市)の水沢工場が今年で55周年を迎え、新しく建て直されました。それを記念してリリースされたのが、こちらの「LUCENT(ルーセント)」。

LUCENT
¥198,000

新工場はガラスを多用した外から見える構造で、それをイメージし、半透明の生地を使いスケルトン仕様に。そして、封入されているダウンは通常750フィルパワーのところ、1000フィルパワーを充填。随一の軽量性と嵩高性が発揮され、空気をまとうような着心地と暖かさを実現しました。

本来なら見えない、内側のシームテープも見えるほど透けています。それを採用した理由は、内側の設計にまでこだわり抜いた美しさを表現するため。見えない部分にまで手を抜いていない証拠でもあり、モノづくりに対する自信を感じます。奥州市の自然の息吹を感じるカラーが選定されました。

裏地には、光を熱に変換する〈デサント〉独自の保温素材「ヒートナビ®」を採用。暖かさを感じやすい背中をプリーツ構造にすることで生地の使用量が増え、より暖かさを促進します。

〈デサント オルテライン〉の注目すべき逸品は水沢ダウンだけではありません。例えば、「フュージョンニット」シリーズに、こんな洒落た1着も。

フュージョンニット ハイブリッドクルーネック
¥44,000

1枚の生地をジャガード織で編み方を変え、快適性やストレッチ性を高めています。独自開発のパターンメイキングによって、立体的なシルエットと包み込まれるような着心地を実現しました。

通気したい部分はメッシュに、体が可動する部分はリブに。ボディマッピング理論をモチーフにしたデザインが〈デサント〉らしい仕上がりです。これもまた機能美。

袖は、光の当たり具合で見え方が変わる布帛素材。デザインにひと役買いながら、耐摩耗性をアップしています。

他にも、街とアウトドアでシームレスに着られる〈デサント オルテライン エイティワン(DESCENTE ALLTERRAIN 81)〉やビジネスシーンにも対応する〈デサント オルテライン アイ・オー(DESCENTE ALLTERRAIN I/O)〉などが充実している「DESCENTE KOBE」。西日本最大規模のラインナップは必見です。

そんな「DESCENTE KOBE」のオープンを記念して、12月5日(金)にレセプションパーティを開催。スキーオリジンの〈デサント〉ならではの、“Après-ski(スキーやスノーボードを楽しんだ後、夕方から夜にかけてロッジやバーで食事やお酒を楽しみながらリラックスする時間や文化のこと)”をテーマに開催されたパーティーで、神戸出身のtofubeatsさんと水原佑果さんの2人がDJをプレイし、来場者たちを盛り上げました。

トップバッターは水原佑果さん。テンポのいいハウスで徐々に来場者をほぐし、和モノを織り混ぜながら心地いい空間に。

1時間半のプレイで、tofubeatsさんにバトンタッチ。金曜の夜に相応しいディスコで店内はさらなる熱を帯びました。

ファッションも食事も観光も丸ごと楽しめる、三宮のホットスポットに加わった「DESCENTE KOBE」。店舗の内装やラインナップしているアイテムから、〈デサント〉のモノづくりに対する実直な姿勢を感じられる場所です。年末年始は三宮で遊んで、「DESCENTE KOBE」に足を運ぶプランなんていかがでしょうか。

Photo_Masashi Ura
Text_Shogo Komatsu

INFORMATION

DESCENTE KOBE

住所:兵庫県神戸市中央区浪花町27
電話:078ー599ー5350
時間:11:00〜20:00

デサント公式ブランドサイト

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