新生〈セリーヌ(CELINE)〉のファーストコレクションは喝采を浴びたが、そのコレクションに合わせてつくり込んだコスチュームジュエリー、「セリーヌ チャーム」のバイプレイヤーっぷりにも唸らされた。アーティスティック・ディレクター、マイケル・ライダーが描くグランドデザインの輪郭をくっきりと浮かび上がらせていた。
モチーフはメゾンの歴史を語るときに欠かせないトリオンフ、サルキー、凱旋門。ライダーはこれをブラスでかたどり、ゴールド、あるいはシルバーに染めた。
チャーム 各¥51,700(メダル、トリオンフ、鍵)、¥61,600(サイコロ)※すべて予価
それらチャームはネックレスやブレスレット、ピンブローチに重ねづけすることができる。ランウェイではベルトのアクセントとして利かせていた。
ヘリテージが根底にあるチャームは「タイムレスだが、退屈ではない」という命題を自ら証明してみせた格好だ。
クワイエット・ラグジュアリーもいいけれど、ときには着飾りたい。ホリデーシーズンなら、なおさら。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

