人生経験を積むなかで、少しずつ形づくられるぼくらのアイデンティティ。ひととの出会いやカルチャー体験など、トライアンドエラーしながら思考の判断基準=マイスタンダードが築かれる。
それは服選びにおいても大切な要素かもしれない。ファッションスタイルというのも、すぐ手に入らないのが歯痒いところではあるけれど、自分のテリトリーが定まれば、モノであふれる時代においても楽できる。
一方で、〈エルメス(HERMÈS)〉におけるスタンダードといえば、馬具を起点に、時代に合わせて生まれた品々だ。バッグをはじめとする皮革製品、正方形のシルクスカーフ、そしてシルバージュエリー…。名作揃いのなかでも、特に男性たちの心をくすぐるのがシルバージュエリーの「シェーヌ・ダンクル」である。
これはもともと錨の鎖をモチーフにしてつくられたものなのだが、写真のブレスレットはマイヨン(コマ)の表情がいつもと違う。ツイストしたもの、ビーズ状のもの、溝をつけたもの。タイプの異なるマイヨンが並ぶ、特別な新シリーズだ。
素材はシルバー925。使い続けることでよりよい表情に変わる。
その名は「シェーヌ・ダンクル・アレア II」。
メゾンのスタンダードを再解釈した新作をつければ、すぐにその美しいつくりの虜になる。
シェーヌ・ダンクル・アレア II
¥845,900
Photo_Hiroyuki Takashima

