紳士の嗜み、オーセンティックなバーなどのイメージがあるウイスキー。そんなウイスキーを、アートや音楽のようにカルチャーの一部として自由に捉えているのが、ロンドン発のブレンデッドウイスキーブランド〈コンパス ボックス(COMPASS BOX)〉。
同ブランドによるカルチャープログラム「Whisky Across the Counter」が、スタイリスト/ファッションディレクター・長谷川昭雄氏をキュレーターに迎え、京都で開催されます。
「Whisky Across the Counter」は、ウイスキーをボトルからグラスへ、そしてカウンター越しに人から人へと手渡す、その場に生まれる空気や時間に目を向けた企画。日常の酒場文化の中で、自然に手に取られる一杯としてウイスキーを体験してもらうことを目的としています。
舞台となる京都は、職人の手仕事や哲学が色濃く表れる小さな酒場が点在し、古くから文化が受け継がれてきた街。〈コンパス ボックス〉が大切にしている「職人性」「個性」「物語性」と親和性が高いことから、今回の開催地に決定されました。
昨年10月に「KYOTO CAHLUMN STORE」をオープンするなど、京都にゆかりのある長谷川昭雄氏がキュレートした、いまの京都を象徴する7つの酒場にて、ウイスキーと一品料理のペアリングが一ヶ月限定で提供されます。酒場は以下のラインナップ。
「ザコトラ商店」
京都の昼酒文化を象徴する一軒。「赤垣屋」の4代目店主が営み、七輪や生簀を活かした料理と酒を提供している。本企画では「ラベルデザインのカラーを意識したという菜の花、モロコ(川魚)、海老、牡蠣のオイル煮と「オーチャード ハウス」のハイボールのペアリングを提案。果実味と酸が油をきれいに切ってくれる。
「日常」
四富会館に店を構える、会話が主役の酒場。寿司職人の家系に生まれた店主が手がける鯖寿司が名物。脂の乗った鯖寿司に合わせるのは、本「オーチャードハウス」のハイボール。果実のニュアンスと穏やかな酸が静かに寄り添ってくれる。
「そば鶴」
京都・一乗寺で1973年に創業。三兄妹が受け継ぐ蕎麦屋で、酒と蕎麦前の時間が静かに積み重ねられてきた。本企画では、名物の「葱の天ぷら」と「ネクタロシティ」のオン・ザ・ロックのペアリングを提案。出汁と葱の甘みを受け止めてくれる。そして、途中で山椒を加えることで香りが引き締まる。
「とよこや」
鉄板を囲み、料理と会話が同じ速度で進んでいく酒場。祖母の代から続くレシピと空気感を、店主が自然体で受け継いでいる。本企画では〈ネクタロシティ〉のハイボールをセレクト。「自家製焼豚」に目玉焼きを添えた一皿と合わせ、脂と卵のコクにウイスキーの甘さが重なる。
「ニューオーモン」
不定期で扉が開く、角打ちのような酒場。鉄板を囲み、初対面同士でも自然と会話が生まれる空気感が魅力。本企画では〈ネクタロシティ〉のハイボールをセレクト。鉄板で焼いた「ホルモン焼き」と合わせ、脂と甘辛いタレに蜜のような甘さが重なる。
「Hz(ヘルツ)」
京都・仁王門通り、通称“ザコトラビル”の一角にたたずむ酒場。ワインを軸にしながら、焼酎やウイスキーも自然に受け入れる、軽やかな立ち飲みスタイルが特徴。本企画では「ザ・ピート・モンスター」をセレクト。梅割りスタイルの焼酎ハイボールを思わせる飲み口で提案する。合わせる一品は、茹でた豚タン「宇タンナマ」と店主の名前を冠する「健康シウマイ」。酸と脂、スモークが重なり合う。
「森田倶楽部」
河原町近くにオープンしたバー。落ち着いた照明のもと、酒と軽いアテ、デザートまで楽しめる一軒。本企画では「クリムゾン カスク」をストレートで提案。自家製「森田倶楽部のプリン」に少量垂らして合わせることで、甘さの奥に潜んでいたスパイスが立ち上がる。デザートでありながら輪郭はぶれず、酒を添えることで完成度が引き上げられる、夜の終わりにふさわしいペアリング。
ご紹介した「Whisky Across the Counter」は2月28日(土)まで。長谷川昭雄氏セレクトの間違いない酒場で、〈コンパス ボックス〉のウイスキーと名物フードのペアリングをお楽しみください。

