昨年のブレークに引き続き、今年の秋冬も依然としてフリースが人気のようです。柔らかくて軽量、しかも暖かいといったフリースの魅力は様々ありますが、なんといっても、あのモコモコとした見た目、これに尽きるのではないでしょうか。思わず触りたくなる愛らしい質感に妙に引き寄せられます。
そんな魅惑のフリース、もちろん人気のアウトドアブランドもいいですが、古着で選んでみるのも面白いかと。さっそく「フイナムズ」で一風変わったフリースを5点ほどピックアップしてみました。
発色の良い赤ボディに加え、首、袖、裾にジャガード柄を配した80’sもの。フリースとしては珍しいクルーネックというのも◎。野暮ったさを残す丸みを帯びたシルエットは、逆に今日的でもあります。ちょっとルーズ目に着たい一着。
続いては懐かしの〈アーリーウィンターズ〉からフリースベストをピックアップ。ゴアテックスを使った迷彩柄のマウンテンパーカなど、傑作プロダクトの数々を残した同ブランドですが、フリースも良いものつくっているんですよね。こちらはオリーブにネイビーのパイピングが好配色！
モンスターパーカやハッピースーツのスマッシュヒットを皮切りに、年々注目が高まる近代ミリタリーから。こちらはアメリカ軍のレイヤリングシステム・ECWCSのインナーとして着用するポーラテックフリースのLEVEL3。肩や肘にあしらったナイロン地の切り替えが無骨な印象を醸します。
化学繊維特有の綺麗な発色もフリースの魅力ですが、柄物だって面白いものが多いんです。こちらはネイティブパターンをボディに採用した一着で、首元と袖は無地で切り替えた個体。古着らしい珍しいデザインは、人とかぶるのを嫌う人にはオススメです。裏地にナイロンを張っているので防寒生、防風性も抜群。
最後はフリースの王道ブランド〈パタゴニア〉から、「カーステンス ジャケット」をご紹介。ワックスレッド×ネイビーというクラシカルなカラーリングに、ジップトップのグリーンが映えます。大きめに配した胸ポケットやハンドウォーマーポケットなど使い勝手も良好。細部に至るまで抜かりのないつくリは、さすが〈パタゴニア〉といったところでしょうか。
ここで紹介したフリースのほかにも暖かそうなアウターが色々揃った「フイナムズ」、本格的な冬を迎える前にぜひチェックしてみてください。良い古着揃ってますよ！
Text_Yosuke Ishii
Houyhnhnm’s
store.houyhnhnm.jp
