テレビやPCの電源を切り、ときには大自然に身を委ねようと書いたネイチャー・ライター、ロバート・マクファーレンにインスパイアされたという「アイ/ロエベ/ネイチャー」。
テクニカル・ファブリックやリサイクル・コットンを用いたウェアの数々。クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンはこれを心浮き立つようなカラーパレットやグラフィックで仕上げた。ニューラインの名にも冠したアイ(EYE)をモチーフにしたポップなアイコンは〈ロエベ(LOEWE)〉の新たなロゴも手がけたフランスのデザインユニット、M/M Parisが描き下ろしたもの。
リサイクル・コットンを意識的に使っていることからも分かるように、「アイ/ロエベ/ネイチャー」はサステナブルな眼差しも感じられる。実際、このコレクションは商品がひとつ売れるたびに2,000円を環境保護団体へ寄付するという。
ラグジュアリーブランドにとってサステナブルはもはやなおざりにできないテーマだが、さりとてそこに押しつけを感じるとどうしても鼻白んでしまう。思わず手に取りたくなるなにかがあって、手に入れてみればサステナブルな取り組みだった──という流れが美しく、〈ロエベ〉はこのハードルを見事にクリアしている。
Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa
Edit_Ryo Muramatsu
ロエベ ジャパン カスタマーサービス
電話:03-6215-6116
www.loewe.com