ファッションのなかでも特にニッチなモノといえば腕時計。すべてスマホで事足りる時代において、正直腕時計がなくて困ることはないと思います。でも、それは自らのステータスを示すモノであり、時代の流れのなかでつくられる服とは一味違った価値があります。
ウォッチメーカーには大小さまざまありますが、狙い目は〈チューダー(TUDOR)〉かもしれません。時計界の王様こと〈ロレックス〉の創立者ハンス・ウイルスドルフが1926年に設立した由緒正しいブランドで、毛並みの良さは折り紙付き。しかも、品質はもちろんのこと、比較的手の届きやすい価格帯も魅力のひとつです。
そんな〈チューダー〉のなかで今回フォーカスしたのは代表作「ブラックベイ フィフティ-エイト」のニューカラーです。
そもそもこのタイムピースは〈チューダー〉初のダイバーズウォッチをベースにした一本で、ブランドの顔として君臨してきました。その端正な佇まいはもちろんのこと、日本人の腕に似合いやすい39ミリのケースサイズも魅力的です。
また、新色のネイビーブルーにも歴とした意味があります。かつて “TUDOR Blue” と呼ばれた色があり、歴代のスポーツウォッチをはじめ、1970年代〈チューダー〉が手がけたフランス海軍用のダイバーズウォッチに使われてきました。このブルーからインスピレーションを得たのが新色です。
ストラップはスチールをはじめ、好みに合わせて選べる3種類を用意。
夏に相応しいタイムピースは7月1日から発売中です。この色、そそられる読者も多いのではないでしょうか。