夏の暑さがだんだんと落ち着きはじめ、この秋は何を着ようか、そんな嬉しい悩みが増える今日この頃。ただシャツ一枚だと心許なく、ヘビーアウターを着るには早すぎる、服選びが難しい季節でもあります。
そんな秋コーデにおあつらえ向きなのが、コーデュロイ。生地の厚さはこの時期にちょうどよく、畝の凹凸がつくり出す落ち着いた表情は、一点投入するだけでコーディネートが秋めきます。
そこで今回は〈リベレイダース(Liberaiders®)〉の21年秋冬コレクションから、コーデュロイを使った2つのアイテムをご紹介します。
まずは、肉厚なコーデュロイを採用したジャケット。1950年代に登場したGジャンの2ndタイプを下敷きに、ポケットの配置やシルエットなどを〈リベレイダース〉流にアレンジ。
着丈を長くしたり、身頃の切り替えと袖が繋がったヨークスリーブを採用することで、いまの空気感を纏ったリラックスシルエットに仕上げました。
伝統的なワークウェアに一捻りを加えて、全く新しいアイテムに昇華するのは、〈リベレイダース〉らしいデザインアプローチでしょう。
こちらは、ジャケットと共地でつくられたサルエルパンツ。太腿部分のワタリを大きく取り、裾に向かって強めにテーパードをかけたシルエットで、いわゆるな股下がダボついたサルエルとはひと味違う都会顔に。
また素材に特徴がある分、バックポケット上のタイベック素材のラベルや、左脇のピスネーム以外は装飾を排し、デイリーに使いやすいデザインになっています。
コーデュロイを上下で着ると重たい印象になりがちですが、上の画像の通り、今作はシルエットとカラーリングの妙により、セットアップとしても難なく着られそうです。
ジャケット、パンツともにチャコールとブラウンの2色展開。新しい季節を共に過ごしたい〈リベレイダース〉の新作は、10月8日(金)より発売開始します。