元々ニット工場として、数々の有名ブランドのニットを生産した後、1975年に誕生した〈ポール&シャーク(PAUL&SHARK)〉。創業者のパオロ・ディニは、ヨットをはじめとした海の世界から着想を得て、ラグジュアリーとスポーツをミックスしたアイテムを生み出しました。
そこから年月を経て、現在ではヨーロッパを中心に73カ国2000以上のショップで展開されるビッグブランドに成長。2017年からは多くの有名ブランドで手腕を振るったエンリコ・アイロルディをディレクターとして迎え、プロダクトや店舗の刷新を行うなど、イタリア有数のブランドはいまなお進化を続けています。
そんな〈ポール&シャーク〉の22年春夏コレクションには、現代の大人が求めるデイリーウェアがラインナップ。
ブランドが得意とするラグスポに、いまの時代に合ったリラックスムードと最先端の技術がプラスされた、新作アイテムをご紹介していきましょう。
こちらのジャケットは、軍モノのフィールドジャケットを現代的に落とし込んだアイテム。クラシックな見た目はそのままに、ブランドが独自開発したポリエステル素材「TYPHOON20000」を採用。どんな気候条件下でも高い防水・防風性を持ち、厳しいヨットレースにも耐えうるほどの強度を誇ります。
さらに、いかにもな化繊と違って、生地に自然な風合いがあるのもポイント。この味わい深さは、かつてニット生産で培われた、自社工場による素材開発力の賜物です。
上のルックのような綺麗目なコーディネートから、はたまたストリートテイストまで、どんなスタイルでも応用可能なユーティリティな1着。
続いて、ストレッチ性と撥水性に優れたソフトシェル。体の動きを妨げないタイトなフィッティングに、止水ジップ、肌触りに配慮した首周りと袖口のリブなど、タウンユースはもちろん、スポーツシーンにも対応してくれる優れものです。
ちなみに、〈ポール&シャーク〉はサステナビリティにも注力しているブランド。現にこのアイテムにも、海を守るため、ペットボトルを原材料にした素材が使用されています。
ジップアップパーカは、高密度に仕上げたポリエステル&ナイロンを採用。素材を高温で圧縮することで、軽量かつコンパクト、さらには風雨に強い仕上がりになっています。
フードと裾にはドローコードがあしらわれているので、防寒性を高められるだけでなく、シルエットのアレンジも楽しめます。
そのほか、ブランドロゴを使用したボタンダウンシャツ、オーガニックコットンを使用したパーカやスエット、グラフィカルなスイムショーツなどもお目見えします。
トレンドを汲み取りながらも、世代を越えたタイムレスなデザインと高い機能性を備えたアイテムの数々。今季の〈ポール&シャーク〉も、どうやら豊作のようです。
PAUL&SHARK
■POP UP EVENT
場所:HANKYU MEN’S TOKYO 4F サードスタイル
会期:3月2日(水)〜3月21日(月・祝)