庵野秀明氏が企画・脚本、樋口真嗣氏が監督を務める映画『シン・ウルトラマン』。
5月13日(金)の全国公開を目前に、いまだ多くの部分が謎のベールに包まれている本作ですが、その主題歌を米津玄師氏が担当すると発表されました。
米津氏のアイデアをもとに、庵野氏がリクエストを出し、まとまった新曲のタイトルは、「M八七(エム ハチジュウナナ)」。
映画製作の初期段階から主題歌をつけることが決まり、製作陣をはじめ、庵野氏、樋口監督の満場一致で米津氏の名前が上がり、オファーに至ったのだとか。そして、米津氏自身も『シン・ゴジラ』『エヴァンゲリオン』シリーズなど庵野氏の作り出した作品のファンであり、当時既に発表されていた『シン・ウルトラマン』にも一ファンとして期待していたことで、今回のコラボレーションが実現。
一大プロジェクトの主題歌を頼まれた米津氏は、当時をこう振り返ります。
主題歌のお話を頂いた瞬間は「何かの間違いでは」と思いました。
シン・ゴジラを劇場で何度も見ていた頃や、シン・ウルトラマンが制作発表された頃、まさか自分が関わることになるとは夢にも思っておらず、青天の霹靂の一言に尽きます。
超然としたウルトラマンの姿を眺めながら曲を作りました。米津玄師
そして完成した楽曲に対して、映画『シン・ウルトラマン』の製作スタッフはこんな言葉を残しています。
まず、本作品の主題歌を米津玄師さんに引き受けていただけたことに心からの感謝と喜びを申し上げます。デモでのやりとりを何度かさせていただきましたが、一発目から心を打たれ、その後に関しては楽曲の進化過程を拝見させていただくような、そんなやりとりでした。
歌詞も、米津さんによる、映画「シン・ウルトラマン」に対するイメージや解釈を凝縮させ、ぶつけてくださったのだと思っております。映画を見る前と見た後で印象が変わる歌詞であるようにも思いました。是非、楽曲の解禁を楽しみにして頂き、また、この素敵な主題歌も一緒に、映画館でお楽しみいただければと思います。
米津玄師氏による書き下ろしのシングル「M八七」の発売は、5月18日(水)。
映画の世界観にさらなる奥行きと手触りを加えてくれるであろう新曲を聴ける日まであと1ヶ月とすこし。期待に胸を膨らませ、待ちましょう。