カレー屋って、飲食業界にあって飲食業界にあらずというか、ちょっと独特な文化のなかにあると思いませんか? 様々なカルチャー、背景をもった方が厨房の中にいる、そんなイメージがあります。偏見ですかね?
今回ご紹介する間借りカレー「スパイスハット(Spice Hut)」のご主人は、25年間アパレルショップのバイヤーをしていた小林二郎さんです。この名前でピンとくる方も多いのではないでしょうか。
今回、アパレルにいたときにバイイングを担当していたという〈オーバーザストライプス(OVER THE STRiPES)〉のデザイナーである大嶺保さんの協力のもと、スペシャルなTシャツが完成しました。
ビジュアルフォトはbar星男の櫻田宗久さんが担当し、モデルには旧友の松岡俊介さんを迎えています。往年系、ファン感涙系です。
このTシャツは店内での受注販売となっており、納期は8月上旬。ちょうど真夏に仕上がるようになっています。
また、今回はTシャツだけではなく、ちょっとした展示も行われます。
今、世界が”CHAOS”な時代にメッセージを発信出来ればと思い、定期的に発表していた”ARMY-TEE”をベースに『LOVE & PEACE』などのメッセージを込めたデザインのTシャツのアーカイブを、フォト用紙に出力して展示します。
OVER THE STRiPES デザイナー 大嶺 保
カレー屋の枠を軽やかに超えた、実にスパイシーな取り組みですね。
さらに、6月25日(土)~7月2日(土)の期間中、「bar星男」の櫻田宗久さんからのビーツのカレーというお題に応えた、スペシャルカレーが登場します。
「情熱の赤」と「食べる輸血」と言われるビーツは、ベタシニアンによる抗酸化作用の高いスーパー野菜。ビーツとスパイスのバランスを最大限に活かした一皿です。ライスをカリフラワーライスにチェンジしてダイエットカレーに変更も可能とのこと。
というわけで、衣・食・アートをごった煮にした今回の催し。カレー屋ってこうして様々なコンテンツを一緒くたにしても、すっと馴染んでしまう、そんな懐の深さがありますよね。