伝統に敬意を払いつつ、実験的なモノづくりを追求しているブランド〈ビズビム(visvim)〉。“唯一無二”という表現が、これほどしっくりとくるブランドは他にないのではないでしょうか。
そんな〈ビズビム〉と「ロンハーマン(Ron Herman)」による特別なプロジェクトが、今シーズン登場します。
題して、“Product Introspection : Natural Dye”。
同ブランドがこれまで培ってきた伝統的な天然染色の中から、“藍染め”と“泥染め”にフォーカスし、「ロンハーマン」だけのスペシャルコレクションが用意されました。
アッパーに日本製のキャンバス生地を使い、藍染で仕上げた一足。ステッチやソールも藍色に染まり、この染色方法でしかなし得ない表情をしています。
一方のハイカットは、同じキャンバス生地を用いて泥染に。ヴィンテージさながらの風格で、履き込むほどに深い味わいに育っていきそうです。
綿で織り上げたピケ素材を使用したベースボールキャップは、インディゴは藍染を、ブラウンは泥染で染め上げています。
また特殊な加工を施したオリジナル真鍮製バックルやベジタブルタンニングカウレザーベルトなど、細部に至るまでこだわり尽くされています。
REDセルビッチ生機の約140ozオリジナルデニム生地を使ったパンツ。特筆すべき点は、通常よりも深い青。これはインディゴロープ染色の最濃色によって表現されています。
また糸に負担をかけずに織り上げられているため、表面に凹凸ができ奥行のある風合いに。それだけでなく製品に泥染めを加えることで唯一無二の表情が表れるのです。
Tシャツも天然染色を施すことで、自然なムラ感とドライタッチで油が抜けたような風合いになっています。
半袖スウェットもTシャツと同様のフェード感。裏側に滑らかな生地を使われているため、着心地は快適そのもの。
シャツは、糸を限界まで高密度で織り込んだタフさと洗い込んだリネンの柔らかさを両立。これからの季節に重宝しそうな一着です。
モッズコートのメインファブリックに用いられているのは、特別な撚糸加工を施したコットンの経糸とナイロン糸の緯糸を高密度で交織した生地。滑らかなタッチと柔らかなコシを併せ持つ独特な風合いをしています。
ダメージ加工と泥染によってヴィンテージさながらのオーラを放っています。
本コレクションに際して、〈ビズビム〉のクリティブディレクター中村ヒロキ氏はこんな言葉を残しています。
「自分が心惹かれるものを探っていった先に、天然染めの技法に辿り着きました。その土地の自然を利用し た有機的な技法が生み出す独特のムラや風合いに、人間らしさや個性的な魅力を感じます。長い歴史の中で 育まれてきた技術とそれを受け継ぐ職人の方々が、日本にはまだ残っている。ただ文化として保存するので はなく、現代のライフスタイルに合ったプロダクトとして、未来へ長く使い続けていけるものを生み出した い。職人の方々とともに、新たな技法に挑戦しながらものづくりを深めていきたいと思っています」
そして、本コレクションの発売店舗である、「ロンハーマン」千駄ヶ谷店、二子玉川店、六本木店、神戸店の4店では、天然染め技法の歴史や生産工程などを紹介する特別な展示イベントが同時開催されます。
天然染色の真価を知れる、またとない機会です。
連綿と受け継がれてきた技法を用いてつくられた、未来へ残すべきアイテムの数々。こういう服こそ、着るたびにストーリーが生まれ、愛着が湧くんですよね。
visvim for Ron Herman
発売:2月25日(土)
取り扱い:
ロンハーマン千駄ヶ谷店
ロンハーマン二子玉川店
ロンハーマン六本木店
ロンハーマン神戸店
「Product Introspection : Natural Dye」Event
開催期間:2月25日(土)〜3月3日(金)
場所:
ロンハーマン千駄ヶ谷店
ロンハーマン二子玉川店
ロンハーマン六本木店
ロンハーマン神戸店