行き慣れたお店で買い物を楽しむのは最高ですが、はじめましてのお店に足を運び、ちょっと緊張しながら買い物をするなんて瞬間も楽しいはず。それがはじめて降りる駅だったりしたら尚更です。そんな感じで足を運んでみたくなるお店が、都心から少しだけ離れた街に8月にオープンしました。ちょっと散歩がてら、新スポットへ買い物を楽しみに行ってみてはいかがでしょうか?
Photo_Teppei Hori
Edit_Yusuke Suzuki
店主のキャラクターそのものがお店に。
先週の『出没! アド街ック天国』でも取り上げられた下高井戸駅。新宿から京王線に揺られることおよそ10分、来年3月に幕を閉じる戦後のバラック期を得てできた駅前市場があったり、昔ながらのお店が並ぶ商店街に、少し歩けば閑静な住宅街がある街です。
フイナムの読者の方には「トラスムンド(TRASMUNDO)」や「バーバー サコタ(BARBER SAKOTA)」に「ハトス アウトサイド(HATOS OUTSIDE)」といった、店主の個性がそのままスタイルに投影されたお店がある街といった印象が強いかもしれません。
そんなローカルエリアに新たな注目のディープスポットが誕生しました。場所は下高井戸駅の北口を出て徒歩30秒ほど。「ダンシング ムード(DANCING MOOD)」と名付けられたお店は、〈キリメ(Kirime)〉〈ソーラスビーイング(SauRasBeing)〉〈ワンダーマン(WANDERMAN)〉〈エスティーエス バッグ(STS Bags)〉〈ビーアイブイ(BiV)〉といった、店主のつながりで集まったインディペンデントなブランドに、「トップショット(TOPSHOT)」の買い付けによる厳選された古着がラインナップ。服の販売だけでなく、持ち込みでお気に入りの洋服のリサイズやリメイクも行ってくれ、三拍子が揃います。
ショップオリジナルのアイテムにキッズウェア、さらに店名からも伺えるように7incのレゲエのレコードがレジ前に並んだりと、店主のキャラクターを感じずにはいられません。ラッパーやDJにスケーターなど、ローカルコミュニティが集まり古き良き時代のストリートショップを彷彿とさせる空気感は、SNSやネットでは知れない情報やそこでしか経験できないことがたくさんあるはず。
急行の停まらない、メロウな空気が流れる下高井戸駅にできた「ダンシング ムード」。店主の目が行き届いた、レゲエのリズムのようなゆったりと居心地のいい空間での買い物は、わざわざ訪れる価値ありです。会話が弾みすぎ、ついつい長居しすぎてしまうなんてのもいいのではないでしょうか?
DANCING MOOD
住所:東京都世田谷区松原3-29-20
営業時間:13:00〜20:00
定休日:不定休
Instagram:@dancingmood_shimotakaido