だれもが小学校などで1度はやったことのあるはずの切り絵。文字通り紙を切って貼ってを繰り返して絵にする切り絵は、大人になってから実際にやったり目にする機会はあまりないのではないでしょうか?
そんな切り絵を、クラブや音楽にファッションなどのいわゆるストリートカルチャーから得た、遊びの延長線上にある感覚を表現する手段にするのがデザイナー兼アーティストのwackwackです。
アメコミのようなファニーでポップな雰囲気がありながら、世の中を斜めから見るような捻くれた&マニアックな視点と毒のある世界観は、一目でwackwackとわかるオリジナリティそのもの。
11月13日(月)より「代官山 蔦屋書店」で開催される展示は、1年前から体調管理を目的に毎日のジョギングをはじめ、自然のなかで感じた日本の四季折々の素晴らしさを、動物や植物をモチーフに表現した作品が並びます。
さらにストリートカルチャーを主軸に、日本古来の伝統・風土・原風景に日々影響を受け、表現し続けるアーティストのSOLID BLACKLINEとのコラボレーション作品も見どころのひとつ。作品だけでなく、新作ロングスリーブTシャツにポスター、ブランケット(※受注販売)のグッズの展開も、ファンにはうれしいニュースです。
切り絵という、シンプルがゆえに奥の深い禅問答のような形で表現をし続けるwackwack。手を動かし紙というアナログな素材を使うことで生まれる、どこか温かみのある世界は見る人にさまざまな気づきや感情を与えてくれるはずです。