セレクトショップのオリジナルレーベルの意味と存在が、拡張を続ける昨今。店名=ブランド名ではないものが多数生まれる中、またひとつ注目に値するコレクションがデビューしました。
独学で服造りを学び、様々なディレクションやデザインを世に発信し続け、現在はフリーランスデザイナーとして活躍する徳重雅哉氏と、「ウィズム(WISM)」がタッグを組んで生み出されたブランド〈カセット(cassette)〉。
「空間にやわらかく馴染むノイズ」
「アナログであることの心地よさ」
「色褪せないフォルム」
いつでもそばにおき、大切にしたいもの
どんな時でも袖を通したくなる、永く愛せる服
がコンセプトだそう。
御託というか理屈を並べるのが似つかわしくないコレクションのような気がするので、写真多めでお届けいたします。
ラインナップは、コート、ブルゾン、ジョガーパンツ、ワイドトラウザーズ、フーディ、ロングスリーブT、スウェットパンツ、スウェット、モヘアニットの全9型。
どこかにあるようでない、普通に見えるけどクセがある。アヴァンギャルドなのに普遍的。
そんな両義性があるブランドのように思います。