世界中のアートブックや有名無名問わないZINEの販売などに、不定期でさまざまな展示も行う代田橋の「フロットサムブックス(flotsam books)」。
2025年初となる展示は写真家の金村修による、『FORMALIN FRESH』と題した個展を開催します。
気になる内容は、金村修が日常のなかで撮影したインスタントカメラによる写真を、普段描いているドローイングを台紙として構成した作品群を展示。この表現は、複数の写真を組み合わせて構成する写真表現である“組写真”を、ドローイングとインスタント写真の組み合わせで再解釈したもの。
ポラロイドやチェキが表すノスタルジア性は、喪失を悲しんでいるのではなく、むしろ対象を殺戮した喜びに満ち溢れたものであり、撮影した対象がもうどこにも存在しなくなったことを祝福するだろう。ノスタルジアは現実の対象が消滅したことで生まれるものだから、ノスタルジアを生み出すポラロイドやチェキでの撮影は、対象の殺戮と消滅を祝う一つの儀式であり、殺害したことで対象に永遠の生を与えることなのだ。(FORMALIN FRESH ステートメントより)
『FORMALIN FRESH』では他にもコラージュ作品やZINEの販売も予定。
国内外問わず活躍する金村修ワールドを体験できる貴重なチャンス、見逃せません。