静岡県富士市で開催された「フジアンドサン」。富士山の雄大な自然に抱かれながら、音楽とアクティビティを全身で体感できる、なんとも居心地のいい野外フェスです。そんな人気のイベントに、アウトドアサンダルの雄〈テバ(Teva®)〉が、意外にも初出店。大賑わいだったブースの様子と、〈テバ〉のなにがフェスに最適なのか、スナップを交えてお届け!
Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Keisuke Kimura
Edit_Yosuke Ishii
富士山麓の大自然が舞台。年々評価高まるキャンプインフェス!
2日間にわたり開催された「フジアンドサン」。会場は富士山麓にある「富士山こどもの国」です。今年は山頂が隠れてしまっていたけど、晴れていればドーンと鎮座する富士山を、間近で見ることができます。
まだまだ始まったばかりで、歴史は浅いフェスですが、なにせ評判がいいんです。今回も会場で「規模間がちょうどいい」「ファミリーが多くて安心」「フードのレベルが高い」などなど、いい意見しか聞こえてこない。
たしかに、歩いていると敷地がとにかく広大で、人の多さに窮屈になることもない。ステージ間の距離もほどよい。夜のキャンプサイトも静寂に包まれています。動物とも触れ合えるゾーンがあったりして、子供も満喫することができるんです。
オーバーグラウンドとアンダーグラウンドが交錯するジャンルレスな出演者も、「フジアンドサン」の大きな魅力のひとつ。今年の出演者は、森山直太朗さん、くるり、中村佳穂さん、折坂悠太さん、柴田聡子さん、君島大空さん、どんぐりずなど、往年系からトレンディなアーティストまで実に多彩。(柴田聡子さんと君島大空さんのインタビューは、こちらから)
アーティストとの距離が近いのも特徴で、MOON STAGEの最前列であれば、アーティストの息遣いが聞こえるほどです。
そして忘れちゃいけないのが、グルメの充実ぶりです。地元静岡の食材をふんだんに使ったお店だったり、麻婆豆腐で名を馳せる「かかん」、横浜の知る人ぞ知る八百屋「青果ミコト屋」の特別なパッタイなど盛りだくさん!
さて、そのフェスに出店していたのが、サンダルブランドの〈テバ〉。たくさんあったブースの中でも、ひときわお客さんで賑わっていたその模様を、お届けします。
大盛況のテバのブース。ボールが入れば、テバがあたる!?
「For Playground Earth」―さあ、この地球を遊びつくそう―。
このタグラインを携え、新たな船出を迎えた〈テバ〉。これまでもアウトドア好きたちからの支持率は高かったですが、一層アウトドアの領域へ踏み込み、地球を遊びつくすためのサンダルを、多くの人たちに広めていくことに。その一環として、今回「フジアンドサン」に初出店となりました。
到着すると、ブースの前には長蛇の列が。なんのために並んでいるかといえば、コーンホールで遊ぶため。
アメリカ発祥のこの遊び。木製の箱に穴が開いたボードを斜めに設置し、コーン(トウモロコシ)を詰めた小さな布袋を穴に投げ入れるゲームです。
プレイ代金は500円で、5回まで投擲が可能。5つすべて入れれば、太っ腹にも〈テバ〉のサンダルをプレゼント! これがもう大人気で、音楽がメインであるはずなのに、1日で200人以上が参加したとのこと。2日で約400人!その求心力は恐るべしです。
すべて入らなかった人たちにも、景品を用意。タンブラーやスポーク、カトラリーのセットと、これだけで500円のもとが取れるほど。
上述した〈テバ〉のタグラインと、〈テバ〉がアイコンとして使っている山やテントなどのバッグが作れるワークショップも大盛況でした。
ちなみに、これらの売上はすべて、アウトドア活動において環境に配慮するためのテクニックを伝える「リーブノートレイス」に募金されます。今後は、同団体との取り組みも増えていく予定とのこと。
フェスでこそ光る、テバの実力。
1984年に、コロラド川のリバーガイドによって創設されたブランド〈テバ〉。創業以降、40年以上もの間サンダルと向き合い、立ち止まることなくアップデートを続けてきました。
日本では、2010年頃から大きなムーブメントに。そこから日本でも定着し、多くの人に愛されるサンダルブランドになりました。
とはいえ、サンダルは季節もの。買い換えることはそう多くないです。当時の〈テバ〉しか知らない人たちは、いまの〈テバ〉に足を通せば、その進化にきっと驚くはずです。なかでも、現在の〈テバ〉を代表するのが、この3つのモデル。
グランドビュー マックス サンダル ¥19,800
まずは、〈テバ〉のラインナップの中で最もテクニカルなハイキングサンダル「グランドビュー マックス サンダル」。耐久性に優れたビブラムのメガグリップアウトソールを採用し、グリップ力・安定性・クッション性を兼ね備えます。独自のストラップシステムは健在です。
サンダルを履いての長時間歩行は疲れるものですが、ストラップで足を固定し、どんな路面にも対応してくれるソールがあれば、その心配もありません。「フジアンドアサン」の広大な会場もなんのその! ちなみに本作は、ハイキングもできるほどのスペックを併せ持つから、どんな路面もオールOK。
ハリケーン エックスエルティー2 ¥10,780
お次は、〈テバ〉のロングセラーであり、アイコンでもある「ハリケーン エックスエルティー2 」。日本のみならず世界にも愛好家が多いモデルです。
3点で足をホールドする独自のユニバーサルストラップシステムで、好みのサイズに調整可能。軽量性にもすぐれ、クッション性も申し分なし。
それと、ストラップのデザインも特徴のひとつで、毎シーズン変わるストラップを楽しみにしている人もファンも多いのだとか。着脱も簡単だから、テントに入ったり出たりを繰り返すフェスにもうってつけです。
レディース ハリケーン アンプソール ガイラ ¥15,400
最後は、この一足。山の頂上からインスピレーションを得た独自のソールデザインが特徴のサンダルです。
見た目は、完全にファッション寄りですが、実力は本物。厚底ソールは衝撃を和らげ、長時間の歩行にも最適です。フェスでは一日中歩きっぱなし。この一足があるとないとでは、翌日の疲れも全然違うんです。
機能性とファッション性を高い次元で融合させた本作は、ウィメンズのみの展開です。
フェスという場所は、エクストリームな環境ではないものの、かといって街というわけでもありません。そんなところでこそ、ぜひ〈テバ〉を履いてみて欲しい。
長時間の歩行にくわえ、あらゆる路面に適しているし、帰宅したあとのメンテナンスも、ざーっとシャワーで洗うだけ。本当に、フェス特化型のサンダルだと思うんです。
フェスのシーズンは、まだまだ始まったばかり。今年は〈テバ〉を履いて、いつもより快適に、音楽とキャンプを楽しんで。
それでは最後に、会場で見つけた〈テバ〉ユーザーのリアルな声をお届けします!ぜひ、サンダル選びの参考に。
(左)松村千秋/栄養士
「普段はトレラン用のシューズを履くことが多いんですが、〈テバ〉はそれに比べて開放的だし、リラックスもできる。遊び心のある色味も好きです。このモデルはワンポイントでパープルが入っていたりして、めちゃくちゃかわいい」
(右)田中翔さん/ショップスタッフ
「〈テバ〉といえば、自分の中で『ハリケーン』一択。フェスって、歩いたり、キャンプサイトでリラックスしたりと、1日の中にいろんなシーンがありますけど、そんなときには最適だと思ってます。ストラップの柄もクラシックで気に入ってるんです」
(左)田原麻捺さん/ヴィジュアルコーディネーター
「このモデル、厚底なだけあってクッションがきいていて、長時間歩いても本当に疲れないです。見た目以上に安定もしていて、音楽を聞いているときに飛んだり跳ねたりもできる。もちろん〈テバ〉の個性的なデザインも大好きです」
(中)玉木悠斗さん/プレス
「ぼくはなにより、ストラップのホールド力が好きです。こんなに足が露出しているのに、歩いていても全然ブレない。キャンプフェスなので雨が降ることもありますが、〈テバ〉なら濡れても全然気になりませんし、最高っす」
(右)秋葉さん/ショップスタッフ
「以前も履いていたんですけど、よりソールが厚くなって履き心地もいいです。〈テバ〉は、靴下との合わせも楽しめるから好きなんですよね。イージーケアも、魅力のひとつかなと思います」
小嶋章太さん/「かかん」オーナー
「〈テバ〉は以前に買ったことがあって、ボロボロになるまで履いてました。いまのモデルは、よりクッショニングがよくなってるように感じますね。それと、フェスってどうしても汚れるじゃないですか。〈テバ〉のサンダルは、その汚れも様になるから、好きなんです」
(左)MIOさん/会社員
「今回は、雨がずっと降っていて路面もドロドロなとこも多かったですけど〈テバ〉ならそんなのも気にせず歩いていける。あと、厚底で盛れるのもいいです(笑)」
(右)タクマさん/飲食業
「フェスって防水の靴を履いている人も多いんですけど、今回思ったのが、〈テバ〉のサンダルのほうが適しているんじゃないかってこと。1日目に雨にふられても2日目には当たり前に乾いていますし。しかも歩きやすいから、本当、フェスにこそ最適な気がしてます」
ベンジーさん/ワーキングホリデー中
「〈テバ〉は、とてもコンフォータブルなサンダルだと思います。蒸れ知らずだし、歩行性能も高いですし。父親がニュージーランド出身で、ぼくもよく行くんだけど、現地では日本よりも人気。友達は〈テバ〉を履いて、よくトレッキングしているんですよ。それくらい、性能に優れているということだと思うんです」