MARIE & YUYA NARAマリエと奈良裕也が語る、サングラスにまつわるアレコレ。| HOUYHNHNM SUNGLASSES CLUB MARIE & YUYA NARAマリエと奈良裕也が語る、サングラスにまつわるアレコレ。| HOUYHNHNM SUNGLASSES CLUB

モデル、タレント、そしてデザイナーとして
マルチに才能を発揮するマリエさんと、
“美容師” の枠を超え、多くのファンを持つ奈良裕也さん。
今回は東京のファッションシーンで活躍し続ける
お二人をゲストに、
意外や意外な関係性やサングラスにまつわるアレコレを、
ざっくばらんに語っていただいた。
日差しがキツくなるこれからの季節、
この対談を読んだ後には必ずや、
オンラインストアをポチッとするか、
お店へと駆け込むことになるはず!

Photo_Tohru Yuasa
Text_Ryuta Morishita
Edit_Ryo Muramatsu

PROFILE

マリエ

ファッション誌『ViVi』の専属モデルを経て、テレビ番組『笑っていいとも!』など数々のバラエティ番組に出演し、お茶の間の人気者に。2011年に、ニューヨークの「パーソンズ美術大学」に留学し、帰国後に自身のブランド〈パスカル マリエ デマレ〉を立ち上げる。現在の肩書きは、モデル、ファッションデザイナー、ラジオパーソナリティと多岐にわたる。

奈良裕也

「SHIMA原宿」アートディレクター兼ヘアメイク。専門学校時代にいろいろなストリート雑誌に載るようになり、「SHIMA」入社後、ファッション誌『CHOKi CHOKi』の看板モデルに。その後もファッションアイコンとして活躍。昨今ではDJとして、東京の夜を賑わすことも。ヘアメイクとしての活動も幅広く、レディガガや草間彌生など、アーティストからの支持も厚い。

やんちゃでいいじゃん?

―お互いのSNSにも登場するなど、お二人は以前から親交が深いように思えますが、出会ったきっかけはなんだったんですか。

マリエ:私が13歳か14歳くらいの時に、「SHIMA青山店」で見たのが最初かな。

奈良:最初お店に来てくれた時は担当してなかったんだよね。で、「SHIMA」のショーに出てもらった時くらいから、親交が始まって、という感じですね。

マリエ:その時から奈良さんはいろんな雑誌で見かけてたし、お店でも「ああ、奈良さんだ!」みたいな。当時からめちゃくちゃカッコ良かった。

奈良:雑誌『ViVi』でモデルをやってた影響もあって、ショーのラストにサプライズとして出てもらったら、会場がすごく盛り上がったのを覚えてますね。金髪でね、ギャルだったよね(笑)。

―マリエさんがバラエティ番組などでもどんどん活躍し出した頃ですよね。

奈良:そうそう。でも、有名になってからもお店にも普通に来てくれて。ファンの子たちから「マリエ、ちょーかわいい」とか言われてました(笑)。

マリエ:ショーでいえば、「東京ガールズコレクション」も懐かしい思い出ですよね。

奈良:ぼくもヘアメイクやりはじめたばっかりのときで、スタッフさんからはなんでもやって良いって言われてたから、二人で話して、かなりぶっ飛んだのをつくった記憶がある(笑)。

マリエ:あれは私の中でも伝説(笑)。奈良さんは「やんちゃでいいじゃん。わがままで良いじゃん」ってずっと言ってくれて、だから私も乗っかっていけるというか。

奈良:だって、やんちゃな人の方が面白いじゃん。

マリエ:実は、NYに行く前にちゃんと話す機会があって、その時も親身になって話聞いてもらったし、背中を押してもらいました。

―奈良さんは、業界の中でも “カリスマ” のようにいわれていますが、実際お会いすると物腰の柔らかさというか、穏やかな人柄に驚かれる人も多いと思います。

マリエ:後輩の美容師さんだけじゃなくて、ファンの方もすごく大事にされている方だと思います。普通これだけ有名になったら「独立してやってみようかな」とか思ってもおかしくないのに、「SHIMA」というところで、ブレずにやっているのも尊敬します。

奈良:独立すると逆に自分の良さが出ないような気がしてて、「SHIMA」にいてかなり自由にやらせてもらってるし、「SHIMA」があるからこそ自分の色もきちんと出せるとような気がします。

マリエ:いま私がブランドやってるのも、自分を育ててくれたファンに対しての恩返しみたいな気持ちがすごくあるんです。そういった部分でも奈良さんからの影響はあると思います。

―奈良さんはマリエさんのどういうところに魅力を感じてましたか?

奈良:他のモデルとパッと並んだ時に、すごく個性が強くて、人を引きつけるパワーがあると思いました。だから、Tシャツにジーパンみたいなシンプルなコーディネートでも様になる。当時から自分のスタイルというものを持ってて、それは着こなしにも現れてましたね。自身のカルチャーやバックグラウンドみたいなのを見せられるモデルさんって、そんなに多いわけじゃないんです。

マリエ:先日、歴代の『ViVi』モデルみんなでZOOMをやるっていう企画があって、そこでも若いモデルさんからは「個性ってどう出すんですか」みたいな質問が多くて。

奈良:マリエちゃんがいた時はとにかくみんなパワーがすごかった。動物園みたいだったよ(笑)。マリエちゃんに長谷川潤ちゃん、水原希子ちゃん、ローラちゃんが並んでる表紙とか、いま思うとすごいよね。いまでもみんな第一線で活躍している人ばかりだし、粒揃いでしたね。いまの『ViVi』は、良い意味でも真面目なモデルが増えたなという印象です。

マリエ:でも、若い子でも急に髪の毛ピンクになってたりとかするのを見ると、「ああ、いまはそういう時なのかな」って自分の過去を振り返って思いますね。そういう時期って誰しもが経験すると思う。なんか脱皮じゃないけど、新しい自分を見るための葛藤みたいな。私も「奈良さん、金髪にして!」って駆け込んだ時があったから。

奈良:あったね(笑)。「オレ怒られるの嫌だからちゃんと事務所の許可取ってよ」って言ったの覚えてるよ。

サングラスは実用性があって、尚且つアクセにもなる。

―“個性” という話が出ましたが、サングラスって例えばタモリさんみたいにキャラクターの一部として認識されるような側面も持っています。お二人はどのような時にサングラスをかけることが多いですか。

奈良:基本的には毎日持ち歩いています。今日も鞄に入れてますし。

マリエ:私も。クルマとバッグにそれぞれ、いつも肌身離さずという感じです。

―好きな形はありますか。

奈良:眉毛まで隠れるくらいのビッグフレームが好きですね。最近だとキャットアイというか、フレームの蝶番あたりがちょっと尖っているようなフレームも気になっています。

マリエ:私は、昔〈レイバン〉のこの形(ウェリントンタイプの「ウェイファーラー」)ばっかり掛けてた。定番のデザインだから、どんな服にでも合うし。フレームも黒、赤、少し大きいのとかたくさん持ってました。それがいまは好きな形も少しずつ変わってきてて、実はここに並んでいる色違いのものを愛用しています。〈The ROW〉と「オリバーピープルズ」がコラボしたサングラスなんですけど、小ぶりでラウンドした形がかわいくて。毎日掛けてます(笑)。

alain mikli AMBRETTE ¥43,500+TAX

Oliver Peoples × The ROW “AFTER MIDNIGHT” ¥40,100+TAX

―これレンズに息を吹きかけると、両ブランドのロゴが浮き上がってくるんですよね。

マリエ:えー、知らなかった!(笑)。

―マリエさんはゴールド、奈良さんはシルバーで、たまたまですが統一感出てます(笑)。

マリエ:それこそ、さっき奈良さんも言ってたけど、最近はアクセみたいな感覚で使ってるかも。私、サングラスすぐ失くすんです(笑)。で、失くさないようにチェーン付けて、掛けない時は首元に垂らしてます。

奈良:これはデザインが効いてますね(アランミクリ×ジェレミー・スコットのコラボモデル)。

マリエ:さすが、なんでも似合う。奈良さん、ジェレミーとも仲良しだしね。

奈良:派手だけど、こういうデザインが効いたものはやっぱり気になっちゃう。

alain mikli × JEREMY SCOTT ¥30,300+TAX

―あと、これは紫外線に当てるとレンズの色が変わるんですよ。

マリエ:(ベランダに出て陽にかざす)あーホントだ。色が濃くなってる。外に出るとより陽射しを遮ってくれるのかな。普段は薄い色だから掛けやすそうだし。

こちらがマリエさんをベランダまで走らせた、〈レイバン〉の調光レンズ「エヴォルブ」。室内でも掛けやすいカラーレンズで、屋外で紫外線に当たると色が濃くなり、より遮光性が上がるこのレンズを使ったサングラスは、レトロなティアドロップのアビエータータイプからクラシカルなラウンドタイプまで、バリエーションも豊富。

Ray-Ban “AVIATOR EVOLVE” ¥25,800+TAX
,
“ROUNDMETAL EVOLVE” ¥25,800+TAX

奈良:やっぱり、実用性もあって、アクセサリーにもなるっていうのがサングラスの特徴ですよね。この〈オークリー〉のサングラスは、10年前くらいに一度めちゃくちゃ流行って、どう使うかっていうと、みんなヘアバンドの代わりに使ってたんですよね。このカーブがすごくホールド感があって、この “ヘアバンド使い” は流行りましたね。

マリエ:いま90sがトレンドだから、ストリートっぽいスタイルにも合いそう。運動する時にもぴったりだし。

OAKLEY “EYE JACKET REDUX” ¥21,700+TAX(Marie), ¥31,700+TAX(Nara)

―ちなみにマリエさん自身のブランドではサングラスはつくらないんですか?

マリエ:実はサンプルまではつくったことがあったんです。でも自分の満足の行くものはできなかった。サングラスの製造はかなり技術を持ったところじゃないとできないんです。だから、これだけのものがつくれるって、ほんとにすごいなと思います。

―初めてサングラスを買った時のこと覚えてますか?

マリエ:それこそモデルとしては駆け出しだった頃に。仕事を頑張ったご褒美に、3万円くらいのものを。当時としては高い買い物でした。

奈良:ぼくは原宿・竹下通りにある一畳くらいの小さいお店で買ったのが最初ですね。一本1,500円なんですけど、形がすごくいいんです。流行りもちゃんと押えてて。値段と比べて、びっくりするくらい(笑)。

―昔ほどではないですが、サングラスってカッコつけてるようなイメージを持たれる方も少なくないみたいです。

マリエ:私は、逆にバリバリ芸能人やってた時は掛けたくなかったですね。やっぱり斜に構えてる感が出ちゃうというか。いまは、自然と掛けれるようになりましたね。好きだから掛けるし、眩しいから掛けるし。メガネでもサングラスでもカッコ良く自分のものにしてる人を見ると、真似してみようかなって思いますしね。

奈良:サングラスってもうかなり市民権得てるというか、ファッションアイテムとして世間に馴染んでいる印象です。あと若い人にもどんどんかけて欲しいですね。ぼくもそうだったけど、高い服着てなくても、サングラスひとつでお洒落に見えるから。サングラスひとつで、いい男に見える、いい女に見える。そういうアイテムだと思います。

マリエ:あとは、自分に似合う形を見つけると自然にかけれるようになるかも。これは(The ROW×OLIVER PEOPLEのもの)プレスルームで見て、一目惚れでした。みんな掛けるもの全部に「似合う、似合う」って言ってくれるんだけど、自分でしっくりきてるかというのはやっぱり別だから。これ失くしたら多分泣くと思う(笑)。

―いまは紫外線対策としても重要度が高まっています。目からも日焼けするみたいですよ。

マリエ:日本の気候も変わってきているような気がしてて、日差しもすごい眩しいじゃないですか。もはや必需品ですよね。

奈良:それはすごく思いますね。サングラス忘れて外出した時は、やっぱ眩しいなって、いちいち後悔しますし。健康というかヘルスケア的な意味でも重要ですよね。

―今年の夏はマスクにサングラスですね。

マリエ:それに帽子も被ったら、日焼けもしなさそうだし完璧(笑)。

奈良:人の目よりも健康が大事だしね。

マリエ:お洒落に関してもきっとそうで、自分でいろいろと試行錯誤して、失敗もたくさんして、そこから得られるものもたくさんあると思う。過去の自分の写真見て「これなんだったんだろう」って思うことも未だにあるし。

奈良:ぼくもなんで腰まで髪の毛伸ばしてたんだろうって、いまでもたまに思い出すよ(笑)。

01 Oliver Peoples × The ROW “AFTER MIDNIGHT” ¥40,100+TAX
マリエさんが毎日掛けているという〈オリバーピープルズ〉と〈ザ ロウ〉のコラボレーションサングラス。ジョン・レノンが掛けていたような真ん丸のラウンドレンズが特徴的。ボヘミアンっぽいゆるい着こなしにも合うし、フラットレンズだからモードに寄せることもできる。
02 Ray-Ban “RB2186 STATE STREET” ¥23,300+TAX
〈レイバン〉の名作「ウェイファーラー」からインスパイアされたビッグフレームモデル。フロントには厚みがあり、上部が山型になっていて、エッジィなムードを演出。太いテンプルも存在感を後押し。
www.ray-ban.com/japan
03 Ray-Ban “ROUNDMETAL EVOLVE” ¥25,800+TAX
前述した調光レンズ「エヴォルヴ」を使った〈レイバン〉のラウンドメタル。レンズの色が変わる前後どちらでも、レンズから目が見えるので掛けやすい。レンズの色が変わることで、見た目の印象もガーリーから大人っぽいムードヘと変化する。
www.ray-ban.com/japan
04 Ray-Ban “AVIATOR EVOLVE” ¥25,800+TAX
こちらは「エヴォルブ」のレンズを使ったアビエータータイプ。実は上で紹介しているイエローレンズのもの。屋外に出ると、このように渋みの効いたブラウンカラーに変化する。より男らしい雰囲気に。
www.ray-ban.com/japan
ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
03-3514-2950

Ray-Ban
www.ray-ban.com/japan
OAKLEY
www.oakley.com/ja-jp
Oliver peoples
www.oliverpeoples.com/international
alain mikli
www.alainmikli.com