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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Itching for a scratch! 5

2010.10.09

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ただ僕の場合は「皿を回す」的な感覚ではなく、どちらかと言えば「ハイエンド・オーディオ」的な要素の延長線上にあったのだと思います。

これは明らかにLOFTの機材セッティングに由来する所が大で、もともとハイエンド・オーディオが子供の頃から大好きで小中学生の時に欲しかったのがJBLのParagonだった僕がLOFTに毎週末通い出した理由には、友達がかなりDavidと近い位置にいたというのもあるのですがあのフロアの真ん中でヒソヒソ話ができるほど全てのバランスが良かったシステムが何よりも大好きだったのは言うまでもありません。

もちろんあそこに集う人たちや雰囲気、そしてロフト・クラッシクなんて呼ばれるような名曲を、それもDavid本人が回すというシチュエーションによる所も多かったとは思います。

ただ雨の日は適度な湿度があってスピーカーの鳴りがいいとか、スタイラスやターンテーブル、そしてインシュレーターよろしくDJブースの四隅に添え木をして天井から吊り下げる事でフロアやウーハーからの振動を極力防ぐに対するこだわりがたまらなかったのでしょう。

Avenue A(あまりにも前の事で正確な場所は忘れちゃいましたが)を閉めた後には一時あそこにあったKlipschのスピーカーセットをCanal St.にあった友達(UREIを力説した彼)の家に移動した時は「あの名機を触ってる」的な感慨深いものがありましたもん(笑)。
last.jpg
大切なものはLAST、あとのデイリーケアーは王道・ディスクウォッシャーを多用していました。

一方のクロスフェーダーのミキサーとSL-1200MKIIのような組み合わせのように、マグネットを使ったダイレクトドライブのターンテーブルはミキサーを使ってのプレイには適していますが、モーター部分から出たシャフト部とターンテーブル部分を磁力を使って浮かしているために若干のモーター音を針が拾ってしまうという弊害があります(無音部分で比較するとスグにわかります)。

実際アホみたいに高いターンテーブルはモーター部とターンテーブル部は別にあり、それを結ぶ動力は極限にまで細くされたゴム紐を通してモーターの振動を極力伝えないような構造になっているのです。

だから本来はそういう路線に行きたかったのですが、何分当時は若輩者ゆえ先立つものがなかったので...(笑)。

ただ少しでも近づきたいと思ったのでしょう。ある著名なバイヤーに勧められたLASTというケミカルは多用していました。これは主にレコードのクリーニングとコーティング、それにスタイラスのコーティング溶剤があり、これらを塗る事によって音質の向上やレコードを減りを緩和できるというもの。

だから大切なやつにはしっかり塗ってました(笑)。
ただ本当にガッチリとコートされてしまうので、そのまえにキチンとクリーニングをしてからというのが鉄則。じゃないとダストノイズもそのままコートされてしまうので後の祭りどこの騒ぎじゃなくなってしまいますので要注意かなと...

今では国内でも売っているはずなので興味のある方は是非。

1432twit.jpg                          miyazaki_gienkin.jpg




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