Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Itching for a scratch! 7
2010.10.11
結果的に設計を開始してから竣工するまで2年近い月日を要した我が家。
地下にリビング・ダイニングがあったり10m近い吹き抜けがあったりと特殊な構造である事と、私道に挟まれた土地であった事から近隣との交渉に時間が掛かった事もあり、正直途中で飽きちゃったんですよね(笑)。
だから「丸投げ」したっていうのも疲れ果てて「もうあとは任せるよ...」って弱音を吐いた感じ。だってそこまでは絵が描けないから一番最初にハンズで材料を買ってきて模型を作って理想の家の形を説明した所から始まり、最後はドアストッパーの形まで目を通していたんですけどね。
ただ投げ出したとはいえ、担当してくれた建築家とは概要からディティールまでを話し合った仲ですので僕の求めるモノは理解してくれていたと信じていましたし、実際どストライクのものを建具屋さんと一緒に造ってくれたのです。
あ、ただし最後まで意見を聞き入れてもらえなかったものがありました。
それは...ミ、ミラーボール!
いや、初めてターンテーブルを買ったあの日からの夢だったんですよ、ボタンひとつで天井からミラーボールが降りてきてどこからともなくDJブースが現れるのが(爆)!だからかなり粘って交渉したんですけどね、構造上の問題(コンクリート打ち放し)と土地の高さ制限の問題でモーター類をしまう事が出来ない云々と結局却下されてしまったのです。まぁ僕の家でもあると同時に彼の作品でもある訳ですから、落とし所も必要だろうと...
そんな訳で落ち着いたのがコチラです。
一見ただの棚のようですが...
ピアノのように上部を持ち上げるとブースが出現します。
もちろんUREIも1200MKIIも、ちゃんと面一で収まっています。
唯一ディスコ気分を醸し出してくれるのは、ターンテーブルの上に配置されたLEDのダウンライトくらいでしょうか(笑)。ただこの手の技術革新は目覚ましい反面出始めのものは大抵ショボくて、このLEDも夜になると薄暗い青い明かりを放っています。
ちなみにその他のアンプ等の機材はターンテーブルの下の扉を開いた所に、よく聞くレコードはさらにその下の引き出し部分に収まっているので、使わないときにホコリも入りませんし見た目もバッチリ。
まぁ唯一の不満はゲストに向かってお尻を向けざるを得ない配置...と言いたいところですが、この6年で完成時も含めてパーティーのようなものをやったことがないので結果オーライかなと思っています(笑)。
ふとしたキッカケで目にした「Technics SL-1200シリーズ生産終了のお知らせ」というツイートから始まったこのポスト、気付けば1週間もダラダラと書き綴ってしまいました。本当はひと言「感慨深いものがありますね」程度にするハズだったんですが、どうやら本当に感慨深くなってしまったようです。
年齢的にもそろそろベルトドライブ式の一張羅的なターンテーブルにフォノアンプを使用したカートリッジをと考える所もありますが、この機材だけは手放すことはないでしょうねぇ...きっと...多分...あれ?
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