Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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2011.01.19
このブログのお話しを頂いた時に決めた事の中の1つに「毎日書き続けよう」という自分ルールがあるというのは以前も書いた通り。
まぁこれには僕なりの思いがあるのですが、細かいことはさておき年末のサーバーメンテナンスを除いては毎日欠かすことなく、今日のこのポストで352回目となるわけです。
最近では特に映画感想文がメインになってきているのはご承知の通りなのですが、1.6日に1度は映画を観てその感想を書いていると「マメだねぇ」なんて良く言われるのですが、今となっては朝起きて顔を洗うよりも当たり前の行為になっているというか、完全に生活の一部と化している儀式。
ツイッターと違って何となく読んでいる人が判るわけでもなく、どう思っているのかが判るわけでもないのですが、逆に軽い一方通行だから続けていられるのかなと思う反面、読んでいる人がどれくらいいて、どう思っているのかな...なんて当たり前の事を思うのも確か。
もっとも判った所で媚びるつもりもないのですが、たまにコメントを頂くと内容にかかわらずヤケに嬉しいんですよね。
僕がVISIONAIREで働き始めた頃からのモットーとして"Any Press is Good Press"、つまり「出たモン勝ち」というのがあります。
批判であれ何であれ、世に出る事に意味があると。
ベタ褒めならある程度は確実に売れるでしょうけれど、叩かれたら叩かれたなりに気になる人が出てくるのも確か。
だからそれをたった一人の人のために書き続けるプレッシャーって相当なものだと思うわけです。だって万人に対して書いていたら気にすることもできない、その人の表情やら一挙手一投足が見えてしまうんですから。
でも、それで喜んで貰えた時の達成感はなぜか共感してしまうんですよね。
どちらかと言えば「きっと喜んでもらえているだろう」っていう願いに近いものかもしれませんね...
ハッキリ言って草彅くん。
いい人を演じさせるとただのいい人を通り越して痛い人というか、痛々しい人になってしまうのが惜しい。だから前半は正直ビミョーな雰囲気を醸し出してるし、予告編を観て敬遠した人はその辺りに理由がある気がします。
何て言うんですかね、竹内結子が写ると映画なんだけど彼が写ると急にTVドラマになっちゃうっていうか...つまり、地デジカとアリエールとぽん酢醤油の組み合わせでしかない。
ただその竹内結子演ずる妻の病状が判ってからの草彅くんは凄い。
僕が思うに彼は感情を剥き出しにしたような(=本来のSMAP的立ち位置としてはにどうなのかは知りませんが)演技がバツグンに上手い。面長切れ長の目がまた打って付けなんですよね。
これはTVの「任侠ヘルパー」を見た時から思っているのですが、絶対に彼は荒々しい悪役が似合うと思うのです。
★★★★★
誤解を恐れずにいうのであれば、人生で一番号泣した映画。
前記の通り、前半は若干興醒めだったんですが途中からのスイッチの入り方がハンパなかった。正直今この瞬間もこの映画について話し出したら涙が出てくるほど。
ただね、これが作品として素晴らしいのか、お話しとして共感できるのかといえば間違いなく後者なんだと思います。だから=(イコール)これが人生で一番素晴らしい映画と言うわけではない。
そう思うと前半がとにかく惜しい。
もっと彼の良いところを延ばした上で、夢見がちな部分が出せていれば良かったのにと思います。あれじゃあ彼の方が患者さんにしか見えない。(まぁそこが狙いなのかなぁともおもうんですけどね...)
ただ、書き続けると言うこと。その思い、気持ち、願い、執着といった感情は痛いくらいに理解できます。私的小説であれ手紙であれ、はたまたベストセラーであれ、願をかけて書き続けるっていう事は相当な思いだったというのが痛いくらいに理解できるのです。
だからその終末は終わってしまうだけでなく、解放される安堵感と同時に不安と後悔との戦いの始まりなはずなのに、あれだけ清々しさを持って終われるという主人公の心情にグッと来たんですよねぇ...ずるいな、この映画(笑)。
フジテレビさん。ぜひ「任侠ヘルパー」劇場版を熱望します。
草彅君の真骨頂を見せてあげて下さい。
但し、周りは入れ換えてガッツリ本格派キャストにしたら面白いと思うんですけどね!
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