Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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It reminds me of ...
2011.07.26
今日、遠縁の親戚が亡くなりました。
...とは言っても一度もお会いした事はないので「悲しい」という表現はあてはまらないのですが、実はついひと月ほど前にその方の妹さんが亡くなったばかり。お二方とも96と91と高齢だったので、いわゆる大往生もいいところなのですが複雑と言えば複雑。
ちなみに僕の両祖父母はそれぞれ99、96、94、91で亡くなっているので簡単に言えば長寿の家系なのでしょう。
それならばなぜ複雑な心境なのかと言えば、実は今日そしてひと月ほど前に亡くなられた姉妹には御歳98歳になる一番上のお姉さん(僕は叔母さまと読んでいますが、正確に言うと母の大叔母にあたるそう)がいるのですが、その叔母さまの心中を察するとなんだか堪らなくなるんですよね。
遠縁というくらいですから関係性は遠いのですが音楽家という事もあり、同じ職業の母親と近しく行き来をしていたので僕も子供の頃から良く会っていたし、最近は家が近所だったので何かあれば顔を出すようにしていた間柄なのですが、とても98とは思えないほど元気でハッキリされているのです。
実際最近腰を痛めるまでは近所で歩いて買い物に行っているのを見かけていましたし、先日の葬儀の時も最近の社会情勢やら僕の仕事の事なんかを話していても、77になる両親よりも理解していてつくづく大正生まれの方々の気骨さを感じていたものです。
...とは言えやはり一人で生活するのは大変なようで、今もお手伝いさんが毎日来てくれているのですがお子さんもいらっしゃらないので本人は介護施設に入りたくてしかたのない様子。ただ本人的には良い意味でノリノリでパンフレットを取り寄せたり見学に行ったりなのですが、何かこの映画を観たばかりだったので訃報を聞いたあと色々と考えてしまいました。
「グッド・ハーブ」
そもそもハーブだとか、匂いだとかというものが大の苦手なのでそこまで期待していなかったのですが、時間を追うごとに引き込まれる作品。逆に言えば観ている時よりも観終わった後、それも何日も何ヶ月も経った後にふと考えさせられるような、そんな作品。
★★★★★
全体的にとても柔らかい感覚なのですが、実際には重い超現実的な問題を目をそらさずに真っ正面から捉えているあたりは女性監督の強みか。
子供の頃に捨てられなかった毛布の匂いを思い出しました。
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