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『Watchmen』

2009.10.14

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jedi_watchmen_091014.jpgウォッチメン』監督:ザック・スナイダー
出演: ジャッキー・アール・ヘイリー, パトリック・ウィルソン, ビリー・クラダップ, マリン・アッカーマン, マシュー・グード
ダークナイト』と同時期の大人目線グラフィックノベルでSF賞のヒューゴー賞を唯一とったアメコミといえば、相当期待も高まります。さらに映画化にこぎつけたのは『300スリーハンドレッド』でも手腕を発揮したザック・スナイダー。

アメリカ社会に実際にウォッチメンと呼ばれる超人的な自警団が存在し、過去のケネディ暗殺、アポロ月計画、ウォーターゲート事件その他の歴史事件の陰で暗躍していた。というパラレルワールドでの物語。ニクソン政権下の物語上の現代にはそのヒーロー達の暴走に民衆は反感を抱き、その活動は法律で禁じられていたが、一人の引退ヒーローの暗殺によって「ヒーロー狩り」の陰謀にかつてのウォッチメンたちが動き出す...。そこにソ連のアフガン派兵と核配備の緊張が高まり...と、非常にシリアスな内容。

『ダークナイト』同様、勧善懲悪路線を期待しては戸惑ってしまう内容。ヒーローは殺人を犯すし、暴力のとりこになったり、ヒーロー同士いがみ合ったり。そこがシリアス路線たる面白みでもありますが、ノレない場合はちょっと悲惨。『Mr.インクレディブル』はこの話をエンターテインメント路線に膨らませたのかな?と思える内容(そしてそっちの方がよほど楽しかった)。

唯一人間離れした存在であるDr.マンハッタンはある実験中の事故で分子レベルで周囲を操れる能力を有し核の抑止力とも神とも恐れられる存在ですが、その能力ゆえに人間的な感情を失っていく...そんな過程を描かれるのは新鮮。それぞれのヒーロー同士の対立と思惑が背景から丁寧に描かれますが、実は2世代にもわたるウォッチメン達と当時の事件をからめて描くには一作では尺がたりないかな?と。

よくできたダークヒーローものと認めますが、この難解さは万人に薦められるものではない...。

注:『幸せになるための27のドレス』27Dressesでちょっとおバカだけどモテモテ、お姉ちゃんをついつい出し抜いてしまうマリン・アッカーマンのラテックス・コスが目当てだったわけではありません。黒髪は似合わないと思ったけど( ^ω^) jedi_malin-akerman-091014.jpg

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