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『Four past midnight II』

2010.07.19

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jedi_100719.jpg図書館警察」Four past midnight II <Library Policeman,Sun Dog>
著:スティーブン・キング
借りていた本を返しに行ったついでに書架をのぞいたら、まんまと「ランゴリアーズ」収録の「Four past midnight」からの続編を発見。その名も「図書館警察」...日本人にはなじみのない名称ですが。アメリカの都市伝説のようなものらしい。

期限までに本を返さない悪い子には図書館警察がやってくる!なんとも不気味な話です。そのタイトルにつられて、まさに図書館から借りてきました。

中編ほどの物語を2部収録。軽い語り口、とらえてはなさない興味深いストーリーで夢中になって読んでしまいました。ほんと、ハードカヴァーを通勤で読むのは重くて邪魔で、カバーも掛けられないし厄介この上ないのですが(^^ゞ

地元のロータリークラブで急きょ演説をする羽目になった保険会社のサム。派遣秘書に原稿を見せたところ、よく書けているが図書館でハウツー本を数冊借りて手を加えればさらに良くなるだろうというアドヴァイスをうける。重い腰をあげて足を踏み入れたことのない地元図書館の不安を抱かせるドアをくぐったときから日常の世界が壊れていく...。

「ランゴリアーズ」に収められた作品もそうでしたが、まったく無駄がなくスルスル読めてしまう。それなりのボリュームですがキングがホラーを専門にしながらベストセラー作家として成功している秘密は、まさにこのストーリーテリングのワザのせいだとあらためて実感します。わたしだって別にホラーファンじゃないしね( ^ω^)

13歳の誕生日にもらった1つの写真しか吐き出さないポラロイドと少年の物語「サン・ドッグ」も気に入りました!

そういえばキングといえば!というほど印象に残るカヴァーアーティストの藤田新策氏の表紙も素晴らしい。「IT」、「ミザリー」、「ランゴリアーズ」に「ペット・セマタリー」...彼のカヴァーじゃないと損した気にさせられます。

期限内にこの本も返却しないと((;゚Д゚)ガクガクブルブル

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