『SUPER8』(2011) - 蛍雪ジェダイ（森山真司）

『スーパー8』SUPER8
監督・脚本・製作：J.J,エイブラムス
製作：スティーヴン・スピルバーグ
出演：ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー

1966年生まれのエイブラムス、わたし同様スピルバーグ作品で育った彼がSF、アドヴェンチャー、家族や友情をモチーフに往年の『E.T.』風エイリアンものを撮ったら...という夢のような作品（聞いただけでは）

公開前から非常に制限された情報管制のもと、期待をあおり続けて我慢できず見に行ってきました。『ハリー・ポッター』が公開される前に＾＾

監督の意向に沿ってわたしもネタばれは避けますが思った以上に友情に重きを置いた内容。『クローバーフィールド』、『E.T.』、『スタンド・バイ・ミー』、『IT』、『未知との遭遇』などなどわたしの好きな映画をごった煮したような状況で非常に楽しめました。

もすこしエイリアン側に感情移入できれば...という批評もあり確かにその通りとも思える半面、8ミリ映画を撮る趣味であつまった悪ガキ達のひと夏の冒険とみればエイリアン描写はさほど重要でもないかな...とも。

本編中、8ミリ映画で彼らが撮るのはゾンビ映画＾＾これがまたキャストである子どもたちが脚本他原案をすべてみんなで考えてつくったというからオドロキ。こどもらしい単純かつちょっとだけ苦笑いをさそう幼い描写は狙って作れるものではないな...と。オハナシの筋は完璧でしたが。


それにしてもE.T.やヨーダのクリーチャーデザインは異質なものながら親近感も覚えると言う点で、はるかにわたしの好みだと再認識しました。

主人公ジョーくんの部屋にぶら下がるダースヴェイダーのTIEアドヴァンスドがこれまた『E.T.』のエリオットの部屋を思い出させます＾＾