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Interview with PES 〜多幸感に満ちた1stソロ・アルバム〜

2012.09.21

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ファンをアッと驚かせたソロ・デビューから4ヶ月、早くも1stアルバムとなる『素敵なこと』を完成させたPES。多忙すらも「楽しんでいる」と、屈託ない表情で話すその人柄が反映されたようなアルバムは、気張らない陽気さと独特の色気で満ち溢れている。RIP SLYMEのMCとしてデビューしてから11年、今新たな一面を見せる彼に、ソロ活動のきっかけからアルバム制作の経緯、今後の展望までを訊いた。

Photos_Wataru Yoneda
Styling_Teppei
Edit_Yohei Kawada
着用アイテム:ジャケット ¥50,190、ベスト ¥27,090、シャツ ¥19,740、ショーツ ¥18,690(以上すべて SWG BLACK PLATINUM 03-5414-1591)シューズ ¥13,440(LABORATORY/BERBERJIN® 03-5414-3190)アイウェア〈EFFECTOR〉¥29,400(オプティカルテーラー クレイドル青山店 03-6418-0577)

PES
2001年『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー。日本のHIP HOPグループとして初の武道館公演、海外公演、野外5万人ライブを成功させるなど、数々の記録を作り続けてきたRIP SLYMEのMC。今年5月に突然のソロ・デビューを果たし、満を持してソロ・アルバム『素敵なこと』をリリースする。

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-アルバムが完成して、まずは現在の心境を教えていただけますか。

PES: 心境ですかぁ...そうですね、終わったっていう実感がまったく湧いてない(笑)。製作のエンジニアさんとか、ディレクターさん、現場の人たちは終わった後にメールで「良かったよ!」って感想のやり取りがあったんですけど、オレ的には「ライブとかやんなきゃっ!」っていうのがあって、まだまだ続くというか...

PES: アルバムの方向性がなかなか定まらなくて、そもそもやるのかどうかとか、じゃあアレンジは、ゲストはどうするかとか、その辺りのことですよね。楽曲自体はすでに作っていたのでけっこうあったんですけど、アルバムとして取りかかるまでには時間がかかってしまいました。結局、最終的にはプライベートアルバムみたいな感じにまとまりましたけど(笑)。

-その辺りのことがクリアになってから、一気に加速したという感じですね。

PES: そうです、そうです。毎日スタジオ入ってやってましたね。

-どれぐらいの期間で仕上げに?

PES: 1ヶ月くらいで、7月中にかなりやり込みましたね。集中して、ガッと。

-そもそも、きっかけとしてはPESさんの方からソロ活動をやりたいという訴え掛けがあったのでしょうか?

PES: ですね、ドラマの主題歌の話があって、そこに向けてシングルを何か1曲作ってくれって言われて。で、せっかく作るんだったらアルバムも視野には入れたいっていう話になって。最初だったし、プロモーション的にも「PES from RIP SLYME」の方が多分レコード会社の方もやりやすいだろうということで(笑)。その辺は販売促進のため、っていうのも重視して。基本的には、聴いてもらって「いいなぁ」って思ってもらえればいいかな、くらいの気持ちです。

-その辺りの、プロジェクトに関わる人たちへの配慮も素晴らしいですよね。

PES: まあ、みんながやりやすいのが一番良いんですよ。朝起きて、「あの現場に行くの面倒くさいなあ」って思われるの、イヤじゃないですか(笑)? 普通に来て、普通に笑って帰れるのが一番いいんですよ。

-肩の力が抜けていて、どこかPESさんらしいというか(笑)。さて、アルバムを聴かせていただいたのですが、すごくポジティブな曲が多い印象を受けました。

PES: 暗い曲を作っても、ライブでやること想定するとちょっと恥ずかしいな、というか。ひとりでステージの上で愚痴言っててもしょうがないし。あとは、作っている最中にディレクターの方が"多幸感"という言葉をよく口にしてて、何かポジティブで明るい印象を受けるのは、そういう側面もあると思います。

-作り始める前にアルバムのテーマはあったのですか?

PES: なかったですねー。正確には「ない」ってこともないんですけど(笑)。ちょっとハードというか、攻撃的なリリックとかも書いてみて、やっぱオレ向いてないな、って思って(笑)。

-「向いてない」というのは(笑)?

PES: 例えば、ブースに入って曲を録っているときとか、べつに怒ってないんですよ(笑)。だから、少しハードめなリリックを歌っていても自分的に、曲に釣られないというか...あんま気持ちが入らないからやーめよ、って。

-全12曲のうち、寺岡呼人さんとソウルフラワーユニオンの奥野さんがプロデュースに多く関わっています。お2人との関係は長いのですか?

PES: 呼人さんとは、どこかのフェスでお会いして以来の仲ですね。奥野さんは、今回のアルバムで初めてお会いしたんですよ。一発で、スゴい人だっていうのは分かりましたけど。アルバムの中で、奥野さんがアレンジしている曲と携わってない曲の差がすごいし...(笑)。

-(笑)。アルバム全体を通して聴いてみると、古き良き日本のポップス感というか、どこか王道なんだけど懐かしさがあるような気がします。

PES: ありがとうございます! 僕も思いますね。作るときに、そういうポップス感を意識して作ったものを、さらに良くするために彼らにお願いした、という部分もあるので。これはちょっと、まぁあんまりポップス感なくていいや、っていうのは2人にお願いしなかったり(笑)。なかにはカントリー調のものとかもありますし、そういう曲は自分ですべて。

-その辺りはPESさんが昔から聴いていた音楽の影響によるところが大きいのかと...

PES: そういう部分はあるでしょうね。やっぱり子どもの頃はテレビ世代だったし、「夜ヒット」とか「ザ・ベストテン」みたいな番組を毎週観てましたから、こうしてソロでやるときに、本来、身体に入ってるものが自然と出てくるというか。そういうところも大事にしつつ、かといって、盗作にならないように...(笑)。

-盗作(笑)!

PES: 「SHAZAM」(※編集部注:スマートフォンの音楽アプリケーションで、マイクで拾った楽曲の曲名を検索できる。正解率が異常に高い)を使って、ディレクターさんと何回も過去に同じような曲がないかチェックしたり(笑)。「なんか聴いたことあんだよねぇ」とか言いながら(笑)。

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