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「33DREAMS」で、ファッションピープルの"夢"が叶う! Vol.1

2012.02.17

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〈アシックスアメリカ〉が企画したランニングシューズ「ASICS33」が、日本に逆輸入という形で初上陸。それを記念し、2月2日から5月5日までの期間限定で"アメリカで活躍することを夢見る人たち"を応援するプロジェクト「33DREAMS presented by ASICS33」がスタートしました。

画像または動画と333文字以内のコメントをサイト内に入力、あとは自分が該当するジャンルを「スポーツ」「ファッション」「エンターテインメント」「ビジネス」の中から選ぶだけ。高橋尚子、DJ KAORI、津田大介、大沼久美子など、各業界の著名人で構成する審査員がそれぞれの"夢"をプロの視点で厳正に審査してくれます。最優秀賞には333万円の夢軍資金が手に入るチャンス!

せっかくなのでフイナムでも、ファッション界で夢を追いかける人たちに応募してもらうことにしました。まずは2人の若者からフィーチャーします。

Photo & Text_Shun Inoue

1. スタイリスト 田中隆行
2. 見習いデザイナー 長 賢太郎

最初に登場するのは、『MEN'S NON-NO』や『POPEYE』などのファッション誌や人気女優のスタイリングを手掛ける、スタイリストの田中隆行氏。順風満帆に見える彼が思い描く、壮大な"夢"とは。
世界をまたにかけるスタイリストになりたいんです。

―ではまず、スタイリストになろうと思った経緯から教えて下さい。

田中隆行氏(以下田中/敬称略):洋服を好きになった元々のきっかけは、スケボーにハマったこと。そこからスケート雑誌とかを見るようになって、この人たちカッコいいなと。実家が香川だったので、そういう本を手に入れるのは大変でしたね。あと当時は『BOON』や『smart』などのストリート雑誌が人気で、それもよく読んでいました。高校生の時には漠然とスタイリストになりたいなと思っていて、それで卒業とともに上京して文化服飾学院に入ったんです。

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―その卒業後にスタイリストのアシスタントに?

田中:実はけっこうあとなんです。専門学生時代に、新宿のタワーレコードによく行っていたんですが、そこで洋雑誌の魅力に目覚めて。今日持ってきた『W』『i-D』『THE FACE』をはじめ、色んな雑誌を読みあさっていました。すると、たまに日本人のクレジットを目にすることがあって、せっかくならこういう人に師事したいなと思っていたのが、師匠のタケダトシオさんなんです。

―でも、その頃タケダさんは海外にいたんですよね。

田中:そうです。僕自身は卒業後、一度はスタイリストを目指したんですけど挫折しちゃって。で、洋服屋とかでバイトしてお金を貯めていたんですよ。そしたらある日、タケダさんが日本に戻ってきてアシスタントを募集しているっていうのを見て、この人の元でもう一度頑張りたいなって思ったんです。

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―その後、独立して色々な雑誌をやるようになったと?

田中:色々というわけではないですが、声はかけてもらってます。それこそ『フイナム』でも、マガジン時代の企画に参加させて頂きました。今はスタイリングすることが楽しくて仕方ないですね。

―じゃあ、あまり不満もなく順調ですね。

田中:ないって言ったら嘘になります(苦笑)。特集という枠組みの中でスタイリングをしなくてはいけないので、自分の実力不足のせいもあって、カラーみたいなものは出しづらいですね。

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―海外の雑誌は今もチェックしていますか?

田中:もちろん常にチェックしています。これは個人的に好きな『i-D』に載っていたファッションストーリー。気になる記事を見ると、同じ人がやっていることが多いんですよ。カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクというチームでやっていて。自分でもこういったチームを組みたくて、カメラマンさんとかとよく話します。日本のカルチャーを背景にしたファッションストーリーを作って海外に送ってみたい。それこそ、僕は香川出身なんで、女の子でうどんストーリーとか(笑)。

―やっぱり自分が憧れてきた雑誌をやることが"夢"なんですか?

田中:そうですね。しかも1回ぐらいは頑張って送り続けていれば載せてもらえそうですけど、できることならで本気で活躍したい。ラグジュアリーブランドのワールドキャンペーンを任されるくらいに。それって快挙ですよね!? でも、やっぱり海外に行かないとダメなのかな......。

―なら行きましょうよ、この企画が通ったらNYに。

田中:うーん......でも、本当に行こうかなと思っている自分もいるんです。知り合いが向こうにいて頑張っているんですよ。行かなきゃ分からないこともたくさんあるはずだし。それに、カメラマンが写真展をやるように、いつかスタイリスト展みたいな展覧会を開きたいんです。それこそ、自分の渾身のファッションストーリーや自分の作った衣装を展示して。そうなると、もっともっと自分のスキルを上げなきゃいけないから、やっぱり日本にいちゃダメかも。

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―じゃあ、まず自分の作品を撮って下さい。今回は動画を応募しましょう。

田中:こういうの恥ずかしい。でもiPhoneで撮るだけだから楽ですね。口で説明しながらの方がいいのかな。......あの、もし失敗したら、あとで家から送り直していいですか?(笑)

―NYに行くの、いつにします?

田中:早い方がいいから来年にしちゃいます! 333万円が手に入ったら、それを使ってNYでファッションシュートを撮りまくって、ガンガン色んな雑誌に持ち込もうと思ってます。だから欲しいんです(笑)。

「33DREAMS presented by ASICS33」応募作品とコメントを紹介
僕は今、ファッション雑誌や広告などを中心に、スタイリストをしています。元々海外のファッション雑誌に影響を受けて、今の仕事を目指し実現しました。日本での活動も充実していますが、憧れの媒体で日本のカルチャーを背景にしたファッションページを作りたいという想いが、日に日に強くなっています。なので、来年からNYに拠点を移したい! そのための軍資金として333万円が欲しいです。

asics_prof.jpg 田中隆行
Takayuki Tanaka
スタイリストのタケダトシオさんに師事し、現在はファッション誌や広告を中心に活躍。ニックネームは「あなご」。その由来は『サザエさん』のあなごさんに似ているため。

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