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SHOPPING ADDICT 2017 Aug. 〜編集部員のお気に入り〜

東京は20日連続の雨を40年ぶりに観測したとか。記録に湧くのか、雨続きに滅入るのか。編集部はそんな巷の話題に目もくれず、良質なモノをただただお届けしていきますよ!

  • Photo_Masaki Sato
  • Edit_Rei Kawahara

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早くも秋気分。

小牟田亮

記録的な雨天&曇天が続いた8月前半。夏に早めに見切りをつけて、もう気持ちは秋モード。服に対してのモチベーションが上がってくるのを感じます。

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walenode × WISMウェルノード × ウィズムのニット

ヤクってウシ科です、知ってました?

10年くらい前に買ったカシミアのニットがいい加減古ぼけてきたので、なにかいいニットないかなーと探すこと数年。紳助じゃないけど、「一生懸命、一生懸命捜しました。ついに見つかりましたよ」です。古いね、どーも…。発見したのは、以前にもこの欄で紹介したニットブランド〈ウェルノード〉にて。今季リリースされる、“ヤク”の毛を使った一着が抜群でした。素朴でふんわりした風合いは、縮絨し、通常よりも長く洗いをかけることで生まれたものだそう。まぎれもなくニットなんですが、いい意味できれいすぎない仕上がりで、ウールのプルオーバー的な感覚でザバッと羽織りたい気分です。で、どこが「ウィズム」の別注かというとサイズなんです。通常では展開されないXLサイズをエクスクルーシヴで製作。単純なグレーディングでは無く、ストリート感のあるサイズバランスを意識しながら調整したそう。どうりで2017年っぽさが強く香っているわけですね。
各¥30,000+TAX

ウィズム 渋谷店
03-6418-5034

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BEKPROベクプロのシャツ

デザイナーのグレース、超キュートです。

このブランドを語るときは、つねにデザイナーが元〈バンド オブ アウトサイダーズ〉という枕詞がつくのですが、それにはあまり意味がないなと思っています。おそらくは精神性は受け継いでいるでしょうが、実際に作るシャツはまるで違っているから。〈ベクプロ〉の方がよりストリートで、そしてポップさを前面に出したコレクションです。ファーストコレクションから気にして見ていましたが、今季リリースされるこのリブシャツには参りました。言い方合ってるかわかりませんが、なんかオモチャとかお菓子みたいなシャツなんですよね、これ。遊び心が前面に出まくっていて、着ていてとにかく気分がアガる服。そういう服、必要だと思います。
各¥27,000+TAX

ネイビー・ノート
03-6447-4065

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WESTOVERALLSウエストオーバーオールズのコーデュロイパンツ&キャップ

極めて今日的なブランド。

物事を徹底的に掘り下げるタイプで、作るものには一切の妥協を許さない。大貫達正というデザイナーにはそういう印象を抱いていましたが、彼が先シーズンからスタートさせた新ブランド〈ウエストオーバーオールズ〉を見たときに、「あ、いろいろ吹っ切れて作っているんだな」と強く感じました。デニムを中心に据えつつも、これまでに培ってきた技術と知識をものすごくポップな形で開放したのがこのブランドだと勝手に解釈しています。そのとっつきやすさは、ウィメンズシーンでちょっとした旋風を巻き起こしていることが証明しているのかなと。売れて納得です。個人的にはデニムではなく、太畝のコーデュロイシリーズがズバでした。軽妙で最高です。
パンツ ¥23,000+TAX、キャップ ¥9,000+TAX

toff
03-3711-7795
www.toff-shop.com

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ASICSTIGERアシックスタイガーのスニーカー

琴線に触れた一足。

百花繚乱のスニーカシーンですが、どうもヘリテージ的なデザインにばかり目がいってしまいます。最新のテクノロジーや、スタイリッシュなデザインの魅力もわかっているつもりですが、それでもなお本当に欲しいと思えるのは、昔ながらの一足。〈アシックスタイガー〉の「GEL-PTG MT」は、1983年に発売されたバスケットボールシューズ、「FABREPOINTGETTER」をデザインベースとしているそう。が、あまりその辺の話に興味はありません。『スラムダンク』だと誰が履いていた? えぇそれもどうでもよかです。ただただ、体育館履きっぽいレトロなルックスに、メダリオンっぽい空気穴が空いているどこかすっとぼけたディテールに一目惚れしただけですので。
¥13,000+TAX

アシックスタイガー(アシックスジャパン株式会社お客様相談室)
0120-068-806
asicstiger.com

yama

信越五岳に出るどー!

山本博史

最近、まるで走れていない。でも、人生初の100キロ超えレースとなる「信越五岳トレイルランニングレース」は刻々と近づいている。9月中旬。大丈夫かな。

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NIKE SBナイキSBのアノラック

走れるスケートウェア。

普段からランニングに使えるか否かが、物を選ぶ基準となっている。普段着として遜色のないルックスなんだけど、あらやだ走れるじゃない、ラッキー! くらいのイメージ。であれば、いちいち着替える必要もないし、走りたいなと思ったその瞬間に走り出せてしまう。気ままなお気楽ランナーであるぼくにとって、走ることに対してはそれくらいゆるいスタンスで向き合っていきたいのだ。そこでご紹介するのが、〈ナイキ〉のスケートボードカテゴリーよりリリースされているアノラック。軽い雨風なら難なく防げる軽量のナイロンに、パッカブル仕様ってのも魅力的。カバンに放り込んでおけば、なにかと重宝する逸品。ウィンドシェルとしてトレイルランニングでも使えそうかなと。
¥9,500+TAX

NIKE カスタマーサービス
0120-6453-77
www.nike.com

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FUJITOSKATEBOARDINGフジトスケートボーディングのアイテム

メロウなローカル感。

結局のところ、ぼくのルーツはスケートボードにある。たいして上達はしなかったけど、スケートボードというカルチャーに触れたことで、そこにまつわるファッションやアート、音楽など、カルチャーと呼ばれるあれこれに自然と興味を持つようになったのだと思う。ゆえにスケートボードと名が付くと、ついつい食指が動いてしまう。福岡を拠点に洗練された上質な日常着を展開する〈フジト〉が、スケートボードカテゴリーをしれっと始めているのも、実に興味深い。かねてから地元のスケートボーダーをサポートしていたこともあり、自然な成り行きでスタートしたという同ライン。ご覧の通りの奇をてらわないものづくりもからは、スケートボードというカルチャーへの理解度の深さが垣間見られます。現状では〈フジト〉の直営店である「DIRECTORS」のみの展開という、メロウなローカル感も物欲をそそらされます。
Tシャツ ¥4,500+TAX、キャップ ¥4,500+TAX、ハット ¥4,500+TAX、サコッシュ ¥3,000+TAX

DIRECTORS
福岡市中央区警固3-4-3 東ビル1F
092-733-3997
www.wstra.com


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COLUMBIA BLACK LABELコロンビア・ブラック レーベルのパンツ

腰回りの存在感。

基本的にパンツは太いのが好きなのである。太いパンツをベルトでキュッと絞ったシルエットは、ぼくにとってのスタンダードなのだ。ゆえに手持ちのボトムスはおおかた40インチ前後がラインナップされている。そんなボトムス偏愛主義のぼくの心をズバッと射抜いてくれたのが、〈コロンビア・ブラックレーベル〉のこちらの二品。2wayストレッチを使った「ラギングランショート」に、軽いアクティビティにも難なく対応してくれる「オリカカビーチパンツ」。ともに〈コロンビア〉ならではの機能を用いながらも見た目はいたってオーセンティックで、腰回りの存在感もぼく好み。それでいて価格はリーズナブル。秋の主戦力として活躍してくれそうです。
左 ¥8,900+TAX、右 ¥15,000+TAX

コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
www.columbiasports.co.jp

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Penfield Sportswear Inc.ペンフィールドのバックパック

たったの525グラム!

普段から物を持ちすぎてしまう傾向がある。MacBookに周辺機器、ケータイの充電器、予備、筆記用具、さらに歯ブラシやリップといった最低限のヘルスケアグッズなど、日常的な必需品を詰め込んでしまうと、カバンがデフォルトで重くなってしまう。そのため、カバンには適度な収納力と軽量性が重要になる。そこで〈ペンフィールド〉。昔ながらの登山用バックパックをモチーフにしながらも、重量はまさかの525グラム! 素材のコーデュラ®リップは軽く、撥水性も兼ね備え、止水ジップ仕様のため急な雨にも安心設計。また、PCスリーブや内部のメッシュポケットなど、容易に整理整頓を可能にしたディテール面も嬉しい限り。ウエストベルトがあれば走ることだって…、と勝手に欲張りな妄想をしながら日々、愛用しています。
¥26,000+TAX

Penfield Sportswear Inc.
penfield-jp.com

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やっぱりアメリカが好き。

中田潤

今年のフジロックは昨年と打って変わって全日雨。でも雨と映像が思いもよらない化学反応を起こし、結果観客は心酔。雨もまた楽し。来年もまた行きたい。

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GREGORYグレゴリーの40周年記念モデル

時代を超えた名品。

はじめて買ったのは高校生のとき。先輩がいい感じに日焼けして使い込まれた「デイパック」を背負っているのを見て、欲しい!と思ったのがきっかけでした。それがまさにこのレッド×イエロー。当時、モデル名も分からず、ただただ自分の記憶だけを頼りに買いに行ったことを覚えています。でも、同じものはどこを探しても見つからず、結果、パープルがメインで底面がブラックの「デイパック」を購入。それも他人とかぶることはなかったけれど、頭の片隅にはずっとレッド×イエローがチラついていて。だからこそ、この40周年記念モデルは、待ちに待ったアイテムなんです。現行モデルよりもひと回り小さい25リットルにリサイズし、80年代当時と同じシルエットに。その他、現行品では見られない、当時使用されていたベルクロタイプのトレッキングポール装着用ループを採用するなど、細部に至るまで20年前の意匠を忠実に再現。無論、買わないわけにはいかないのです。
各¥22,000+TAX

グレゴリー/サムソナイト・ジャパン
0800-12-36910
jp.gregorypacks.com/home

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VINYL LETTERSビニールレターの文字ステッカー

一瞬で様変わり。

サインペインティングやチョークレタリング、ここ4,5年でよく街でも見かけるようになりました。モダンで温かみがあって崇高なのと、フォントによってはロジカルな感じもあって好きです。なかでも、サンフランシスコに住んでいるフリーハンド主体のアーティスト、ジェフ・カンハムは、まさに自分の理想形。何度真似したことか。その絶妙なタッチは、なかなか模倣できるものではありません。でも、この「ビニールレター」さえあれば、どんなモノだってたちまちヒップに様変わり。TRASH、POST、BOWL、WATER、SHOES BOXなどなど、いつも使ってる身の回りのアイテムにサッと貼るだけでOKです。黒い文字の上に少しズラして白い文字を貼ればより立体的に、手軽にサインペインティングが楽しむことができます。ぜひ一度お試しを。
各¥1,800+TAX

Swimsuit Department
03-6804-6288
www.swimsuit-department.com

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THE NORTH FACEザ・ノース・フェイスのパッカブルコート

#街 #アウトドア #無敵

昨年、今年と参戦したフジロックでは同ブランドのポンチョにお世話になりました。昨年こそ出番は少なかったものの、今年は全日雨ということもあり、ほぼずっと着ている状態。〈カブー(KAVU)〉のチルバハットも相まってリアル修行僧のような風体でした。逆に目立って良かったとも言えますが。ただ、来年も同じ格好っていうのはつまらないし、心機一転、開拓をと思った矢先に見つけたのがこれです。フェスはもちろんですが、街でも(むしろ街向け)十分活躍が期待できるM-51タイプのコート。高い耐水性と透湿性を持つ〈ザ・ノース・フェイス〉オリジナルの素材「ハイヴェント®」を採用したパッカブル仕様の逸品です。なおかつアウターにしては比較的リーズナブルなところもいい。いつもより1サイズ大きくしてバサッと羽織りたいところです。
各¥28,000+TAX

ザ・ノースフェイス・スタンダード
03-5464-2831
www.goldwin.co.jp/tnf/

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Akira Kobayashi写真家・小林昭の作品「Venice Beach」

記憶を呼び起こす一枚。

これまで渡米したのは5回。ポートランド(1997年)ワシントンD.C(1998年)ボストン(2014年)ロサンゼルス(2015年)。そして今年3月に再訪したロサンゼルスでした。そして忘れもしない、仕事を早めに終わらせ、自転車で向かったベニスビーチ。コリアンタウンから約20km、炎天下のなか片道2時間漕ぎ続けるという珍道中で、現地の人に話すとみんなから“アンビリーバブル!クレイジー!”と言われる始末。でも、雑誌で見ていたスケートパークやストリートを自分の目で見れたことは自分にとって大きな財産、とても良い思い出になりました。ドッグタウンやスヌープ・ドッグをはじめとした、自分がかつて影響を受けた文化や音楽が育まれた場所。この写真を見るたびに、自分がベニスに行ったこと、引いては20代の自分のことが呼び起こされるんです。そんな写真(写真家)に出会えたことに感謝ですね。
¥100,000+TAX(額装代別)

Rhino.inc
03-3770-0451
rhino-inc.jp

shinri

おぼこいフジロック参加者。

小林真理

フジロックに今更ながら初参戦。私的ベストアクトはThe xxかオザケンか、でもやっぱりThe xxかな。あれ以来、音楽がもう一度生活に戻ってきた気がしています。

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nonnativeノンネイティブのSPECTRUM TEE

夏に咲くカラフルなTシャツ。

例年9月は残暑があるとはいえ、夏の終わりを感じさせる時期になってきました。とはいえ今夏は雨、雨、雨ばかりで、夏なんて「まだ始まってもいねぇよ」(©『キッズ・リターン』)と言いたくなる日々。といった愚痴は置いておき、普段は白、またはグレーのTシャツでほぼ過ごしている自分もちょっと気分を変えたくなり、心惹かれたのが〈ノンネイティブ〉のカラフルなTシャツ。「スペクトラム(残像、光の連続体)」というネーミングセンスもさることながら、ビビッドながらも優しげという、ありそうでないその色彩のさじ加減に、ブランドとしての一日の長を感じます。近未来のグラフィティのような、または異星人による原始的なペイントのような、頭文字である“N”を表現したバックのグラフィックも気に入っています。終わり行く夏の主役の1枚としてはもちろん、シックなカラーリングにまとまりがちな秋冬の装いの中でアクセントとしても使えそう。写真の緑、ピンク、黄色のほか、白、紫、青、茶、グレー、チャコールがラインナップ。
各¥6,800+TAX

vendor
03-6452-3072

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CLEAR WEATHERクリアーウェザーのDONNY

スケーターじゃないけど履きたい。

たとえばデニムのリペアや、スウェットのエルボーパッチ。これらに共通するのは、補強美という美しさ。本来は必要に迫られての補強が、デザインのアクセントとして成立し、魅力になる。このスケートシューズもその系譜のひとつ。2014年に、〈バンズ〉〈コンバース〉などのデザインディレクターを歴任してきた兄弟が立ち上げた〈クリアーウェザー(CLEAR WEATHER)〉による一足は、スケーターが技を決めやすいようシューレースが斜めに走っています。さらに、通常スケーターがトリックを練習するため破れやすいトウの外側箇所にはスエードが使用され、耐久性を高めています。これが面白い表情を生み出しているというわけです。本来はスケートボード用のスニーカーですが、単純に街履きのスニーカーとしても優れたプロダクトでしょう。本質的に素晴らしいものというのはジャンルを超えるという好例です。そしてなにより安い!
各¥8,800+TAX

L’ÉCHOPPE
03-5413-4714

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DSPTCHディスパッチのトラベラーバッグ

支度も旅の楽しみのひとつ。

自分がトラベラーバッグに求めるのは、3泊4日分の荷物が入ること。それ以上の日数の旅では、どこかのタイミングで洗濯をすればよいという考え方です。そんな小旅行にぴったりの容量のトラベラーバッグを〈ディスパッチ〉の展示会で見つけました。TPOを選ばないベーシックさと細部まで考え込まれた機能性を巧みにかいつまんで融合する同ブランド。そのラインナップに新しく加わったこちらのモデルはどこまでも機能的。下部まで下げられるジッパーによる大きな開口部は、モノの出し入れがスムース。背中部分のパソコン収納部は底上げされているので、出すときにわざわざ手を深く突っ込む必要がありません。そして、ぼくはバッグを床に直置きすることが多いのだけど、底部が広いこのデザインであればちゃんと自立するというところは、多くのバッグが持っていない盲点だと声を大にして言いたい。脱いだアウターをさっとかけられるベルトも便利。旅先では荷物に対するストレスは最小にしたい、そんなわがままに応えてくれます。
¥43,000+TAX

林五プレスルーム
03-6452-2177
dsptch-jp.com

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THEザのTHE SOAPとTHE SPONGE

赤子のいる家庭へ贈物。

いとこの夫婦に初子が生まれた。身近に子どもが生まれることは珍しくない年齢だけど、いつも悩むのは何をプレゼントすればいいか。親へのプレゼントでもいいけれど、やはり何かしら赤子にも恩恵があるようなものがいいと思っています。さらに欲をいえば、デザインとしても気の利いたもの。そんなところでここ最近真っ先にチェックするのが、新しい定番品をセレクトするブランド〈ザ(THE)〉。水野学さんや中川政七さんが携わっていて、その直営店「THE SHOP」ではオリジナルのTシャツや雑貨、他ブランドのアイテムなど、しかるべき理由で選ばれたプロダクトが並んでいます。今回の石けんは、防腐剤や着色料等の添加物抜きで、安心できる成分・製法による低刺激のものなので、赤子でも安心。顔や手、体などどこを洗うのにも使えます。昔ながらの釜焚き製法で作られているから、長く使えるうえに無香料、保湿性にも優れています。方やスポンジは、洗剤を使えない食品工場などで使われている業務用スポンジ。“業務用”という言葉にめっぽう弱いんですが、このスポンジもさすがの機能。特殊合成ゴムの力を利用して、水に濡らすだけで抜群の吸着力と摩擦力を発揮し汚れを落とします。耐久性に優れ、油汚れ、水垢やこびりついた焦げにもよく効きます。赤子の口に触れる食器を洗うのであれば、洗剤を使わないで済むのならそれに越したことはないでしょう。どちらも確固たる機能性とシンプルかつノーブルなデザイン。鬼に金棒ってやつです。ほかにもいろいろとグッズがそろっているので、チェックしてみてください。
ザ・ソープ¥1,000+TAX、ザ・キッチンスポンジ(小)¥500+TAX、ザ・スポンジ(大)¥800+TAX

THE SHOP
03-3217-2008

taiyo

季節のあわい。

長嶋太陽

一年でもっとも買い物に悩む時季が来ました。秋冬ものがほしい。でも暑いから着られない。そんなジレンマをすり抜ける4点です。

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CHACOLIチャコリのミリタリーコレクション

アートかつ実験かつ日用品。

一見するとシンプルでミニマム。けれど、手にとってみればそこに込められた熱量と、作り上げるまでに費やされてきたであろう時間や思索の厚い層を感じるでしょう。ミリタリー・バッグを白と黒で再構築。と、ここまでは珍しくないアプローチなのですが、バッグの「目的」にフォーカスし、ミリタリーの細かなディテールを忠実に再現しています。日常には不要なパーツも、本来課せられた目的を尊重するゆえに決して省かない。数種類のキャンバス生地を使い分けて作り上げたのは、25型(!)のラインナップ。日用品でありながら、アートや実験的な試みとしての側面も持つ、〈チャコリ〉にしか成し得ないプロダクトです。TALONジップや、コットン生地にステッチワークを施した生地の作り込みなど、随所に込められたいい仕事をじっくり楽しんでください。
左から ML-21 ¥86,000、ML-18 ¥76,000、ML-1 ¥65,000、ML-1 ¥35,000+TAX

CHACOLI
chacoli.jp

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Phlannelフランネルのパジャマパンツ

夏と秋のはざまに。

9月はずるい。秋のような素振りをしているくせに、実際のところめちゃくちゃに暑い。特に今年は8月に発散されなかった夏の底力が9月に繰り越されそうな予感がします。そんな時季に選びたいのは、秋の面構えで暑さにも対応してくれる服。〈コモリ〉のウールリネン素材は、夏と秋のはざまの気候と気分どちらにも対応するようにつくられたとどこかで聞いて感動したのですが、〈フランネル〉のこのパジャマパンツも、その系譜に並ぶ一本です。しっとりとしたウール生地は、薄くて風通し抜群。サマーウールのようにサラサラしているわけではないので、秋冬らしい気分をしっかりと満たしてくれます。ウェストドローコードに、品のいいストライプ。リラックスと上品のあわいに立つ佇まいにグッときました。まさしく今買うべきパンツです。
¥26,000+TAX

BLOOM&BRANCH
03-6892-2014
bloom-branch.jp

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loomerルーマーのストール

絶妙な分量の色。

ツヤっぽくなく、ほっこりしすぎないストールを探していました。アンサーはこれ。尾州地区50年以上続く織工場のアイデンティティを引き継ぐ「T’acca inc.」と南貴之氏が共同で手がけるブランド〈ルーマー〉です。機織り工場と直でつながっているので、さまざまなコストをカットし、一般的な小売価格とは比較にならないほど安価に最上品質のウール等を使用したストールを生産できるのだそう。と、いうと、どうしても「品質」の部分に終始してしまいがちなのですが、〈ルーマー〉はその洒脱なあしらいがセンス抜群。生地の耳の色をそのまま生かしてつくられたこちら、きれいな色の組み合わせだと思いませんか。この絶妙な色の分量が、巻いたときにほどよく主張してくれます。肌寒い日や冷房が強いときなど、薄地のストールは今の時季から重宝します。そもそも生地が希少ゆえ展示会の段階で売り切れてしまったものもあるらしいので、店頭で見かけたら早めに手に入れておきましょう。
各¥23,000+TAX

alpha PR
03-5413-3546

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MIN-NANOミンナノのネックストラップ

好きこそもののなんとやら。

流行を追うのではなく、単純に好きなものと向き合う。伝えることを仕事にする上で、これほど強く正しく難しい姿勢はありません。「ミンナノ」のゴローさんと話をしていると、そんなことに気づかされます。このネックストラップは、一世を風靡したあの裏原宿ブランドのアイコニックなアイテムをモチーフに、細かなディテールにこだわって「ミンナノ」仕様に再構築。昔ながらのチープな金具にこだわったそうです。非合理な感情が生み出すものの魅力的なこと。妙に納得してしまいました。流行の波に後押しされてプリントTシャツやストリートのスタイルが注目されていますが、「自分が好きだから選ぶ」という基本姿勢をしっかりと身につけなければいけないと改めて考えています。夏も終わりかけですが、ウェイト重めの白Tに合いそうです。
各¥2,000+TAX

MIN-NANO
min-nano.net

mura

RAINY WALK

村松諒

8月は〈ダナー〉を履く機会が多い。東京は雨ばっかり降っているから。気温がそこまで高くないから過ごしやすいのはいいけど、梅雨に戻ったような感じだ。雨ばっかりだと着るものも限られるし、早く例年の天気に戻ってくれないかな。

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Brooks Brothersブルックス ブラザーズのベースボールキャップ

帽子の本命。

この秋冬シーズン、服の流れのひとつにコーデュロイがある。この素材を使ったものと言えばパンツが一般的だけど、今回はジャケットやコートも多い。その中でとくに気になっているのが、〈ブルックス ブラザーズ〉のアメリカ製のベースボールキャップだ。コーデュロイを全体に使ったプレーンなデザインなので、どんな格好にも合わせられそう。このキャップはアジャスターの無い仕様で、背面の中央には小さくブランドのシンボルマーク “ゴールデン フリース” が刺繍されている。これが生地と同色で、さり気なく施されているところが素敵だ。最近、個人的には帽子をまったく被ってないけど、秋冬はこのキャップを使った着こなしを楽しもうと思っている。色はネイビーとオリーブ、ブラウンの3つ。
各¥9,000+TAX

ブルックス ブラザーズ ジャパン
0120-185-718
www.brooksbrothers.co.jp

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mandoマンドのジャケット

さらっと羽織りたい。

セールが終わり、本格的に秋冬商品のデリバリーが始まった「ディストリクト ユナイテッドアローズ」。このお店が2000年9月のオープン以来、大切にしているブランドに〈マンド〉がある。もともとウィメンズの服を展開していた〈マンド〉は、“ディストリクト” の誕生に合わせて特別にメンズラインを開始。それから毎シーズンのように別注商品を展開したのがきっかけで、“ディストリクト” でずっと〈マンド〉の服を買うファンもたくさんいるそう。この秋冬シーズンは、ポリエステルのジャケットが別注アイテムとして登場した。もともと白と紺をベースにしたチェックを後染めでダークトーンの色味に変更。がらっと印象の変わったシックな見た目で、スラックスやリジッドのジーンズとの組み合わせが似合いそう。洗いのかかった薄手の生地を使っているので、ちょうど今の時期にぴったりな1着だ。
¥52,000+TAX

ディストリクト ユナイテッドアローズ
03-5464-2715
www.district.jp

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eYe COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MANeYe コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マンのパーカ

胸もとにタギングされた1枚。

8月に入ってから東京は毎日のように雨が続いている。晴れが多かった7月の陽気から一変。気温が30度に届かない日もある。日中は湿気があってじめじめしているけど、半袖でいると夜はちょっと肌寒いぐらい。そんなときに持っておくと便利なのが、スウェットパーカだ。〈eYe コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉の1枚は、ドイツ・ベルリンのグラフィティ集団「1 UP CREW」とのコラボレーションモデル。この集団はベルリンでは知られた存在で、彼らのグラフィティやタグが街中の様々なところに描かれているそう。彼らの活動の模様はYou TubeInstagramにアップされていているので、気になるかたはぜひチェックしてほしい。“ジュンヤ ワタナベ マン” のパーカは、「1 UP CREW」の正式名を胸もとにタギング。シンプルなデザインで幅広い格好に合わせられる。
¥34,000+TAX

コム デ ギャルソン
03-3486-7611
www.comme-des-garcons.com


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FURLAフルラの革小物

遊び心のあるデザイン。

財布やカードケースを選ぶのって難しい。自分で使うものだったり、相手にプレゼントするものだったり…色々なケースがあるけど、毎日持つものだからこそ納得のいくものを選びたい。中でもぼくがおすすめするのは革を使ったもの。やっぱり使っていて愛着が湧くし、多少の傷がついてもちゃんと手入れをすれば馴染んでくる。いろいろなブランドがある中で、今回ピックアップしたのは創業から90周年を迎えた〈フルラ〉。一見レディースの印象が強いけど、メンズも充実している。写真のカーフレザーを使ったロングウォレットは、レモンイエローのラインが個性的。内側はお札や小銭入れ以外にもポケットがたくさんあるから使い勝手も良さそう。サメのポップなイラストが愛らしいカードケースは、今シーズンの〈フルラ〉を象徴するアニマルプリントを使ったアイテムのひとつ。さらに、クマやアビエーターをモチーフにしたキーリングもある。こういった遊び心のある小物をいつもの格好のアクセントに取り入れてみるのもおすすめだ。
ウォレット ¥32,000+TAX、キーリング ¥11,500+TAX(写真左)、¥15,000+TAX(写真右)(以上、9月上旬発売予定)、カードケース ¥12,000+TAX

フルラ ジャパン
0120-951-673
www.furla.com

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夏風邪。

石井陽介

数日前から夏風邪をこじらせている。病院に行って薬を処方してもらいたいのだが、夏バテも相まって病院に行くまでの体力がない。どうしたものか。寒暖差の激しい日が続いているので、皆さんも気をつけましょう。

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BOWWOWバウワウのロングスリーブTシャツ

僕の90年代。

ちょっと前からよく聞くキーワード=「90年代」。さて、90年代まるっとティーンエイジャーだった自分はあの頃何してたっけ?と漠然だけど振り返ってみた。服は古着ばっかり着ていた。雑誌はSVとQJに加えて『ボム』と『アップトゥボーイ』を欠かさずチェックしていた。そして何より夢中だったのはロック。中高生の頃にドンズバ世代だったブリットポップ、思春期特有のアオイ衝動を受け止めてくれたパンク、そして忘れちゃならないアメリカのオルタナバンド勢。創意工夫を凝らした音と個性豊かなビジュアルに、とにかく影響を受けたんです。ソニックユース、フレーミングリップス、パール・ジャム、ピクシーズ、ヨラテン、ダイナソー、ペイヴメント…好きなバンドを挙げればキリがないけど、やっぱり別格はニルヴァーナ。説明するのも野暮なのでバンドのアレコレは割愛するけど、ひたすら毎日聞いていたのでニルヴァーナの曲たちは己の血になっている。そういう同世代の人、きっと多いでしょう? というワケで、自分なりにトレンドの「90年代」を咀嚼するなら、こんなロンT がちょうど良いかなぁとピックアップしたのが、この秋デビューした〈バウワウ〉の一枚。一目瞭然、言わずと知れた『NEVER MIND』のジャケットをサンプリングしたものです。これまでも数々のブランドからリデザインされてきた、あまりにも有名なジャケットだけれど、モチーフを使わずにプールだけというスマートな落とし込みかたは今までなかったように思います。両袖にあしらったNIRVANAフォントのブランドロゴも”わかっている”感じがしていい。モデル名の「FOREVER MIND」ってネーミングも最高。あれから20年以上経ったけど、十代の頃に学んだ“スメルズ・ライクティーン・スピリット”は、いくつになっても忘れたくはないなぁと。まさに、”FOREVER MIND”ですね。
¥9,000+TAX

SNUG
092-738-3877

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YSTRDY’S TMRRWウエスタンシャツ

ちょうどいいカウボーイ加減。

好きなファッションや音楽、映画などの先には必ずアメリカがいた。いつしか彼の地に憧れを抱き、ジーパンを履き、エレキを手にし、長髪にする(どこかで聞いたことあるような歌詞ですがご愛嬌)。そう、身なり格好だけでもアメリカ人になりたかったんですね。その思いはさらに強くなり、アメリカの象徴たるカウボーイに矛先が向くことに。何事にも恐れない勇気と強さ、雄大な心、自由な精神、カウボーイには自分が思う格好良いアメリカの全てが詰まっているのです。だからカウボーイハットやウエスタンブーツ、そしてウエスタンシャツは、自分にとって特別なアイテム。でも、これらのアイテムをそのまま合わせるのは至極危険。なかなかどうしてボブ・ディランのように決まるはずもなく、チンドン屋かコスプレになってしまう。その辺りの微妙なバランスをうまく消化した、もっとファッション的解釈で日本人に合うものはないものか。そんなことを昔から常々思っていたのですが、〈YSTRDY’S TMRRW〉からリリースされた1枚がまさに理想の形でした。ボックスシルエットなのでブルゾン感覚で織れる気軽さや、流線形のやわらかなウエスタンヨークなど、ウエスタンシャツ特有のアクの強さが良い意味で軽減されています。かといって洗練され過ぎているわけでもなく、デニムの絶妙な色味や白いスナップボタンなど、土臭い雰囲気もしっかりとキープ。押さえるところはしっかりと押さえつつ、きちんと今日的なアイテムへと昇華しています。こういった些細な点に作り手のアメリカに対する理解が感じられて思わず嬉しくなってしまうのです。最近にわかに盛り上がりつつあるウエスタンスタイルですが、個人的にはストリート感のある、これくらいライトな塩梅のものが良いかなぁと。
¥21,000+TAX

YSTRDY’S TMRRW
ystrdys-tmrrw.com

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OJAGA DESIGNオジャガデザインのトコス シリーズ

外遊びに使える革小物。

初めて〈オジャガデザイン〉というブランドを知ったのは10年ほど前。立体成型された3Dウォレットや積み革したコバの処理など、これまで見てきたレザーブランドのプロダクトとは一線を画したクリエイティブに衝撃を受けた。原色やパステルカラーを多用したポップな色の組み合わせも他には無かった。既成概念にとらわれない自由なデザインは、当時あきらかに異質だった。気になって立川のお店を覗きに行くと、そこは駄菓子屋で、なぜかミニ四駆のコースが中央にあって、レザーブランドのショップという体裁を謳っておきながら店頭にはほとんどレザー製品が並んでいなかった。その後もブランドの動向は常に注目しているけど、独自路線を突き進みながら変わらず驚きを与え続けてくれている。そんな〈オジャガデザイン〉が満を持して発表した新作が、写真の「TOCOS(トコス)」シリーズ。アウトドアシーンでの使用を想定しており、床革に特殊な加工を施すことで強度を向上。その加工ゆえ汚れもさして気にならないラフさも良い。バリエーションは、多方面に渡って活躍するトレイから、フェスで活躍しそうなコインケース、ナイフホルダーやツールホルダーといったDIY向けのものまでと様々。縫製箇所を極力抑えているので価格が安価に抑えられているのも嬉しいですね。今後も同シリーズで外遊び向けのアイテムを多数展開していくそうなので期待大です。しかしながら、ブランドが大きく成長しても、新しいことへ意欲的にチャレンジする〈オジャガデザイン〉に姿勢には、ただただリスペクト。これからもその動向を見守り続けたいと思います。
トレイ角 小 ¥3,000+TAX、トレイ大 ¥4,000+TAX、コードクリップ 長 ¥1,980+TAX、ツールホルダー ¥ 3,500+TAX、ナイフホルダー ¥3,800+TAX

OJAGA DESIGN TACHIKAWA
042-537-7942
www.ojagadesign.com

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NEW ENGLAND CAPニューイングランド キャップのジェットキャップ

ジェットキャップ7デイズ。

ある時はスタイリングを演出するアクセサリーとして、またある時は個性を引き出すものとして、あるいはその日の格好に何か物足りなさを感じたときなど。帽子をかぶる理由は色々あるけれど、個人的には“キャラ付けさせるアイテム”としての側面が強い。同じものをひたすらかぶり続けて顔を記号化させるというか、マンガのキャラクターみたいになりたいなぁと。ずっとかぶっていると不思議と顔に馴染むし、そうなればどんな服でも合わせられるような気がするんですよね。その時々によって選ぶ帽子の形は変わるのですが、この秋は写真の〈ニューイングランド キャップ〉のジェットキャップをかぶり続けてやろうと目下検討中。この帽子の何が良いって、ご覧の豊富なカラーバリエーション! 調子の良い日はオレンジを、清々しい日はブルーを、ちょっと疲れていときはグレーといった具合に、その日の気分によって色を変えてかぶったら面白いかなぁと。玄関に何色か重ねて置いている佇まいも可愛いし、数色揃えておきたいキャップです。形はオースドックスなアメリカ製のジェットキャップで、アジャスターにはアクセントに柄物のテープを配しております。このテープがまた、どこか懐かしい感じがして良いですね。個人的にはジェットキャップお約束の、アウトドアブランドのナイロンシェルやフリースなんかで合わせるのがベストかと。
各¥5,000+TAX

MAIDEN CONPANY
www.maiden.jp

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