〈ゴーシャ・ラブチンスキー（GOSHA RUBCHINSKIY）〉は、モスクワに拠点を置く、新進気鋭のファッションブランド。デザイナーは、映像作家やフォトグラファーなど、多彩な肩書きを持つゴーシャ・ラブチンスキーで、特筆すべきはそのブランド背景。2012年のデビュー後、「Dover Street Market」がいち早く取り扱い、あの〈コム デ ギャルソン（Comme des Garçons）〉がサポートしているという、とてもユニークな立ち位置にいるブランドです。

スケートやクラブシーンなど、母国であるロシアのユースカルチャーにインスパイアされたアイテムをユニークな解釈で表現している〈ゴーシャ・ラブチンスキー〉。2015年春夏は、独特の野暮ったさを全面に押し出しながら、パッチワークのシャツやジャケット、ロシア語のロゴ入りスウェットパンツ、エイリアンのグラフィックに見られる、どこか懐かしさを覚えるデザイン、そしてシルエットがとにかく面白い。近年の傾向でもある、"90年代"というキーワードにいち早く注目した彼の類稀なセンスはもちろんですが、〈コム デ ギャルソン〉がサポートしているのも納得。

現在、日本での取り扱いは、「Dover Street Market」をはじめ、数少ないショップのみ。なかでも、新宿を拠点に1994年よりスタートしたインポートブランド中心のセレクトショップ「JACKPOT」はアイテム数がかなり充実しています。オンラインをメインにはしていますが、ショールームのような実店舗もありますので、実際にアイテムを見てみたい方は是非、足を運んでみてください。ちなみにショップはアポイントメント制なので事前予約をお忘れなく。