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写真家松尾修による、佐世保の新たな側面に光をあてるシリーズ企画第三弾。今度は造船所の男だ!

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写真家にとって故郷とは、やはり写欲を掻き立てる魅力的なモチーフなのか。佐世保出身の写真家、松尾修氏による出版プロジェクト「THE SASEBO PROJECT」の第3弾『HEAVY METAL』がリリースされます。

東京で写真家として活動する松尾氏が、故郷である佐世保の異形な魅力にジャーナリステックな視点を持ち込むことで、新たな佐世保を浮き彫りにする本プロジェクト。撮影方法や写真集の装丁を毎回変えながら発行するという、自由度の高い企画です。最新作のテーマは「造船所で働く男たち」!

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明治期に軍港として発展し、米海軍基地、海上自衛隊や陸上自衛隊の施設、造船所、街の規模以上に発展した飲屋街、坂道だらけの街並み、ちょくちょく起こる猟奇殺人など、挙げればきりがないほどの“とっかかり”にあふれています。

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なかでも巨大な造船所で働く男たちには、「じっと眺めていたくなるような衝動をかきたてられた(松尾談)」とのこと。

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小学生の頃から、SF映画や西部劇のキャラクターのように感じていた、腰にじゃらじゃらと道具を提げ、油、サビにまみれた造船所で働く男たちを被写体にしたポートレイト作品を中心に展示販売、また作品集も先行発売します。

故郷を撮るというある種わかりやすい行為から、一歩も二歩も踏み込んだ本作。単純にただただ見つめていたくなる男たちのポートレートは、えも言われぬ魅力に満ちています。

Text_Ryo Komuta


THE SASEBO PROJECT 03 松尾修写真展「HEAVY METAL」
会期:2016年8月19日(金)~8月31日(水) <8月22日のみ休館・入場無料>
時間:11:00〜21:00 <日曜日~20:00・最終日~18:00>
場所:表参道ROCKET
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F
電話:03-6434-9059
オープニングパーティー:8/19(金) 19:00~21:00
www.rocket-jp.com

『HEAVY METAL』
写真と文:松尾修
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:吉田昌平(白い立体)
仕様:B4変版(265 x 364縦本)、布張上製本、112頁
発行:STUH
発売:日販アイ・ピー・エス
発売日:2016年8月26日(金) ※写真展にて先行発売 価格:4,500円+税

松尾修(まつお・おさむ)
写真家。1970年佐世保市生まれ東京在住。2008年「他人のアルバム」(サンクチュアリ出版)、2010年「通学路」(プランクトン)、2012年「写真論」(プランクトン)、2014年「TSP01坂道とクレーン」(ストゥ)、2015年「TSP02誰かのアイドル」(ストゥ)を発行。www.stuh.biz/osamumatsuo

THESASEBOPROJECT(サセボプロジェクト)
九州の西端、山々と海に隠された軍港と造船の街佐世保をドキ ュメントする、写真家松尾修による出版プロジェクト。
www.thesaseboproject.com

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