My home town's Brewery&Winery - A STYLIST JOURNAL（池田尚輝）

先日帰省した折（北信濃）、2件の酒屋、というかワイナリーとブルワリーを訪ねた。

ワイナリーは何度か行ったことのある小布施ワイナリー。ブラインドテストに合格し、

ANAのEU便のファーストクラスのサーヴィスに採用されているという実力で、けっこう

わかり難い場所ながらいつもお客さんが方々から来ている様子。素材の葡萄も自社農場製

というこだわり。実際味も好きで、僕は特にこのセパージュエウロパが好み。

一方酒蔵は、「縁起」という地元では昔から有名な酒があって、200年の歴史を誇る。

字面は何度も目にしたことがあったが、蔵に行ったのは今回が初めて。そこの酒蔵がビ

ールの製造に乗り出したのは2004年から。以来その志賀高原ビールは着実に評判と販路

を獲得している。

僕はエールが好きなので、本当の地元で、このようにコツコツとこだわりある完成度と独

自性の高いエールビールが作られているのは、誇りにも思えるし、素直に嬉しい。願わく

ば酒蔵でスタンディングバーでも展開してもらいたいと思った。

話はかわるが、僕が望む気楽で美味しいエールやウイスキーの飲めるパブが東京にもまだ

まだ少ない（特に昼間から営業しているところ）、とそんな話をよく仕事するヘアアーテ

ィストと立ち話していたら、自分で作れば良いじゃないか、と。突然の提案にハッとした

がなんだかとても楽しそうで、想像が膨らんだ。誰か出資してくれないかな。